仙台市の福祉事務所職員が5月、消費期限が過ぎたパンを生活保護受給者の男性に提供していたことが関係者への取材で判明した。職員は期限切れだと認識していたが、男性が同意したとして、そのまま手渡していた。市は対応に問題があったとは認めず、「過去に同様の事例があった可能性は否定できない」としているが、専門家は「不適切だ」と批判している。
賞味期限がおいしく食べられる期間の目安とされるのに対し、消費期限は安全に食べられる年月日を示し、期限切れの食品は食べない方が良いとされている。
仙台市はフードバンクと連携し、申し出があった生活困窮者に食料品を無償提供している。市などによると、市は5月25日にフードバンクからビニール袋に10個入りのパンを受領し、翌26日、太白区保健福祉センターで男性にパンを手渡した。その際、職員は男性に消費期限が1日過ぎていると説明したが、男性は持ち帰ったという。市は翌27日、男性から「受け取った日にパンを食べたら、数時間後に腹痛や下痢の症状が出た」と連絡を受けた。
市の担当者は毎日新聞の取材に「本来は廃棄が望ましかったが、本人に説明し、同意を得ており、不適切ではない」と説明。一方で、今後の提供の在り方は「配慮する」と述べた。厚生労働省は「望ましいことではない」としている。
飲食関連の法務に詳しい石崎冬貴弁護士(東京弁護士会)は「安全上のリスクがあり、同意があったとしても、許されないことだ。困窮者だからリスクを無視してよいとの発想が根底にあるのではないか」と指摘した。【遠藤大志】
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閉業中のホテルから客室精算機10台を盗んだ疑い 元従業員の48歳男を逮捕 鳥取県米子市
米子市内の閉業中のホテルから客室精算機10台を盗んだ疑いで、米子市に住む飲食店経営の男(48歳)が建造物侵入と窃盗の疑いで6月10日に逮捕されました。
男は警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、男は今年1月28日、米子市内のホテルに侵入し、客室精算機10台(時価合計約500万円相当)を、買い取り業者に搬出させて盗んだ疑いがもたれています。
男は、このホテルの元従業員でホテルの許可を受けているように装い、現場で客室精算機を買い取らせたということです。
当時、ホテルは閉業中でした。
ホテル関係者が4月14日に被害届を提出。その後の捜査で男の関与が明らかになりました。
警察は、客室精算機の買い取り価格や犯行の目的などについて詳しく調べています。
「ケンカになりムカついた」駐車場で18歳男性の顔など切り付けたか フィリピン国籍の19歳男を殺人未遂容疑で逮捕
先月、名古屋・栄の駐車場で男性が顔などを刃物で切りつけられた殺人未遂事件で、19歳の男が逮捕されました。 逮捕されたのは、フィリピン国籍で東区に住む19歳の男で、先月6日、知人の少年と共謀し、中区栄3丁目の駐車場で会社員の男性(18)の顔などをナイフのようなもので切りつけ、殺害しようとした疑いが持たれています。 警察は認否を明らかにしていませんが、調べに対して男は「ケンカになりムカついた」などと供述していて、犯行に使った凶器については、「万引きしたものを使った」と話しているということです。 この事件では、男の共犯として逮捕されたフィリピン国籍の14歳の男子中学生が、傷害の非行内容で名古屋家庭裁判所に送致されています。
晴れていても天気の急変に注意 東~北日本は大気不安定 急な強い雨や落雷のおそれ
きょうは晴れ間の出る所が多くなりますが、東日本や北日本は上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となります。急な強い雨や落雷、突風やひょうに注意が必要です。東海や西日本は30℃近くまで上がり、日差しが暑く感じられそうです。
【東~北日本午前中から雷雨も】
梅雨前線は沖縄付近に停滞して、西日本から北日本は晴れ間の出る所が多いでしょう。ただ、上空にはこの時季としては強い寒気が流れ込むため、東日本や北日本を中心に雷雲が発達しやすくなりそうです。
午前中から雨雲のわいてくる所があり、午後は東日本や北日本のあちこちで雷雲が発達して、局地的に激しい雨が降るでしょう。関東は夜にかけても、発達した雨雲がかかりやすくなりそうです。短い時間で道路が冠水するおそれもあります。
