あの日、被災した12歳は“父親”に…「繰り返してほしくない」東日本大震災を知らない世代へ 津波の記憶つなぐ 北海道

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あの日から15年。
東日本大震災で被災した12歳の小学生はいま、娘を持つ父親になりました。
震災を知らない世代が増えるなか、津波の記憶をつなごうと活動する男性の姿を追いました。
「亡くなった方も道端にいた」被災の経験を語り継ぐ
(渡邊滉大さん)「僕の家があった場所というのが、ちょっと坂を上った所の位置でして、津波、まあ来ないだろうなという思いでいました。僕の家の方も基礎しか残っていませんでした」
被災した経験を語るのは、渡邊滉大さん27歳。
ふるさとの宮城県で東日本大震災にあいました。
(渡邊滉大さん)「マチはこんな感じで流されてしまっているので、(流された自宅に)行く道中は倒れた家だとか、大きい魚がごろごろいるような。亡くなった方ももちろん、道端にはいました」
現在、札幌市内の会社に勤めている渡邊さん。
15年前のあの日は、まだ小学6年生でした。
(渡邊滉大さん)「3月11日。あの日は雪が降っていたので。こんな感じのうっすらの雪」
渡邊さんのふるさと・宮城県女川町。
押し寄せた津波で800人以上が犠牲となり、マチは壊滅的な被害を受けました。
(渡邊滉大さん)「パキパキパキというすごい音が鳴って、その瞬間、誰かが『津波だ』と叫んだ。その声と同時に焦って逃げるように小学校のちょっと上に総合体育館があったので、そっちの方にみんなで逃げていく」
自宅にも津波が達し、親戚や知人が犠牲になった渡邊さん。
選んだ道は、橋や道路を補修する仕事でした。
(渡邊滉大さん)「補修業界で、補修したことによって、災害が起きたときに緊急車両とかがいち早く現場に着けるような、違う角度から人の命を守る」
「災害からいのちを守りたい」。
その思いの原点が、女川に建てられた「いのちの石碑」です。
「いのちの石碑」は、渡邊さんが中学生の時に同級生と考えた防災の取り組みです。
津波が到達した地点よりも高い場所に、避難の目印となる「いのちの石碑」を設置。
費用は募金でまかない、21基の石碑が完成しました。
「千年後の命を守るために」。
石碑には中学生たちの思いが刻まれています。
震災から15年。
当時12歳の少年は“父親”に「家族を守りたい」気持ちに変化
渡邊さんにも家族ができました。
妻の琳茄さんと娘の莉陽ちゃんです。
宮城県石巻市出身の琳茄さんは自らも被災した経験があります。
(渡邊琳茄さん)「私たちが子どもの時に震災に遭って、悲しい思いだったり辛い経験をしたことを、できるだけ同じ思いはしてほしくないなと思うので」
「いのちの石碑」に取り組んだ渡邊さん。
社会人になってからも避難の教訓を伝える活動を続けています。
(渡邊滉大さん)「家族が増えて、家族を守りたい、自分の身を守ってほしい、そういう気持ちは強くなってきているかなと思います。これから震災を知らない子たちが何か起きたときに対応できるように、それをモチベーションにやっています」
甚大な被害をもたらした東日本大震災。
実は北海道太平洋沖の千島海構沿いでは、それと同じクラスの超巨大地震と津波が切迫している可能性があります。
(北海道大学 高橋浩晃教授)「大体400年に1回ぐらいのペースで(地震が)繰り返し起こってきているということが明らかになっています。そして、前回の地震が今から400年前に起こったと、これも確かめられておりますので、次の地震はもう満期に達している」
千島海溝沿いでは、陸側のプレートの下に海側のプレートが沈み込んでいますが、北海道大学などの研究チームが海底観測をした結果、海側と陸側のプレートがそれぞれ年間8センチ動いていることを確認しました。
プレートの境界付近に巨大地震を引き起こすひずみが蓄積している可能性が高くなっていると分析しています。
(北海道大学 高橋浩晃教授)「400年の間に30メートルたまったエネルギーが一気に放出して大きな地震が発生する。超巨大地震が起こりますと、東日本大震災と同じような超巨大な津波が発生して、それが太平洋沿岸を襲うということになりますので、現在の想定では高さで言うと20メートルを超えるようなところもある」
子どもたちに震災の教訓を…「いつか思いがつながれば」
この日、渡邊さんは講演のため、家族と一緒に旭川市を訪れました。
渡邊さんの同級生で、一緒に「いのちの石碑」に取り組んだ鈴木智博さんも宮城県から駆け付けました。
(渡邊滉大さん)「こういうタイミングでしか会う機会ないからね」
(鈴木智博さん)「ていうかこういうのも久々、かなり久しぶりだもんね。やっぱり15年経ってくるとなかなかちょっと少なくなってくるっていうのもあるし、お互いに引っ越したり仕事もある、少なくなってくる。呼んでもらえるのはありがたい」
(渡邊滉大さん)「本当にありがたい」
3年ぶりの再会を喜ぶ間もなく、すぐに入念な打ち合わせに入ります。
震災の教訓を語り継ぐ講演会には、地域の住民や子どもたちが集まりました。
ステージの傍らに設置されたのは、「いのちの石碑」のレプリカです。
(渡邊滉大さん)「いま私たちの故郷の女川に何ができるか考えてみようというのが一番最初の授業でした。まず1つめ・絆を深める。2つめ・高台に避難できる街をつくる。3つめ・記録に残し、未来へ伝える。まだ若い世代だと思うので、将来、例えば僕が札幌で仕事をするように、どこで仕事をするかわからないような状態で、その時にタイミングが悪くてってこともあるかもしれない。そんなときに何か僕たちのこの話が役に立っていただければ幸い」
(鈴木智博さん)「震災後に起きた大津波によってふるさとは飲み込まれ、かけがえのないたくさんの宝物が奪われました。悲しみで涙を流すひとが少しでも減り、笑顔溢れる町になるよう祈り、そして信じています」
「悲劇は2度と繰り返してほしくない」。
その思いを15年前の2人と同じくらいの子どもたちにも伝えます。
(小学生)「こんなにも大きな被害が出ているとは思っていなかった」
(小学生)「自分の身の回りのことを気にしながら、そういう(防災の)ことを考えていきたいと思います」
(小学生)「今回だけでこの話を終わらせてはいけないと思うし、友達とかにもしっかり伝えて、災害の恐ろしさをずっとずっと伝えていきたいと思いました」
(渡邊滉大さん)「15年が経つんだなっていうこと、僕も被災した当時はそのくらいの子だった。こんな話をして響くのかなって今の僕からしたらも思うんですけど、少なからずこの思いがどこかに響いて、つながってくれればいいなって思います」
「千年後の命を守るために」。
震災を知らない子どもたちに記憶をつなぐリレーはこれからも続きます。

