栃木県で女性が殺害された強盗殺人事件で、公開手配された男が現場の指示役とみられる男に4000万円の報酬を示唆するメッセージを送っていたことがわかりました。
おととい(29日)公開手配された益田和彦容疑者(48)は今月14日、仲間と共謀し、栃木県上三川町の住宅に押し入り、住人の富山英子さん(69)を殺害した強盗殺人の疑いがもたれています。
この事件ではこれまでに実行役の少年4人と、少年らに指示を出していたとみられる竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)、そしてきのう(30日)、新たに「リクルーター役」とみられる18歳の男子高校生が逮捕されています。
益田容疑者は海斗容疑者に犯行を持ちかけた事件の主導役とみられています。
その後の捜査関係者への取材で、益田容疑者が秘匿性の高い通信アプリで「カズ」というアカウント名を使い、海斗容疑者に「1億40%」などと4000万円の報酬を示唆するメッセージを送信していたことが新たにわかりました。
益田容疑者は富山さんの家には1億円の資産があるという情報を得ていたとみられていて、「ルパンやる?」などと事件への参加を持ちかけるメッセージも送っていたということです。
益田容疑者は佐賀県出身で、以前、タクシー会社に勤務していました。
元同僚の男性 「私が入社し、右も左もわからないときに気安く声かけてきてくれる。人懐っこい。間違いであってほしい。直接自分が手にかけてないとはいえ、そういうことになっているのなら、自分から出てきてほしい」
益田容疑者は事件の3日後に成田空港から海外へ出国していて、警察は、海外の捜査当局と連携して行方を追っています。
【情報提供】 栃木県警下野署0285-52-2674
「news」カテゴリーアーカイブ
《白のベコベコBMWで“買い出し”貴重映像》栃木トクリュウ事件“ギプスの主導役” 益田和彦容疑者が事件2日前のホームセンターで“不審行動” 「カートには手袋のようなもの」
栃木県上三川町の住宅が強盗被害に遭い、住民の富山英子さん(69)が殺害されてから2週間あまりが経った5月29日、事件に新たな進展があった。栃木県警はこの日、事件を主導したとみられる住所・職業不詳の益田和彦容疑者(48)を強盗殺人容疑で公開手配した。
新たに浮上した事件の重要人物について、NEWSポストセブン取材班は貴重な目撃証言と、証拠映像を得た。
大手紙社会部記者が捜査状況を解説する。
「男はすでに逮捕されている”指示役”の竹前海斗容疑者(28)と知り合いだったとみられている。竹前容疑者とは『シグナル』や『テレグラム』など秘匿性の高いアプリで”カズ”と名乗ってやり取りをし、事件前には報酬を提示した上で『ルパン(強盗の隠語)やる?』など事件への参加を持ちかけた。
被害者の富山さん宅の位置情報や、資産状況がわかる情報はこの男が竹前容疑者らに共有していたとみられ、実行役の少年たちが犯行に使った凶器のバールについても、益田容疑者自身が横浜市内のホームセンターで事前に購入していたと判明しました」
今回の事件では、5月17日に羽田空港から”高跳び”しようとしていた竹前容疑者が羽田空港で逮捕されている。同日、益田容疑者は羽田ではなく成田空港から中国に向けて出国したという。
「捜査関係者によれば、益田容疑者は航空便で中国を経由し、その後は東南アジアに向かった可能性があるといいます。トクリュウが絡む事件に関しては過去にも、容疑者が東南アジアで拘束された事例がある。警察は海外の当局と連携する姿勢をとっており、男の行方を鋭意、追っている」(同前)
あるキー局記者によれば、「事件に使われたバールは、竹前容疑者が住んでいた自宅から車で10分ほどの距離にある横浜市内のホームセンターで購入されたと見られる」という。一方で事件の2日前、益田容疑者と竹前容疑者らしき男の姿が、神奈川県内の別のホームセンターで目撃されていた。
2人を目撃した男性が話す。
「5月12日夜に川崎市内のホームセンターを訪れたとき、目の前に片方のヘッドライトあたりがベコベコになった白のBMWが駐車していたんです。後にニュースで似た特徴の車が犯行に使われたと見て、ドラレコを見返したら竹前容疑者らしき人物が映っていたんです」