晴れていても、空模様の変化に注意してください。黒い雲が近づく、急に冷たい風が吹く、雷の音が聞こえるなど、天気急変のサインがあれば安全な建物に入るようにしてください。
沖縄は断続的に雨となり、雨の強まる所もある見込みです。
【東海や西日本で30℃前後】
日中の気温はきのうと同じくらいで、東海や西日本で30℃近くまで上がる所が多いでしょう。関東や北日本も25℃前後で、東京で27℃など、蒸し暑く感じられる所もありそうです。
きょうの各地の予想最高気温です。 札幌 :24℃ 釧路 :14℃ 青森 :23℃ 盛岡 :25℃ 仙台 :22℃ 新潟 :26℃ 長野 :25℃ 金沢 :26℃ 名古屋:29℃ 東京 :27℃ 大阪 :29℃ 岡山 :30℃ 広島 :28℃ 松江 :29℃ 高知 :29℃ 福岡 :28℃ 鹿児島:29℃ 那覇 :24℃
【あすも東~北日本で雷雨に注意】
あすも広い範囲で晴れるものの、東日本や北日本を中心に午後は雷雨になる所があるでしょう。各地で蒸し暑さがさらに増してきます。日曜日は西日本の太平洋側を中心に雨となって、月曜日は東海や関東にも雨の範囲が広がりそうです。
札幌中心部の地下鉄駅で異臭騒ぎ「臭いがあってむせるような感じがする」男性1人が病院搬送 有害物質は確認されず【大通駅】
11日午後、札幌の地下鉄大通駅で異臭騒ぎがあり、男性1人が体調不良を訴え、病院に運ばれました。
札幌市交通局などによりますと、11日午後3時半ごろ、札幌の地下鉄大通駅8番出入り口のエレベーター近くで、女性4人から「臭いがあってむせるような感じがする」と駅員を通じて消防に通報がありました。
消防が調べた結果、有害物質は確認されませんでしたが、若い男性1人が頭痛などを訴え病院に運ばれました。
臭いは出入り口の地上部分で確認されたということですが、原因はわかっていません。
母親の友人宅に侵入して窃盗の疑い 観音寺市の男子高校生(16)逮捕 香川
香川県丸亀市の母親の友人宅に侵入して現金を盗んだとして、観音寺市の男子高校生(16)が12日、住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されました。
丸亀警察署によりますと、男子高校生は2026年6月10日午前8時半ごろから11日午前0時20分ごろの間、丸亀市の女性(30)の自宅に侵入し、現金約4000円を盗んだ疑いが持たれています。
11日、男子高校生の母親から「息子が友人の家に空き巣に入ったらしい」と連絡があり、警察が捜査をしていました。
警察の調べに対して男子高校生は「現金を盗んだことに間違いありません」と容疑を認めています。
「H3」6号機の打ち上げ成功、ロケットは予定の軌道に投入…「危機的状況」から半年ぶり脱却
日本の主力ロケット「H3」6号機が12日午前9時53分頃、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。H3の打ち上げは昨年12月に失敗した8号機以来で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は半年で飛行再開にこぎ着けた。日本は人工衛星などを自力で宇宙に送る手段がない危機的な状況から脱した。
JAXAによると、6号機(全長57メートル)は予定の時刻に打ち上げられ、第1段エンジンと第2段エンジンを順番に着火させて飛行した。機体には大学や企業が開発した超小型衛星6基が搭載されており、最初の2基を正常に分離した。
H3は昨年12月、6号機に先だって打ち上げた8号機で、第2段エンジンの燃焼が予定より早く停止するトラブルが発生して失敗した。その後の調査で衛星を載せる台座の接着部に剥離(はくり)が生じ、強度不足で台座が破損していたことが判明。JAXAは、同じ方法で製造された台座を補修するなどの対策を進めた。
H3の打ち上げを巡っては、1号機も23年3月に失敗したが、原因究明が難航し、2号機成功まで11か月を要した。今回は失敗から飛行再開まで半年で、先代機のH2Aの事例と比べても異例のスピードだった。