《園遊会で「りくりゅう」と対面はあるか?》愛子さま、スケートはお得意でご学友とリンクに足を運ばれたことも 同い年の三浦璃来選手と“女子トーク”に期待

3月8日、東京ドームで行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本対オーストラリア戦を観戦された天皇皇后両陛下と愛子さま。両陛下とともに侍ジャパンの激戦を目撃された愛子さまはこの春、立て続けにお出ましを控えていらっしゃる。
【写真】愛子さまがボブヘアにイメチェン!ブルーの“リンクコーデ”でWBCを観戦される天皇ご一家。他、『桃太郎電鉄』のグッズを着用するりくりゅうペアや武豊・佐野量子夫妻と懇談される愛子さまなども
「3月下旬には、東日本大震災の被災地である岩手・宮城両県、4月上旬には福島県を両陛下とともにご訪問。そして4月中旬には、東京・港区の赤坂御苑にて春の園遊会が催され、愛子さまも客人をもてなされる予定です」(皇室ジャーナリスト)
園遊会は、毎年春と秋に天皇皇后両陛下の主催で開かれる社交の場。首相や閣僚、各国大使に加え、各界の功績者が招待され、招待客には“天皇の料理番”である宮内庁大膳課が腕によりをかけた料理が振る舞われる。間もなく開催される春の園遊会について、とある宮内庁関係者は「ミラノ・コルティナ五輪のメダリストたちが招待されるでしょう」と語る。
「オリンピックイヤーの園遊会には、メダリストが招待されるのが恒例です。今回の五輪では開催地と日本は8時間ほどの時差がありましたが、ご一家はそろって、御所のテレビで試合を観戦されていました。陛下のお誕生日には大会マスコットを手に、仲睦まじげに会話されるご一家の写真も公開されています」(宮内庁関係者)
冬季五輪では過去最多の24個のメダルを獲得した日本選手団。その中でも国民の話題をさらったのが、フィギュアスケートの「りくりゅう」こと三浦璃来(24才)・木原龍一(33才)ペアだろう。
「日本ペア史上初のメダル獲得が期待されていたりくりゅうですが、満を持して臨んだショートプログラムでは、得意のリフトでまさかのミス。5位発進となりました。しかし、一夜明けたフリーでは渾身の演技を披露し、世界歴代最高得点をマーク。大逆転で金メダルを獲得したのです。逆境を跳ね返した2人の姿は、日本中の涙と感動を誘いました。それと同時に、2人の強い信頼関係や仲のよさも注目されています」(スポーツ紙記者)
ショートでの失敗に沈む9才年上の木原を激励し、“お姉さん”ぶりを発揮していたことでも話題になった三浦。実はこの三浦、愛子さまと同い年で、誕生日も2週間ほどしか離れていない。
「テレビで感動の瞬間を目の当たりにされた愛子さまにとって、三浦選手はまさに“同期の星”でしょう。 園遊会に招待される約2000人のうち、皇族方との会話がニュースなどで報じられる招待者は毎年数人です。今回はりくりゅうが選ばれるとの呼び声が高く、同い年の三浦選手と愛子さまの会話を垣間見ることができそうです」(皇室ジャーナリスト)
得意なジャンプは何ですか?
愛子さまは幼少から、スケートに親しまれてきた。
「愛子さまは4才の頃から、元スピードスケート日本代表の長久保初枝さんから手ほどきを受けられています。雅子さまも、幼少の頃滞在されていたロシアでスケートを習っていたそうで、ご一家で一緒にスケートを楽しまれる機会が多くありました。
愛子さまは持ち前の運動神経のよさと勘のよさで、大変お上手に滑られるんだとか。初等科時代は週末にご学友と都内のスケートリンクに足を運ばれることもありました」(前出・皇室ジャーナリスト)
男子シングルで五輪連覇を果たしたレジェンドへ、メッセージを託されたこともある。
「2014年、上皇ご夫妻がソチ五輪のメダリストを皇居に招待された際、愛子さまは陛下に“羽生結弦選手(31才)に会ったら質問してきて”と伝言を託されたのです。陛下は愛子さまから預かった“得意なジャンプは何ですか?”という質問を投げかけられ、羽生選手は『“アクセルジャンプが好きです、得意です”ということをお伝えください』と陛下に伝えたそうです」(前出・皇室ジャーナリスト)
年齢、さらにスケートという共通点を持つ愛子さまと三浦。若いお二人ならではの会話に花が咲きそうだ。
「愛子さまは昨年末、映画のチャリティー上映会で隣に着席した俳優に“同い年ですよね”と声をかけられていました。ご公務でかかわるのは比較的年齢層が高い人々が多く、同世代との会話は新鮮なのでしょう。また、愛子さまは年齢の近い佳子さまにコスメの相談をされることもあるといいますから、同世代の三浦選手と愛子さまの“女子トーク”も見られるかもしれません」(前出・皇室ジャーナリスト)
国を代表して大舞台に臨んでこられたご経験も、愛子さまと三浦の共通点だ。
「天皇家の長女として、世界の首脳陣を相手に国際親善に務めてこられた愛子さまの重圧は計り知れません。愛子さまは初めての海外ご公務となったラオスご訪問でも相当なプレッシャーを感じていらっしゃったようで、ラオス伝統の儀式に臨まれる際はぎゅっとハンカチを握り締め、かなり緊張されているようにお見受けする場面もありましたが、それも乗り越え、すべてのご公務を無事にやり遂げられました。
20代前半にして、日本代表として世界の舞台に立っているのは、三浦選手も一緒です。お互いに共感する部分も多いのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)
園遊会へのご出席は、今回で5回目となる愛子さま。回を重ねるごとに、ご成長を遂げられているという。
「2024年の春に園遊会デビューを果たされた際は、佳子さまが愛子さまの方へさりげなく合図を送るなど、アイコンタクトでサポートされる場面もありました。しかし愛子さまは前回の園遊会では終始落ち着いたご様子で、客人と穏やかな笑顔で会話を重ねられていました。
今回、WBCでの天覧試合でも垣間見えたことですが、愛子さまはご質問がいつも鋭い。これは、事前の勉強の賜でしょう。皇族方は事前に参加者全員のプロフィールをチェックされますが、愛子さまは目下、準備に励み、メダリストたちへの質問を練っているところでしょう」(前出・宮内庁関係者)
対面する一人ひとりに、心を尽くして向き合われる愛子さま。その躍進は、間もなく迎える春、そしてその後も、確かに続いていく。
※女性セブン2026年3月26日・4月2日号