男性がこのホームセンターに着いたのは20時25分ごろ。ドライブレコーダーの映像を見ると、BMWの運転席には竹前容疑者らしき眼鏡をかけた男が乗っている。およそ20分後、右肩から手にかけて黒いサポーターのようなものをつけた男性が、カートを片手で押してBMWのもとへ戻ってきた。
「私もリコさんも“死ね”と100回以上言っていた。死ぬしかなかったと思う」内田梨瑚被告の共犯・小西優花受刑者が“殺意はあった”とする背景【旭川・女子高生転落死】
当時17歳の被害者Aさんを北海道旭川市の景勝地「神居古潭」の吊り橋から転落させ、殺害したなどの罪に問われている内田梨瑚被告(23)。事件から約2年経ち、ついに公判が始まったが、「殺意はなく、(Aさんを)橋から落下させてもいない」と殺人罪を否認している。
5月27日に旭川地裁で行われた第3回公判では、共謀の小西優花受刑者(21)が「リコさんがAさんの肩甲骨のところを両手で押した」などと証言した。なお、小西受刑者はすでに公判を終えて、懲役23年の判決が下されている。
Aさんは、内田被告の写った画像データを無断でSNSに投稿したことを発端に、因縁をつけられた。内田被告に呼び出されて、一緒に車でAさんを連れ回した小西受刑者は、事件当日が被害者との初対面だったそうで、「口数が少なくて大人しい子だと感じた」と振り返っている。
深夜、「神居古潭」に到着し、内田被告と小西受刑者は、Aさんを吊り橋の欄干に座らせて、「死ね」「落ちろ」などと罵倒したという。弁護人質問で、小西受刑者は「殺意があったと思う」と述べた。
弁護人:本気だったのか、Aさんを試していたのか? 小西受刑者:本気だったと思う。殺意があったと思うし、私もリコさんも「死ね」と100回以上言っていたから、Aさんはそれに従うしかなかったと思う。
また、内田被告の調書を読んだとして、小西受刑者は、「あの日の事実と全く違う」と指摘した。弁護人とそういったやり取りが行われている間、内田被告は表情を変えず、ただまっすぐ前を見ていた。
Aさんを連れ回している途中で立ち寄ったコンビニで、Aさんが大声を出して助けを求めた際、小西受刑者は馬乗りになってビンタするなど暴行を加えた。しかし、もともと自身は暴力的なタイプではなかったという。「小学生同士のケンカみたいなことはあったけど、今回のような暴力は一切なかった」と語った。
裁判官:なぜ今回は暴力を振るった? 小西受刑者:自分のことしか考えていなかった。(暴行の様子が)コンビニの防犯カメラに写り、捕まる不安とか怒りがAさんに向いてしまった。
また、内田被告がAさんに金銭を要求する中で、「パパ活で稼げ」と指示いていたことも明かされた。
恐怖と絶望の末に、Aさんは命を落とした。裁判官の「事件を起こさないために、どうすればよかったと思うか?」という質問に、小西受刑者は、以下のように答えた。
「リコさんから電話で、”留萌の子を旭川まで連れてきた”と聞いた時点で、これはヤバいんじゃないかと警察に通報すれば、Aさんを助けることはできたんじゃないか。それをできなかった私にも責任はあると思っている」
また、小西受刑者は証言席で、「償いの気持ちで受刑生活を送っていくが、ご遺族の方々にとって一番の償いは、私たちが死ぬことだと思う。本当に申し訳なく思います」とも真剣な表情で語っていた。
“殺意はなかった”とする内田被告と、”殺意はあったと思う”とする小西受刑者。裁判では、どちらの主張が真実と結論づけられるのだろうか。
高市一強の陰で「民主王国」北海道で大敗した中道・落選議員の現在地…資金難、どぶ板、市長選の影 長く先の見えない浪人生活の苦闘
政権の枠組みが変わり、戦後最大の与党を生んだ衆議院選挙から3か月が経ちました。一方で、かつて「民主王国」と呼ばれた北海道で、最も多く落選したのが、立憲民主党出身の中道の議員たちです。彼らの今を追いました。
高市一強と中道落選議員の今
落選から3か月あまり。「顔写真のパネル」を手に、この日も函館駅前の交差点に立ちます。
