立憲民主党の野田代表は、企業・団体献金の扱いをめぐって、与野党が今月末とした結論を出す期限を先送りすることを容認する考えを示しました。
企業・団体献金の扱いをめぐっては、自民党が「献金の透明性を高める」法案を、立憲民主党などの野党が献金自体を「禁止」する法案をそれぞれすでに提出し、公明党と国民民主党も独自の法案を提出すると表明しています。
与野党が結論を出す期限とした今月末が迫るなか、立憲民主党の野田代表は、きのう、期限の先送りを容認する考えを示しました。
立憲民主党 野田佳彦代表 「若干の延長戦は覚悟していくしかないと思いますけども、我々は(企業団体献金)禁止法案を通すために、がんばっていきたいというふうに思います」
野田氏は公明と国民民主に対し早期に法案を提出するよう求め、その前に自民党案・野党案を採決することに反対する考えを示しました。
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《ウサギ虐待公判》25歳の被告が語った“身勝手すぎる犯行動機”「上司の指導が厳しく、適応障害と診断されて…」「弱みをさらけ出すことに抵抗感があった」
島内で500~600羽のウサギが放し飼いにされ、観光地として人気を博す広島県竹原市の大久野島。そんな“癒しの島”で、ウサギを虐待したして、動物愛護法違反で起訴された25歳の男の初公判が、3月26日、広島地裁呉支部で開かれた。
あまりにも残忍で身勝手な犯行の詳細は、前編記事で伝えた。2被告は法廷で、動機について何を語ったのかライターの普通氏がレポートする。【前後編の後編。前編から読む】
「自分は異常だと思いました」
起訴状によると被告は、今年の1月9日と同21日に、大久野島に生息するうさぎ計7羽に対して、胸腹部を蹴る、足を掴んで骨を折る、頭部を踏みつけ、首を掴んで口腔内にハサミを入れるなどしてケガをさせ、1羽を死なせた。被告の調書によると、起訴事実以外にも毛を抜く、耳を引きちぎる、鼻の穴の間を切るなどの犯行を自供している。
検察官の冒頭陳述によると、被告は大学卒業後、会社員として勤めていた。社内異動を複数経験するなか、上司の指導を厳しく感じるなどした結果、適応障害と診断され、事件の4か月ほど前から休職中だった。事件後に依願退職しており、当時住んでいた会社寮を退去し、住居不定となっていた。
調書内容が読み上げられたあと、弁護人からの被告人質問で、当時の心境などが明らかにされた。
被告は捜査段階から全ての容疑を認めており、動機、犯行態様も検察官が立証した通りであると供述した。不安感からか少し震えるような声であったものの、受け答えもはっきりしており、事実に向き合っているように感じられた。
元々は小動物が好きだったこともあり、初めての大久野島への訪問時は虐待する考えなどなかったという。しかしその後、SNSでの関連動画として、うさぎが悲鳴を上げていたり、解体されたりする動画が表示されたことで視聴してしまう。
弁護人「その動画を見て自分でも虐待したい欲求になったのですか」 被告「初めは『かわいそう』という思いでした」
弁護人「そこから虐待したいと思うようになったのは」 被告「『かわいそう』と思う反面、『虐待してみたい』というよからぬ思いも」
弁護人「その『虐待してみたい』という思いを自分ではどう思っていましたか」 被告「自分は異常だと思いました」
しかし男は虐待に及んでしまう。最初の犯行時の心境について「多少の躊躇はあった」とも供述している。
弁護人「周囲の人に相談はできなかったのですか」 被告「この異常さを周囲に知られたくなく」
未成年者誘拐容疑で福岡県の専門学校生の男逮捕 岐阜県の10代の女性連れ出す
未成年者であることを知りながら、岐阜県在住の10代の女性を岐阜市内の宿泊施設に連れ出して誘拐した疑いで、福岡県の21歳の専門学校生が30日、逮捕されました。
逮捕されたのは、福岡県福津市の専門学校生嶋田悠希容疑者(21)です。
調べによりますと嶋田容疑者は、未成年者であることを知りながら岐阜県在住の10代の女性を、今月27日午後7時45分ごろから28日午後4時35分ごろまでの間、岐阜市内の宿泊施設に連れ出し誘拐した疑いが持たれています。
警察は防犯カメラの映像や女性の家族から事情をきき、嶋田容疑者を割り出しました。
調べに対して嶋田容疑者は、事実に関して「間違いありません」と容疑を認めています。
霧島山(新燃岳) 噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げ
今日30日(日)3時53分、霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルが、レベル2(火口周辺規制)からレベル3(入山規制)に引き上げられました。
新燃岳火口から概ね4kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。
火山活動の状況及び予報警報事項