地下鉄駅で10代女性に下半身露出の男を追跡「待て!」途中から距離を保つ尾行作戦に“とっさの行動”でスピード逮捕 お手柄高校生2人に感謝状、将来の夢は…

ことし1月、札幌市内で起きた公然わいせつ事件。男子高校生2人のとっさの行動が犯人逮捕につながったとして、警察は9日、2人に感謝状を贈りました。
高校生2人が公然わいせつの容疑者逮捕に貢献
札幌中央警察署の高橋俊彦署長から感謝状を贈られたのは、札幌龍谷学園高校2年の安部掌之右(しょうのすけ)さん17歳と1年の岩本翔琉(かいり)さん16歳です。
事件が起きたのは、1月22日木曜日の午後7時半ごろ。
帰宅時間と重なり利用者で混み合う地下鉄東西線・西18丁目駅構内で、2人はその現場に居合わせました。
駅構内にある証明写真の撮影ブースにいた10代後半の女性に対し、男が突然、露出した下半身を見せつけたのです。
犯行後、男は現場から逃走し、地上へと走り去りました。
被害に遭った女性は、男を追いかけます。
現場はただならぬ雰囲気に…被害女性から話を聞き、追跡「待て!」
ただならぬ雰囲気の中、その場を通りかかったのが、安部さんと岩本さんでした。
「犯人が全力で走っていたので、何かあるなと思って」と安部さん。
女性から話を聞いた2人は、状況を察知し、女性に代わって男を追いかけました。
途中「待て!」などと静止するよう呼びかけましたが、男は無視して逃走を続けます。
途中から一定の距離を保ち“尾行”作戦に変更
2人は、男を追いかけながら110番通報し、途中からは男に気づかれないように一定の距離を保ちながら尾行する作戦に変更。
警察に電話で男の特徴や向かう方向をこと細かに伝えました。
尾行に気づかれ逆上した男に襲われる危険もあった追跡劇。
それでも岩本さんは「怖くはなかったです」と当時を振り返ります。
2人から男の居場所や特徴について報告を受けていた警察は、事件現場の西18丁目駅から約400メートル離れた路上で男を取り押さえました。
公然わいせつ容疑で逮捕されたのは、札幌市内に住む自称・無職の49歳の男でした。
2人はバスケ部のチームメイト…練習で培った判断力と意思伝達力
男の逮捕に貢献した安部さん(17)と岩本さん(16)は、バスケットボール部の先輩・後輩のチームメイト。
練習で培った体力のほか状況判断力、正確な意思疎通力が男のスピード逮捕につながりました。
感謝状を受け取った安部さんは「(犯人が捕まって)率直にうれしい気持ちです」、岩本さんは「いいことしたなあって思います」と話します。
2人の将来の夢は…
2人に将来の夢を聞くと、安部さんは「看護師です」、岩本さん「まだ決まっていません」と、リアルな答えが。
夢は「警察官」ではありませんでしたが、高校生2人の刑事さながらの機転の利いたとっさの行動が事件解決につながった逮捕劇でした。