支持者 「(落選し)今回残念でしたけど、充電期間と思って頑張ってください」
前衆議院議員の逢坂誠二さん67歳。北海道渡島、桧山が選挙区で、当選6回のベテラン政治家です。
街頭演説 「もちろん再生可能エネルギー、これは非常に大事なものであります。だからと言って環境の破壊をしながら、地元の賛成もということでは、まずいわけであります」
まず、話題にしたのは、地元で注目を集める風力発電所計画です。バッジを失い、地域の課題や活動への思いを地道に伝える毎日です。
衆議院議長(国会・国会10月) 「内閣総理大臣に指名することに決まりました」
“解散1週間前”の新党「中道改革連合」設立
保守色に強い高市総理の誕生で、連立政権を離れた公明党。
逢坂さんが所属していた立憲民主党は、その公明党と、解散のわずか1週間前に合流し、「中道改革連合」を立ち上げました。
中道改革連合 野田佳彦 前共同代表 「中道はですね、右にも左にも傾かずに、対立点はあるかもしれませんけど、熟議を通して解を見出していく」
不満を漠然とした期待に変えた高市旋風…中道や焼け野原に
迎えた衆院選。歯切れよく「総理の私を選ぶか否か」と問いかけた高市旋風は、「国民の不満」を「漠然とした期待」に変えました。
一方、中道は「1+1=2にはならず、焼け野原」という歴史的大敗を喫したのです。
中道改革連合 逢坂誠二 前衆院議員 「ひとえに私の力不足、努力不足、それに尽きると思う」
逢坂さんも小選挙区で敗れ、比例復活も叶いませんでした。
5月、連合系の集会で、珍しく選挙戦を振り返りました。
中道改革連合 逢坂誠二 前衆院議員 「今回の中道改革連合設立というのは、やっぱりどう逆立ちしてみても無理がある。こんな直前の選挙でそんなことが浸透するはずがない」
ハッシュタグは「歩く歩く聞く聞く」
中道改革連合 逢坂誠二 前衆院議員 「鹿部で買う元祖大沼だんご」
逢坂さんのSNSのハッシュタグは「歩く歩く聞く聞く」。地域の祭りには、こまめに顔を出し…。
来賓として声が掛かれば、片道2時間以上かけて、消防団の訓練に駆け付け・・。
馴染の店で、元気をもらい…。
「おしゃべり会」と銘打って街角に立ち、人々が直接、話しかけてくるのをじっと待ちます。
中道改革連合 逢坂誠二 前衆院議員 「(おととしの)コナンの(イベント)のほうが一番人が通った。ここに立っているとそれがよく分かる」
東京の事務所は閉鎖、秘書は6人から3人に減らす
経費を圧縮するため、東京の事務所は閉鎖し、6人いた秘書も、3人に減りました。この先、気になるのは、政治家としての活動資金です。
中道改革連合 逢坂誠二 前衆院議員 「お金は大変だね。やっぱり事務所一つ持って、コピーとか。また都会と違って車がなければ活動にならない。大体年間、最低でも2000万円くらいかかる」
途中、解散がなければ、現在の衆議院議員の任期満了は、2030年の2月7日。 その間、どう過ごすか…中道の政治家の悩みは尽きません。
長く先の見えない“浪人生活”
先週、札幌・清田区で行われた小学校の運動会。先の衆院選で落選した中道の荒井優・前議員の姿がありました。
中道改革連合 荒井優 前衆院議員 「知っている人にあいさつしたり、あとは小学校の先生とかですかね。今は少しトーンダウンしていたので、落選してからは初めて学校に来た」
51歳と働き盛りの荒井さん。現職の動向次第で、来年春の札幌市長選挙への出馬も取り沙汰されています。
中道改革連合 荒井優 前衆院議員 「中道というコンセプトはもう1回みんなで見直してみることをちゃんと考えてみたらいいんじゃないか」
中道改革連合 荒井優 前衆院議員 (中道が危機的状況の中で市長選は光明?) 「きょうは特にそういうことに答える場ではないと思ってます。中道のこれからのことっていうことで取材を受けさせていただきましたよね」
JNN世論調査(5月)での政党支持率は中道3%、立憲1.2%
5月のJNN世論調査では、中道の支持率は3%、立憲は1.2%。
参議院や地方議員の合流は、メドも立たず、中道、立憲、公明の3党が併存する、なんともわかりにくい状況が続いています。
