「ドカベン」「野球狂の詩」「あぶさん」などで知られる漫画家・水島新司さんが今月10日、肺炎のため、都内の病院で死去した。82歳だった。葬儀は親族のみで行った。喪主は妻の修子(しゅうこ)さん。
水島さんは新潟県新潟市出身。地元の新潟明訓高をモデルにした明訓高の山田太郎などが甲子園で大暴れ。プロ野球入り後も大活躍する「ドカベン」、50歳を超えた超ベテラン投手・岩田鉄五郎や女性投手・水原勇気が活躍する「野球狂の詩」、大酒飲みの強打者・景浦安武を主人公に40年以上連載した「あぶさん」など、野球漫画の第一人者として知られた。「ドカベン」シリーズは最終章「ドカベン ドリームトーナメント編」が2018年に終了するまで連載。週刊少年誌に連載する漫画家としてはあだち充氏を12歳上回り、現役最長老となった。
20年12月1日、同日付で63年間の漫画家生活から引退することを発表。最終作は18年8月に発表した「あぶさん」の読み切り作品となった。
05年に紫綬褒章受章。長男は元タレント・俳優の水島新太郎氏。