ハメネイ師”ピンポイント攻撃”を可能に…「影の米大統領」ピーター・ティールが高市首相に接近する本当の理由

3月5日、高市早苗首相のもとへ米国のデータ解析企業の会長が表敬訪問したことが、少なからぬ波紋を呼んでいる。
1月にも小泉進次郎防衛相が米ワシントンで幹部と面会したその企業の名はパランティア・テクノロジーズ。「日米の先端技術についての現状と展望について意見交換した」(高市氏Xポスト)というピーター・ティール会長は同社の共同創業者の1人であり、イーロン・マスク氏同様、世界的フィンテック企業PayPalの共同設立者だ。
実は今、大きく変容する世界の安全保障のあり方の中心に君臨するのが同社である。彼らが米軍に提供しているAIシステムのプラットフォームが、今回のイランへの攻撃で早々にハメネイ師ら幹部を殺害し、1月にベネズエラ・マドゥロ前大統領を拉致するなど驚異的な成果を上げたといわれ、より知られるようになった。
2004年創業の同社はロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマンなど米国の防衛産業ビッグ5に、売上高こそ及ばぬものの株式の時価総額はこれらをすでに大きく上回っており、「防衛産業のマイクロソフト」とも呼ばれる程の存在感がある。
国内SNS上では、もっぱら同社の持つ「国民監視システムへの懸念」が語られているが、長年安全保障に携わってきた筆者からすれば、ようやく日本も安全保障で世界水準に近づく第一歩を踏み出せるのではないかという期待感のほうが強い。なぜなら、現代の安全保障は高度なデータ解析力やAI技術が不可欠であり、これを欠いたままでは国際社会での競争力や自律性を失いかねないからだ。
パランティア社が提供するプラットフォームは主に4つ。まず軍・諜報機関向けの「パランティア・ゴッサム(Gotham)」だ。これは、衛星画像、通信傍受データ、財務記録、さらにはSNSの書き込みまでを一つのネットワークとして可視化する。
2つ目は最新の「パランティアAIプラットフォーム(AIP)」。LLM(大規模言語モデル)を安全なプライベートネットワーク内で運用するもので、イランやベネズエラではこれが戦術案を瞬時に生成した。
3つ目が製造業、金融、航空、医療といった民間企業向けの「パランティア・ファウンドリ(Foundry)」。例えばエアバス社は数百万個の部品供給網の管理に、BP(元ブリティッシュ・ペトロリアム)は石油掘削の最適化にこれを使っている。
4つ目は「パランティア・アポロ(Apollo)。ゴッサムやAIP、ファウンドリを支える、言わば神経系統の役割を果たすプラットフォームである。
今回イラン、ベネズエラで米軍が使ったのはメイヴン(Maven)という、これら4つの基盤技術を軍事用に特化させてパッケージ化した応用システムである。
メイヴンは軍や諜報機関などさまざまな機関が上げてくる何兆もの断片的なデータ(衛星情報、ドローン映像、電子情報、傍受通信、人的情報など)を「統合」し、1日に約1000箇所もの最適な標的を捕捉、その攻撃方法・順序を決める。以前なら処理に少なくとも数週間ないし1カ月を要した分量である。
そうして作った、例えば敵の軍事施設や人員の動きのようなデータを、直観的に理解できるよう視覚化し、軍の指揮官に提供する。言わば戦争用Googleマップとリアルタイム情報ダッシュボードを組み合わせたようなものだという。
パランティアの出自を語る上で欠かせないのが、米中央情報局(CIA)が司る戦略的ベンチャーキャピタル「インキュテル(In-Q-Tel)」だ。1999年に設立されたこの組織は、政府が直接開発するには時間がかかり過ぎる先端ITを、民間の投資スキームを使って迅速に吸い上げるための装置である。