新燃岳では、2024年10月下旬頃から火口直下を震源とする火山性地震が増減を繰り返しており、今月28日(金)から再び増加しています。前24時間の地震回数は多い状態で経過しています。
新燃岳近傍に設置している傾斜計では、30日(日)2時50分頃から山体の膨張を示す地殻変動がみられています。2時56分頃からは継続時間が10分程度の火山性微動が発生しました。
GNSS連続観測では、2024年11月頃から、新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられる基線のわずかな伸びが認められます。霧島山を挟む長い基線では、霧島山深部の膨張を示すような変化は認められません。
監視カメラによる観測では、新燃岳火口の噴煙及びその周辺の地熱域の状況は雲のため不明です。
新燃岳の火山活動はさらに高まった状態となっています。新燃岳火口から概ね4kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。
▼対象市町村等
火口周辺警報:火口周辺警戒
宮崎県小林市 鹿児島県霧島市
火口周辺警報:火口周辺警戒
宮崎県都城市 宮崎県えびの市 宮崎県高原町
防災上の警戒事項等
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね4kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね4kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
小沢一郎がブチ上げる石破内閣「総辞職」論 みたび、政権交代の大政局をつくれるか?【永田町番外地】
【永田町番外地】#19
「不信任案が出れば石破は総辞職するだろう」
このところの石破内閣の支持率急落を受けて、立憲民主党の小沢一郎(元民主党代表)が、記者団を前にこんな見立てを披露したそうだ。
かつて細川護熙(日本新党)、さらに鳩山由紀夫(民主党)を神輿に担ぎ、自民党を下野に追い込んだ小沢の言葉には、常人には測りがたい確信めいた響きがある。
確かにこのところの石破内閣の支持率急落は、野党にとって自公政権を追い込む絶好のチャンスだが、不信任案の提出に向けた野党第1党、立憲民主党の動きは鈍い。その足かせになっているのが、早々、内閣不信任案の提出に待ったをかけた立憲民主党の野田佳彦代表にあることは衆目の一致するところだ。
「不信任を出したところですぐに連立って話があるかどうか。不信任っていうのは、伝家の宝刀だと思っているので、うかつに言わないようにしているんですよ」
野田は25日のテレビ番組でこう言って、内閣不信任案の提出にためらいを見せている。小沢の見立てどおりに総辞職するかどうか、つまるところ野田に出す気がなければ何事も始まらない。だからか、同じ日、国会内で記者団に囲まれた小沢は「不思議だ。万年野党が好きなのか。石破退陣なら首相指名は野田代表にこだわらず野党候補一本化を目指すべき。野党政権をつくることができるならだれを担いでもいい」と、野田へのイライラを募らせている。
■石破よりも立憲・野田の交代が先?
そもそも野田と小沢は犬猿の仲だ。旧民主党政権下の2012年、小沢は野田内閣の消費税率10%引き上げに反対して離党した。その小沢をはじめ多くの所属議員や支持者が昨年秋、立憲民主党代表選で野田支持に回ったのは政権交代を期待してのことだ。
自公連立与党が過半数割れした先の衆院選後の首相指名選挙の際には、みすみす石破政権誕生を許した野田に対して小沢は「84票の無効票が野田氏に入れば内閣を取れた。よく考えるべきだ」と苦言を呈してもいた。
「野田には野党第1党の代表として、野党をひとつにまとめて自公政権と対決する姿勢が見えない。立憲の支持率が上がらないことへの危機感も乏しい。小沢さんじゃなくても、見ていてイライラしますよ」とは、同党所属議員の声。
もっとも、野田が内閣不信任案の提出に舵を切ったとしても、これを迎え撃つ石破首相は小沢の意に反し、総辞職なんか考えていないかもしれない。
官邸スタッフは「自民党や内閣の支持率が急落しても、石破は辞める必要がないと国民世論は言ってますし、本人もやる気満々。不信任案を出されたら解散に打って出るつもりです。解散の2文字をチラつかせれば、自民党内の石破降ろしを牽制できますし、立憲も本音では今の支持率では解散されたら困りますからね」とうそぶく。
要は、立憲など野党がどこまで本気で政権を取る気があるのかが問われている。あるのなら、仮に解散されても怖くはないはず。
ビビる野田に代わる“野党統一の首相候補”を小沢が早急に用意できるかどうか。それが次の焦点だろう。
(特命記者X)
横浜 住宅で火事、焼け跡から性別不明の遺体 60代の長男と連絡とれず
30日午前5時55分ごろ、横浜市青葉区新石川2丁目、自営業の女性(87)方で、女性の次男(55)から「住宅から黒い煙が上がっている」と119番通報があった。2階建て住宅を半焼し、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかった。