H3は、政府の衛星や探査機を優先的に打ち上げる「基幹ロケット」に位置づけられている。JAXAはH3以外の基幹ロケットとして、小型固体燃料ロケット「イプシロンS」も開発中だが、23年と24年にエンジン燃焼試験中の爆発事故が相次いで発生し、実用化のめどは立っていない。今回も失敗すれば基幹ロケットが長期間ゼロになるのは確実だった。
6号機は、液体燃料を使う主エンジン3基で飛行し、固体燃料を使う補助ロケットブースターがない「30形態」と呼ばれるタイプの機体だ。今回が初飛行の試験機で、液体燃料エンジンだけで飛ぶ日本初の大型ロケットとなる。
H3には、すでに打ち上げに成功した主エンジン2基とブースター2本の「22形態」、主エンジン2基とブースター4本の「24形態」があり、今回の成功で3形態全てがそろった。
JAXAと共同開発した三菱重工業は今後、打ち上げ能力や製造コストが異なる3形態のH3を使い、国際的な競争が激化する衛星などの打ち上げ受注ビジネスを拡大させたい考えだ。
今回の打ち上げ成功について、東京大の中谷辰爾(しんじ)教授(推進工学)は「前回の失敗の対策を進めた上で、新しい技術の打ち上げにも成功した。将来につながる打ち上げで、民間を含めた日本の航空宇宙産業にとって大きな成果だ」と評価した。
立命館大の湊宣明教授(宇宙航空マネジメント学)は「まずは一安心だ。今回は8号機のリベンジと新しいシステムへの挑戦で、まさに1歩下がって2歩進むような打ち上げだった」と話した。
洗濯物を取り込もうと外に出たらクマが…クマは山林の奥に逃げる 福島
南会津町で体長およそ50㎝のクマが目撃され、警察が警戒を呼びかけています。
クマが目撃されたのは南会津郡南会津町滝原字袋口地内です。
6月11日午後5時45分頃、70代男性が自宅外の洗濯物を取り込もうと外に出たところ、自宅南西側の山の法面にいるクマ1頭を確認したということです。
クマはその後、山林の奥へ逃げたということです。
これまでのところ、人的・物的被害は確認されていません。警察は付近の警戒を実施し、南会津町役場に情報提供しています。
カンボジアを拠点に…特殊詐欺“リクルーター役”男を逮捕
カンボジアで特殊詐欺の「かけ子」をさせるために男を海外に連れ去ったとして、「リクルーター役」とみられる男が逮捕されました。
警察によりますと、森久之容疑者は2024年、カンボジアの拠点で特殊詐欺のかけ子をさせる目的で45歳の男を連れ去った疑いがもたれています。
男を含む12人が、このアジトで特殊詐欺に関与したとしてすでに逮捕されていて、スマートフォンの履歴などから、森容疑者が「リクルーター」として浮上したということです。
2人は仕事を通じて知り合い、森容疑者は「中国でブランド販売の手伝いがある」などとうそをついて勧誘したということです。
東京女子医大元理事長、無罪主張=背任罪、2.8億円不正支出―東京地裁
東京女子医大の関連工事を巡り、背任罪に問われた同大元理事長の岩本絹子被告(79)の初公判が12日、東京地裁(福島直之裁判長)であった。岩本被告は「私は背任行為はしていません」と述べ、無罪を主張した。
起訴状によると、岩本被告は1級建築士の松丸典義(70)、同大経営統括部元次長の森洋美(53)両被告=同罪で起訴=と共謀し2018~21年、新校舎や新病棟建設工事の建築アドバイザー報酬などとして、計約2億8300万円を同大から不正に支出させ、損害を与えたとされる。
検察側は冒頭陳述で、岩本被告が施工費の0.7~1%を松丸被告に報酬として支払うことを提案し、理事会の承認を得たと指摘。報酬のうち計約8700万円を森被告を通じて自身に還流させていたと主張した。
一方、弁護側は、松丸被告への報酬は「適切な金額で、損害には当たらない」と主張。岩本被告への還流を否定した。
白髪交じりの髪を一つにまとめ、黒いジャケット姿で証言台に立った岩本被告は、松丸被告への報酬について「女子医大に多大な貢献をしていただいた。決して過大な金額ではない」と主張。「一部を利得しようと考えたことも、受け取ったこともありません」と訴えた。
松丸、森両被告の初公判は2月に開かれ、2人は起訴内容を認めていた。
岩本被告を巡っては複数の不正疑惑が指摘され、23年3月に一部の卒業生が背任容疑で警視庁に刑事告発した。同大が設置した第三者委員会が24年8月、不正への関与の疑いを認定したことを受け、岩本被告は大学の全役職を解任された。 [時事通信社]