インキュテルはパランティアの創業初期から出資を行い、この支援がその後の同社の成長を後押しした。また、創業当初から「米国の国益を最大化する」ことを理念とし、NATO諸国など、民主主義という価値観を共有する同盟国・友好国のみとビジネスを行う方針を明言している。
ピーター・ティール氏や同じ共同創業者のアレックス・カープCEOは、アップルやマイクロソフトのような「技術で世界を一つに」というリベラル的な理想をはなから受け付けない。彼らが冷戦後の地政学的な冷徹な「戦い」のただ中で産み落とされたからだ。
パランティア社の面々は政権が代わる前から、「トランプが勝ったら国防をAIでどう刷新するか、防衛調達をいかに迅速に改革するか」を緻密にシミュレーションしていた。現在は第2次トランプ政権の「ど真ん中」にいる。
ヴァンス副大統領をはじめとする政権幹部たちは、ティールの弟子筋や同調者で固められており、政策の優先順位は彼らの手によって書き換えられているとも言われる。ピーター・ティール氏が「影の大統領」と囁(ささや)かれるのはそのためだ。
彼らのような米国防衛産業幹部が高市首相や小泉防衛相と面会した目的は、単なる兵器の売り込みではない。彼らが求めているのは、日本の技術力の高い工業製品のサプライチェーンである。
パランティアと並ぶ米国の防衛産業の中枢を担う新興勢力にアンドゥリル・インダストリーズがある。2017年にパルマー・ラッキーらによって設立され、トランプ政権が進める脱中国サプライチェーンを担う「自律型兵器」配備の最も重要なパートナーの一社と見られている。
アンドゥリル社は昨年12月に日本法人を立ち上げ、秋田県の小規模な町工場のモーターを見いだして「100%日本製のドローン」のプロトタイプを作り上げている。
米国やEU諸国が製造業を軽視しオフショアリングを進めた結果、精密加工の現場を失ってしまった。いくら「脳(AI)」が優秀でも、それを載せて動くドローンや艦艇というリアルな「ボディ」がなければ戦えない。そういう高度な工業製品のサプライチェーンを残す数少ない国の一つが日本というわけだ。
これまで日本の防衛産業、例えば三菱重工業や三菱電機等は、防衛部門の稼ぎは売り上げ全体の1割以下という副業程度でしかなく、しかも競争力に疑問符がつく状態。世界情勢が一変し、需要増に加速がつくこの期に及んで明確な展望を見いだせずにいる。日本の防衛産業の再編も待ったなしである。
米トランプ政権は各国に防衛費の増額を突き付けているが、その増額分がすべて米国の国防産業に持っていかれ、血税が国内の企業にまったく還元されない――そんな事態を招くべきではない。アンドゥリル社の100%国産ドローン一つ取っても、本来なら日本の企業が行うべき案件である。
この周回遅れの状態を、ぜひとも一変させなければならない。防衛装備品を「高く売りつけられるだけ」という従来の対米関係を終わらせ、日本の優れた製造技術を切り札として、こうした先鋭的な企業と対等なディールを行うべきだ。
体制づくりは始まったばかりだ。数年ほど前から経産省などが主導して日本版インキュテル、つまり防衛テクノロジーのベンチャー等を支援する国家ファンドの立ち上げが政府内部で議論されてきた。防衛省も2024年10月に防衛イノベーション科学技術研究所を立ち上げた。高市政権下で間もなく発足する国家情報局にも安全保障と産業政策の連携強化の舵取りが期待されている。
民生技術と軍事技術を分けることが不可能となった今、日本を「防衛技術供給拠点」へと再定義すること。この冷徹なリアリズムに基づいた戦略こそが、21世紀後半の日本の立ち位置を決定し、日本経済の不可欠性と自律性を高め、私たちの民主主義を守る手段となるだろう。
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(セキュリティ会社代表 平石 積明 取材・構成=西川修一)