旧民主党時代「王国」と呼ばれた北海道は、今は昔
一方、地元でベテランが「どぶ板」戦術を強める中、迎え撃つ自民党2回生議員は。
自民党 向山淳 衆院議員 「(私が)国会活動している間(逢坂氏が)地元にいらっしゃるということは、不安もある一方で、議員として役に立って結果を残していくことが、何よりもこれからの基盤につながっていく」
中道改革連合 逢坂誠二 前衆院議員 (Q.落選して引退とかは考えなかった?) 「全く考えていないです。もし首長だったら、私はこんなに長くはやりません。でも議員というのはやっぱり長い経験を重ねる事によって、これまでにないパワーっていうのを得られるっていうのは、自分でやってみて明らかだというふうに思っているんで」
旧民主党時代、「王国」と呼ばれた北海道は、今は昔。
衆議院の4分の3を占める戦後最大の巨大与党が「国論を二分する政策」を強める中、改めて選挙区の支持層をつくり直す、地道な作業が続きます。
敗北の原因と国論二分の政策
森田キャスター: 中道改革連合は、前回の衆院選を「選挙目当ての急造新党との批判を払拭できなかった」と総括。そして今後について、 ・参院議員の合流や党名変更を検討 ・7月末までに「看板政策」をつくる ・12月末までに党の構造改革 を行うとしています。
堀啓知キャスター: 最新の世論調査で中道の支持率は3%ですから、これは党勢を回復させるには一筋縄ではいかないですね。
フリーアナウンサー 野宮範子さん: そうですね、党名という看板を掛け変えただけでは、とてもという感じがするので、その政策と、本当に構造改革が必要だなと思います。よく「政治家が選挙に落ちたらただの人」って言いますけど、逢坂さんもおっしゃっていましたが、落選議員は「ただの人」では困ると思うんですよね。 選挙は多数決で負けたから落選したけれども、民主主義は多数決の原理と、少数派を尊重するっていう2つの概念があるわけだから、その一強政治の中、今こそそういう少数派の意見もすくい取って、野党同士も政策をすり合わせて、国民にとっての選択肢を提示してほしいと思います。
堀キャスター: 国会では、情報活動の司令塔強化を目指す「国家情報会議」創設法が賛成多数で可決されました。これはプライバシーの権利保護などにもかかわってきますので、本来だったら国論を二分するような政策、議論になるはずですが、野党が弱いと中身がよく分からないまま進んでいく部分もあるかなと思います。
医療キャスター 松本裕子さん: 高市政権について、決断の早さとかを評価する声がある一方で、ここまで「一強」という空気が強まってしまうと、おっしゃる通り、私たちの声というか、多様な意見がきちんと反映されているんだろうかと、正直不安に感じますね。 安全保障や情報戦略だけでなくて、物価高や消費税、子育て、医療、介護、生活に直結する不安がすごく大きい時代ですので、野党も含めて、生活者の声をどう受け止めるのかがますます問われてくる時代になると思うので、野党もここで、踏ん張りどころ、頑張ってほしいなと思います。
堀キャスター: 拮抗した状況というのが大事かなっていうところもありますけども。この野党勢力の衰退で、今後、政権色の強い政策が進められることが予想されますが、それに対する有権者の「思い」や「風」を最も近くで感じるのが、選挙区を今まわっている「落選議員」でもあります。
バイク運転の男子高校生が死亡 縁石に衝突 広島・三次市
30日夜、三次市内でバイクが縁石へ衝突し、運転していた男子高校生が死亡しました。
事故があったのは、三次市君田町の県道です。警察によると30日午後8時50分頃、南に向かって走っていたバイクが単独で縁石へ衝突し、転倒しました。この事故で、バイクを運転していた三次市君田町の男子高校生(16)が心肺停止の状態で市内の病院に搬送されましたが、約1時間半後に死亡が確認されました。現場は片側1車線の緩やかなカーブの道路で、事故当時は晴天で路面は乾燥していたということです。警察は事故の原因を詳しく調べています。
この事故で、県内の交通事故死亡者数は20人となりました。