青葉署が身元を確認している。署によると、この家は女性、長男(62)、次男の3人暮らし。出火当時、3人とも在宅し、次男が煙に気づいて女性を連れて避難した。長男と連絡が取れていないという。
警察官装った特殊詐欺、50代女性が2000万円だまし取られる…偽の「逮捕状」送られ
山形県警組織犯罪対策課などは24日、山形県鶴岡市の50歳代の女性パート従業員が、警察官などを装った特殊詐欺の被害に遭い、現金2000万円をだまし取られたと発表した。
発表によると、2月24日、女性のスマートフォンに着信があった。電話に出ると、ソフトバンクカスタマーセンターの「カネコ」や、福岡県警の警察官「サトウ」を名乗る人物らから、女性の電話番号が犯罪に利用されていると告げられた。
後日、サトウの上司を名乗る人物が「あなたに逮捕状が出ている。口座の金が犯罪で得たものか確認する必要がある」などと言ってきた。「逮捕状」と書かれた書類の画像を送るなどしてきたことから、女性は本物の警察官だと信じた。
女性は指示に従い、今月3~13日、10回にわたり、計2000万円を振り込んだ。連絡が途絶えたため、鶴岡署に相談して被害に気づいた。
JR黒崎駅で男性が線路に転落 足を貨物列車にひかれ死亡
29日夜、北九州市のJR黒崎駅で男性が列車にはねられました。
男性は事故後は意識があったものの病院での治療中に死亡が確認されました。
29日午後11時ごろ、北九州市八幡西区のJR黒崎駅で「貨物列車と人が接触した」と博多駅の指令室から警察に通報がありました。
列車と接触したのは、北九州市小倉南区朽網西の原口大作さん(46)で、足をひかれけがをしていたため、近くの病院に運ばれました。
原口さんは事故後は意識があったものの、およそ3時間半後、病院での治療中に死亡が確認されました。
警察によりますと、駅の防犯カメラには、原口さんがホームから足を踏み外し線路に転落する様子が映っていたということです。
「拘留されたくなければ200万円」警察官装う電話 宮古島市の自営業男性、詐欺被害
宮古島署は28日、県外の警察官や検事を装ったおれおれ詐欺で、宮古島市に住む自営業の50代男性が現金200万円をだまし取られたと発表した。
同署によると8日午前3時ごろ、男性の携帯電話に県外の警察官や検事を名乗る男から「詐欺事件の主犯格として逮捕した男が、あなたから口座を買ったと供述している」「拘留されたくなければ被害額1億円のうち、2%にあたる200万円を支払う必要がある」などとうその連絡があった。
男性は携帯のショートメッセージで主犯の供述調書とされる画像を見せられて信じ込み、近くの金融機関から4回、現金計200万円を振り込んだ。
その後に連絡がないことを不審に思い、署に相談して詐欺と分かった。
<独自>逮捕のJR東社員、盗んだ生理用品隠す「収集癖あった」 面会の妻に処分依頼
トイレの女性を隠し撮りしたとして埼玉県警に逮捕されたJR東日本社員(37)=逮捕後に懲戒解雇=が、会社の更衣ロッカーなどにごみ置き場から持ち去った生理用品や女性靴を隠していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。さらに、勾留中に面会した妻を通じて同僚に処分を依頼していたことも判明。罪が重くなることを恐れ、証拠隠滅を図ろうとした疑いがある。
捜査関係者によると、元社員は勤務先の神田総合事務所(東京都千代田区)の女性トイレ内に捨てられた生理用品などをまとめた集積所のごみや、会社支給の女性用スニーカーなどを持ち去り、2~3年前から自分の机や更衣ロッカーに隠していた。県警の調べに「会社にばれるとまずいと思ったが、収集癖があり、止められなかった」と供述した。
元社員は昨年8月、JR浦和駅の公衆トイレで女性を盗撮したとして県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された。
妻に依頼したのは勾留中に面会した際、ロッカーや机の中に隠した生理用品の処分。妻は夫の同僚にLINEで処分するよう頼んだが、同僚はロッカーの中身を確認した上で断ったという。
事業所や家庭から出された資源ごみや可燃ごみを集積所から持ち去った場合、路上に捨てられた一般ごみとは異なり、個人のプライバシーが含まれるケースもあり、窃盗罪や市区町村によっては持ち去り禁止を定めた条例などに抵触する恐れがある。
元社員の同僚だった女性は産経新聞の取材に「会社には警察に被害届を出してほしいとお願いしたが、応じてもらえなかった。加害者のプライバシーが守られ、なぜ被害者の感情は無視されるのか。今も納得できない」と話す。
一方、JR東日本首都圏本部は「この件でも警察とは相談したが、被害者の特定が難しく、被害届の提出は見送った」と説明した。元社員は同事務所内のトイレで同僚女性を隠し撮りしたとして昨年9月、性的姿態撮影等処罰法違反の罪で起訴された。