予算委が“67分遅れ”の異常事態…野党の「数の横暴」との批判にSNSは「自業自得」と冷ややか

3月12日に行われた衆議院予算委員会の午後の開始時間が13時であったにもかかわらず、約67分遅れとなる14時すぎに始まり、この点を野党の中道改革連合の議員が厳しく批判し波紋を呼んでいる。
理事会への出席を拒否した中道
「開始の冒頭、中道の吉田宣弘議員が『このような国会運営おかしくありませんか』と疑問を呈しました。開始が遅れたのは、1時の開始直前に委員会を開催するために必要な理事会が開かれたためです。吉田議員は『憲政史上初めて』『これを数の横暴と言わずにどういうのか』などと厳しく追及しました」(スポーツ紙記者)
これに対し自民党の坂本哲志委員長は「委員会は理事会の協議のもとで決められます。理事会を開催できないような状況になったということが、委員会を1時から開けなくなったということであります。その後、理事会を開き、今この開会になりました」などと説明した。
ネット上では、委員会のスタートが遅れたのは中道側の問題だと批判する声が並ぶ。
《委員会が遅れた理由は、理事会が遅れたためであり、その理事会が遅れた理由は、中道が出席しないで開催を遅らせたことである》 《理事会が遅れたのは中道など左派野党が欠席という手段を用いて理事会の開催を遅らせたことによるものだ。委員長の立場としてこうしたことを批判出来ないのを承知で中道議員は一方的に委員長を批判している》
こうした声が聞かれる理由を政治ジャーナリストが指摘する。
「先の衆議院議員選挙では自民党が316議席を獲得する圧勝の結果となり、自民党に有利な国会運営がなされています。坂本委員長は米不足だった2024年に農水大臣を務めており、備蓄米の放出を行わずその対応が不適切だと批判を受けたこともあります。そのこともあって坂本さんが委員長の役職にふさわしくなく、運営が不適切であるとたびたび批判されています。しかしながら、今回の事態はネットの指摘にある通り、中道側が非協力的な姿勢を見せたことが、予算委員会の開始の遅れに繋がったという見方もできます」
ネット上では、《批判するのは良いけど、批判するならそれなりの質問をしてください》といった声も。
一部の国民には、中道改革連合による与党に対して向けられる“批判のための批判”はパフォーマンスと映ってしまうようだ。

≪卑劣≫「仰げば尊しのウラで…」栃木県の高校の卒業式で窃盗事件、被害生徒50人超「教室に戻ると財布から現金が抜かれていた」「調書作成で写真も撮れず」

3月2日、栃木県立宇都宮白楊高校で行なわれた卒業式の最中に卒業生50数人の財布から現金が盗まれた。無人の教室に何者かが入り、ロッカーやバッグの中に入れてあった財布から現金だけを抜いていったという。被害総額は数十万円にのぼり、栃木県警が窃盗事件として捜査をしている。卒業式という晴れの舞台を狙った窃盗事件は別の高校で過去にも起きており、今後も注意が必要だ。
【画像】ハレの日が台無し…今後犯人逮捕の決め手となりそうな高校が警察に提出したモノ
「教室に戻ると、生徒が財布から現金が抜かれていることに気づきました」
栃木県立宇都宮白楊高校の卒業式は2日午前10時から11時20分ごろまで行なわれた。卒業生と2年生は体育館で参加しており、1年生は各教室からオンラインで参加していた。窃盗事件が発覚した当時の状況を教頭が語る。
「クラスの総代に各1人卒業証書の授与を行ない、最後に『仰げば尊し』を歌い卒業式は終了しました。その後、クラスに戻って最後のホームルームで1人1人に卒業証書の授与が行なわれました。
その際に教室に戻った生徒が生徒同士で両替をしようとし財布を見て、現金が抜かれていることに気づき事件が発覚しました。すぐに職員が各クラスで自身の持ち物を確認するよう伝えました。
その後、警察を呼び、被害にあった生徒に関しては帰宅せずに残ってもらい調書を取りました。本来であれば卒業式後は家族とお祝いで食事に行くなどの予定を立てている生徒もいました。ハレの日に辛い思いをさせてしまうことになってしまったんです……」
卒業証書の授与が終わった後は校門前で記念撮影するなど、学校で顔を合わせる最後の日として友人との別れを惜しむはずだった。しかし被害に遭った四十数人の中には、調書を取るためにそうした時間を過ごせなかった卒業生もいたようだ。
「被害に遭ったのはすべて卒業生で、教室のロッカーや鞄などに入れていた財布から現金を盗られていました。財布そのものが持ち去られたり、他に何か物がなくなってたりということはありませんでした。
卒業式の最中は職員室の職員も出払いますし、卒業式が行なわれる体育館に不審な人物が入らないように警備をする職員はいましたが、教室を標的にされるとは盲点でした。
卒業式ですから保護者も出入りしますので、外部から入ってこられても場に溶け込んでいたら保護者と見分けがつかなかったと思います。すべての門に防犯カメラがついていますので警察に提出しております」
学校側は教室やロッカーに鍵をつけたり、不特定多数の人が出入りする際は受付を設置するなどの再発防止策を検討しているという。
過去には千葉の高校で被害額79万円もの窃盗も…
こうした卒業式を狙った窃盗事件については2023年3月2日、千葉県柏市の日本体育大学柏高校でも起きている。社会部デスクが語る。
「当時、日本体育大学柏高校の卒業式は午前10時から体育館で行なわれていました。この日は1年生と2年生は休みで登校していませんでした。卒業生は9クラスあり、卒業式が終わって各教室に戻ったところ、かばんの中などに入れておいた財布から現金が抜き取られていることが発覚しました。被害は4クラスにまたいで起こっており、合計71人が被害に遭い、被害額は79万円にものぼりました」
日本体育大学柏高校にはふたつの門があり、当時複数の職員が立っていたが不審者には気づかなかったという。事件について日本体育大学柏高校に取材を申し込むと『容疑者はまだ逮捕されていません。事件については報道に出ていることがすべてで個別にはお応えしておりません』との回答だった。
周囲の目が行き届きにくくなる卒業式の日を狙っての犯行により、被害者たちは新たな門出を台無しにされた。捜査の進展が待たれる。
※「集英社オンライン」では、今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス: [email protected] X(旧Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