【2026年5月31日】
〈江別・集団暴行死〉「グロかった…」全裸にして、髪にライターで火をつけ、背中にタバコを押しつける様子も撮影…公判で明らかになった壮絶リンチと女子2人の“陰キャ”時代
〈〈大学生全裸集団暴行死〉「ムカつくやついるからボコろう」被害者と面識ないイキった18歳ヤンキー少年Cが主犯「よく恐喝やってた」少年ら4人を逆送〉から続く
一昨年、北海道の江別市で大学生・長谷知哉さん(20)が集団暴行を受けて死亡した事件。強盗致死などの罪で起訴された男女6名のうち、川村葉音被告、当時18歳の元高校生・瀧澤海裕被告、当時16歳の少年の3人の公判が5月25日から始まった。被告や検察の証言により、あまりに凄惨な事件の全容が浮かび上がってきた。
〈画像多数〉17歳の年下彼氏と川村被告のラブラブ写真、長谷さんが放置された真っ暗な公園
「宣誓はしません。もう少しで自分の裁判があるからです」と川口被告
「グロかった」「止めようとは思わなかった」
27日の被告人質問で事件当時の暴行について問われた川村葉音被告は、言葉少なにそう語った。
事件を巡って起訴されたのは、被害者の長谷さんの交際相手・八木原亜麻被告(当時20)とその友人の川村被告(当時20)、当時18歳の元アルバイトの川口侑斗被告、同じく当時18歳の元高校生・瀧澤海裕被告、そして当時17歳、16歳だった少年2名の計6名。
「起訴状などによると、川村被告ら3人は川口被告らと共謀の上、24年10月25日から26日にかけ、江別市の公園で長谷さんに殴る蹴るなどの暴行を加えた上、『全部、出せ』などと言って現金やクレジットカードを奪い、長谷さんを外傷性ショックで死亡させるなどしたとされます。
川村被告のスマホからは、長谷さんの服を脱がせて全裸にさせ、髪にライターで火をつけ、背中にタバコを押し付ける様子が記録されていました」(社会部記者)
公判には検察側の証人として、主犯格とされる川口被告も入廷したが、
「川口被告は『宣誓はしません。もう少しで自分の裁判があるからです』と宣誓を拒否しました。突然の発言に法廷はざわつき、10分ほど裁判が中断される事態となりました」(同前)
退廷後、検察は逮捕後の川口被告の供述調書を読み上げた。
「内容は、川村被告が『調子乗るなよ、触んな』と言って顔を5~10回踏みつけた。被害者が『本当に申し訳ございませんでした』と言ったが、川口被告は『20歳だろ、立て』と言って腹を10回くらい右足で踏みつけるなど、凄惨な暴行の詳細を示すものでした。
検察は、『長谷さんの体には、損傷していないところがないくらいの損傷があった』と残忍さを強調しました」(同前)
なぜ、彼らの暴行はこれほどまでにエスカレートしてしまったのか――。これまでの集英社オンラインの取材と、今回の公判で明らかになった事実を踏まえ、事件を振り返る。(指名の公表されていない少年二人については、これまで集英社オンラインで報じてきた通り、A、Dと表記する)
クラスでのカーストも下の方だった川村被告
八木原被告と川村被告はともに釧路市出身。中学時代に同じ進学塾に通い、高校時代に一度ケンカ別れしたが、それぞれが江別市内の大学に進学した後に、川村被告が働いていたコンビニに八木原が訪れたことで再会となった。そこから八木原被告も同じコンビニで働き出すなど、次第に親しくなっていったという。
「二人はとても仲が良く、バイトじゃない日も一緒にコンビニにいたことがありました。『どうしたの?』と聞くと、『遊んだ帰りです』と……」(コンビニの常連客)
川村被告は大学では教育学科の「初等教育コース」に在籍。小学校の教師を目指していた。高校時代もとても真面目だったという。高校の同級生は事件当時こう語っていた。
「川村さんは優等生で遅刻や欠席もほとんどなく、先生からの評価もよかったと思います。1学年約110人の中で常にテストでは20位以内にいて、学年2位を取ったこともあります。基本的に真面目なので、授業も静かに一生懸命受けていたし、部活もバドミントン部で頑張っていた印象があります。