止めたはずの自転車が消えた 満車の有料駐輪場で起きる「勝手精算」驚くべき手口と不条理

有料駐輪場に止めたはずの自転車が撤去された-。大阪市内でこうした相談が相次いでいる。駐輪場が満車の際、自転車を止めたい人が勝手に他人の自転車の精算手続きをし、路上に移動させたためとみられる。撤去にあたる市は、ほかの放置自転車と区別できず撤去費用を請求せざるを得ないとするが、正しく駐輪場を利用した人がぬれぎぬを着せられ、泣き寝入りしている状況だ。専門家はシステムなどを見直し「無断で動かせないようにする必要がある」と指摘する。
「絶対に止めたはず。なんでないの」。40代の女性会社員は困惑した。昨夏の朝、繁華街・ミナミの大阪メトロ心斎橋駅前の有料駐輪場に自転車を止めて仕事へ向かった。機械にタイヤをロックし、無人精算機で手続きするシステムで、「ガチャン」とロックが作動した感触もあった。
払う必要のない3500円
だが、夕方に仕事を終えて戻ると、自転車がない。周囲には「放置された自転車は大阪市が撤去しています」との張り紙。釈然としなかったが保管所まで足を運び、同市の定める撤去保管料3500円を支払い、自転車を返してもらった。
駐輪場を管理する大阪市建設局によると、女性と同じように「駐輪場に止めたのに撤去された」との相談は少なくとも週に2~3件は寄せられるという。市は、自分の自転車を止めるために他人の自転車を無断で動かしてしまう利用者が複数いるとみている。
無人精算機では基本的に厳格な本人確認は不要で、駐輪場所の番号を入力して利用料を払えば出庫できてしまう。さらに、市内の有料駐輪場の多くは、一定時間内であれば無料。無料の時間帯を超えていても、撤去された場合の手間や費用とてんびんにかけ、数百円であれば料金を払ってでも動かしてしまう人がいる可能性もある。
「本当に困るし、許せない行為だ」。女性は憤るが、市の担当者は「第三者に動かれた可能性を指摘されても、それを事実と裏付けるのは難しい。撤去後の保管料は一律に払ってもらうしかない」と説明する。
大阪市内では長年、放置自転車が問題となっており、市は令和5年から、繁華街などで放置自転車を見つけ次第、即時撤去する「リアルタイム撤去」を実施。1日で400~500台もの放置自転車を撤去している。
利用者の意識が高まる半面、ある駐輪場の関係者は「繁華街の梅田や道頓堀周辺では需要が高く、満車状態が続く時間帯も多い」と明かす。
利用されない暗証番号
大阪市が第三者による出庫手続きを防ぐ対策として呼び掛けているのが、暗証番号を設定する機能が付いた駐輪場の利用だ。市によると、梅田周辺で約3千台分、道頓堀周辺で約4千台分整備されているが、暗証番号の設定は必須ではなく、設定しないまま利用している人も一定数いるとみられる。市は相談が多発する現状を周知し、暗証番号の設定をするよう促していくという。
こうした行為は大阪市以外でも横行しているとみられる。大阪公立大の吉田長裕准教授(都市交通計画)は「システムや規約などを見直し、他人の自転車を無断で動かせないようにする必要がある」と話す。
需要に対して駐輪場が不足し、低料金でもある現状が状況を悪化させている恐れもあるため、「料金設計も含めた管理の高度化が求められる」とも指摘。繁華街に集まる自転車の絶対数を減らすためにも「シェアサイクルなどを用いて限られたスペースを有効活用することも重要だ」と提言している。(安田麻姫)