でも、入学当初からいじられキャラで、陰で『カエル』と呼ばれていました。クラスでのカーストも下の方なのに、周りの陽キャやヤンキーに憧れて、イキっている感じはありました。自分を強くみせたいのか、休み時間に机の上に足を乗せたり、態度を悪くしたりするので、周りに避けられていました」
一方、恋愛になると積極的な一面を見せることもあった。
「モテはしないけど、とりあえず彼氏がほしいって感じで、遊んでるチャラい男子とかに自分からグイグイいく肉食系でした。彼女がいる男子にも毎日告白するくらいでしたが、フラれ続けている時期もありました」(同前)
そんな川村被告が事件当時付き合っていたのが、当時17歳の少年Aだった。2人をよく知る人物が語る。
「A君も川村さんたちと同じコンビニでバイトしていましたよ。もともとはA君が一番長く働いていて、その後、川村さん、続いて八木原さんが働き出したと聞いています。
川村さんとA君は彼女彼氏の関係だし、いつも一緒にいましたね。A君は『先生がウザかったから』と高校を1年で中退。バイト先のコンビニ近くで一人暮らしをしていて、そこに川村さんが頻繁に通っていました。
川村さんは大学に行きながら働いて、その稼ぎをA君との遊びの費用に充てていたようで、『今月クレカの支払いやばいわ』と口癖のように言っていました」
同じ合唱部で長谷さんと交際していた八木原被告
一方、札幌市内の私立高校を経て江別市内の大学に進んだ八木原被告は、川村被告とは対照的に、「おとなしく、地味なタイプだった」という。中学時代のクラスメイトはこう語った。
「八木原さんは成績もあまりよくないし、運動も苦手。いじめはなかったけど、クラスでは浮いた存在で、休み時間や移動教室の時は常に1人でした。友達はいなかったと思います。けれど、合唱部に所属していて、活動は真面目に一生懸命やっていたと思います」
その合唱部で出会ったのが、事件の被害者である長谷さんだった。
「長谷さんは八木原被告の中学校時代の1年先輩で、ともに合唱部に所属していた。卒業後、長谷さんは釧路市内の高校から公立千歳科学技術大学に進学。二人は別々の道を歩んでいたが、事件の2カ月ほど前から交際関係に発展した」(道警関係者)
だが、事件当日までの間に二人の関係には変化が訪れていた。道外での就職を考えていた長谷さんは、それまでに八木原被告との関係を清算することを考え始めたのだ。
「25日夜、長谷さんは、千歳市の自宅に保管していた八木原被告の衣類や私物を持ってJR大麻駅近くにある八木原被告の自宅アパートを訪れ、『1年後に別れるつもりだから』と別れ話を切り出した。しかし八木原がこれに納得できず口論に発展した」(同前)
そんな一連の「別れ話」にスマートフォン越しに聞き入っていたのが、川村被告だった。
「川村は事件当日、交際相手のAと、Aの高校時代の友人の瀧澤、瀧澤の中学の同級生の川口、そして川口の中学の後輩にあたるDの5人で新千歳空港に行き、ご飯を食べるなどして遊んでいたそうです。
午後10時にバイトが終わった八木原から電話があり、川村は別れ話について相談を受けたと言います。その際、一緒にいた川口被告が電話を替わり、長谷さんに対し『そこに行く』『逃げたりしたら探す』などと言って脅し、公園に呼び出した」(社会部記者)
こうして長谷さんは八木原と共に、指示された公園へ向かった。そこで待ち受けていたのは、川口をはじめとする少年たちによる執拗な暴力だった。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news
取材・文 集英社オンライン編集部ニュース班
〈〈江別・集団暴行死〉「いい感じに燃えてきたぞ」と全裸にさせ体毛を燃やし暴行…鬼畜少年たちの壮絶リンチと「もっとやって」女子2人は笑って被害者を踏みつけた…裁判の争点は〉へ続く
葉山御用邸裏の橋、3億円の寄付集まる 老朽化による架け替え
神奈川県葉山町の葉山御用邸裏の老朽化した「臨御橋(りんぎょばし)」を、町がふるさと納税を活用して架け替えようと寄付を呼びかけたところ、約7年間で全国から約3億3500万円が集まった。町は工事の請負契約議案を町議会6月定例会に提出し、議決を経て業者と本契約が結ばれる見込み。今年11月に着工し、2028年春の完工を目指す。