「炊き出しは女性」と記載の防災マニュアル 性別で負担が偏る災害時

「炊き出しは女性の担当」。そんな文言がある地域の防災マニュアルは珍しくない。
東日本大震災の被災地などでは、男性によるがれき処理が有償だった一方、女性の炊き出しは無償で、被災した女性の生活再建が遅れるなどの問題が多く見られた。
解決には防災に女性の視点を取り入れることが不可欠だが、北海道内には深刻な現状が横たわる。
実は危険な「重労働」
防災啓発活動を行うNPO法人「防災したっけ」(札幌市)の水口綾香代表(44)は、「炊き出しは家庭料理とは全く違う重労働」と指摘する。
50人分の非常用の米を用意するには約9リットルの水が必要だが、余震の恐れがある中、大鍋で沸かした湯を注ぐのには危険が伴う。
豚汁100人前を作るにも数キロの食材が必要で、3食を同じ人が担当し続けるのは困難だ。
水口さんは、自治会による避難訓練などで避難時を想定した炊き出しを男女問わずに体験してもらう。
性別で役割を固定化しないことの重要性を伝えるためだ。「地域で受け継いできた防災マニュアルだからこそ、『いつものこと』と受け入れがちだが、結果として災害時に大きな負担の偏りにつながる」
改善のためには、行政や防災組織のリーダーに女性を増やすことが急務だ。
新たに加わった女性リーダー
だが、道内市町村の地方防災会議の女性比率(2025年)は6・3%で全国最下位。道の防災会議も、18・8%(26年)にとどまる。
道の担当者は「小さな自治体では女性リーダーが少なく、防災会議のメンバーも男性が多くなる」と打ち明ける。
そんな中、水口さんとともに今年度、新たに道の防災会議に加わった女性がいる。釧路市を拠点とする市民団体「チームくしろ防災女子」の金子ゆかり代表(58)だ。
金子さんは建設会社を経営する傍ら、学校教諭や介護施設の調理師などさまざまな女性とともに防災啓発に取り組む。
重視しているのは「防災に関心を持つ入り口を楽しく広げること」。防災ポーチ作りの講座でポーチに好きなシールを貼って子供も愛着を持てるようにしたり、タブレット上で防災について遊びながら学べるデータを配布したりと、メンバーの自由な発想を取り入れている。
金子さんは2月、道の防災会議に初めて出席した。今後に向け「少人数で具体的な話し合いができる小会議にも参加して、発信していきたい」と意気込む。
行政は「良い耳」を
防災会議などの要職に女性を増やすことと同時に、防災政策のあり方自体も見直すべきだという声もある。
「弱者の声を拾うボトムアップ型であるべきだ。被災地では我慢が当然とされがちだが、人間らしく生きることを目指すなら、一番弱い人に寄り添う包摂が重要だ」。宮城学院女子大の天童睦子名誉教授(災害女性学)はそう提言する。
災害時には、女性や子供、高齢者、障害者ら、平時から社会的に弱い立場の人にしわ寄せが起きるという。避難所や仮設住宅での性犯罪やDV(ドメスティックバイオレンス)、調理や介護など無償労働の負担など、周囲に打ち明けにくい悩みを抱える被災者は少なくない。
天童さんは言う。「女性の中にも多様性があり、委員の頭数を増やせば解決する訳ではない。行政には、防災会議にはいないような人の声も聞く『良い耳』を持ってほしい」【後藤佳怜】

サウジから220人帰国 成田に、台湾の2人も

中東情勢の緊迫化を受け、退避する邦人らを乗せた日本政府手配のチャーター機が14日、サウジアラビアの首都リヤドから成田空港に到着した。イラク、クウェート、バーレーン、カタール、サウジに滞在していた計220人と、台湾の2人が搭乗していた。
外務省によると、13日までにチャーター機5便で882人が日本に退避しており、6便目で計1104人となった。現地で商用機の運航が再開しており、チャーター機の手配は当面見合わせる。

会社員の男(49)が少女誘拐 わいせつ行為ほのめかす供述も 「中学生の女の子を囲っている」

札幌・豊平警察署は2026年3月13日、未成年者誘拐の疑いで札幌市豊平区に住む会社員の男(49)を逮捕しました。
男は知人を介して知り合った10代半ばの少女を未成年であることを知りながら誘い出し、3月4日から12日までの間、監護者に無断で自宅に連れ出し、誘拐した疑いが持たれています。
警察によりますと、3月12日午後4時すぎ「中学生の女の子を囲っている男がいる」と警察に加入通報があり、事件が発覚。
調べに対し男は「間違いありません」と容疑を認めています。
男は少女へのわいせつ行為をほのめかす供述もしていて、警察が余罪を含めて捜査を進めています。