臨御橋は、御用邸敷地を流れて相模湾にそそぐ下山(しもやま)川に架かり、南北の海岸をつなぐ。全長約33メートル、幅約4メートルのコンクリート製で、欄干の色から「赤橋」の名で親しまれている。元々は木造だったが、台風などでたびたび破損し、町が1968年に改修した。上皇、上皇后両陛下も周辺散策の際などに利用されてきたが、経年劣化による危険性が指摘されていた。
町が2015年に実施した点検では、コンクリートの剥離やひび割れが多数確認され、早急な対応が必要とされた。解体・撤去や通行止めなども検討されたが、地域住民らから存続を求める声が高まり、町は架け替えを決断した。
問題は3億円を超す工事費の工面だった。臨御橋は道路法上の道路に当たらず、生活道路にも災害時の避難路にも該当しないため、町としては予算割り当ての優先度が低くならざるを得ない。そこで「ふるさと納税」に目を付けた。500万円以上の寄付者は新たな橋に直接名前を刻み、50万~499万円は芳名板に名前を入れることなどを決め、19年から寄付を募った。
工事は従来の景観を守りつつ、柵を取り換えるほか、橋脚の耐震補強、損傷箇所の補修なども行う見通し。今後、追加の付帯工事として橋の両端を階段からスロープ状に変更し、バリアフリー化することも想定している。
山梨崇仁町長は「途中にコロナ禍もあり、計画が延びたが、多くの方から寄付をいただいた。感謝している。(中東情勢の影響などで)増額が発生しても、一般会計から予算を投入してでもやり切りたい」と話した。【福沢光一】
倉庫侵入盗の疑いで逮捕の男2人、「チャットGPTで空き巣ができそうな場所を調べてきた」供述
倉庫から車の鍵などを盗んだとして、岡山県警高梁署は30日、自称会社員の男2人を建造物侵入と窃盗の疑いで緊急逮捕したと発表した。容疑者は生成AIで犯行エリアを決めたと供述しているという。
発表によると、逮捕されたのは28歳の男と21歳の男(いずれも自称岡山市中区)。両容疑者は29日午後5時20分頃、岡山県高梁市の男性(83)が所有する市内の倉庫に侵入し、車の鍵を含む鍵束(3万円相当)を盗んだ疑い。気づいた男性の家族が通報した。
両容疑者は調べに対し、「誰も使っていないような倉庫に窓ガラスを割って侵入して盗んだ」と容疑を認めている。高梁市内を選んだ理由については、「チャットGPTで空き巣ができそうな場所を調べてきた」と供述しているという。
武器輸出「地域の抑止力向上」=小泉氏、中国批判に反論―アジア安保会議
【シンガポール時事】小泉進次郎防衛相は31日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説した。日本政府が防衛装備移転三原則と運用指針を見直し、武器輸出を原則可能としたことについて「地域の抑止力と対処力を高めるものだ」と説明。中国が「新型軍国主義」と批判していることに対し、「事実ではない」などと反論した。
小泉氏は武器輸出に関し「地域全体として必要な装備と能力を切れ目なく確保していく。危機に必要なものが足りない、補給が続かない状況は避けなければならない」と強調。「各国が自らの国を守り、地域の安定に貢献できるようにする。日本はそのためのパートナーでありたい」と理解を求めた。 [時事通信社]
「シカの駆除中に川に落ちた」男性の遺体を発見
30日、美里町の緑川で男性の遺体が見つかりました。
男性は駆除しようとしていたシカを追いかけて川に入り、流されたとみられています。
遺体が見つかったのは、美里町大井早を流れる緑川です。
30日正午頃、「シカの駆除中に人が川に落ちた」と消防に通報がありました。
午後4時50分頃、中州の延長線上にある水深2メートルほどの場所で男性の遺体が発見されました。
遺体は熊本市東区戸島の無職、上野照幸さん74歳と判明しました。
上野さんは、複数人でシカの駆除をしていて、撃ったシカが川の中で死んだため引き上げようとしていたところ、行方がわからなくなったということです。
上野さんに目立った外傷はなく、警察が当時の詳しい状況を調べています。