白血病の妹へのドナーを名乗り出た男性を惨殺…法廷では「強盗にならないような強盗だと思っていた」と言い訳を繰り返す“身勝手すぎる強盗殺人犯”にくだされた判決とは《被害者遺族の沈痛な叫び》

〈 「このままではもうしようがない」「埋めなくちゃ」白血病の妹へのリンパ球提供を控えた男性を襲った“バカラ狂いのリフォーム業者”…被害者を監禁した状態でギャンブルに勤しむ殺人犯の“ヤバすぎる犯行計画”とは 〉から続く
借金返済を逃れるために知人のコンドウミナトさん(当時47歳)を殺害し、奪ったキャッシュカードの金でバカラ賭博に興じていたハシヅメシュン(当時42歳)とナカニシユウ(当時59歳)。彼らの身勝手な犯行は、一人の男性の命を奪ったにとどまらない。白血病で闘病中であった彼の妹の生きる希望をも無残に打ち砕く結果をもたらした。
法廷で責任逃れの弁明を繰り返した二人の男たち。奪われた“命のバトン”の重さと、決して癒えることのない遺族の悲痛な叫び、そして裁判所での記録を追う。
※登場人物はすべて仮名
止まらない暴走
コンドウさんを山林に埋めた後も、ハシヅメとナカニシの犯罪は終わりを迎えることはなかった。彼らはコンドウさんから奪ったキャッシュカードを使用し、事情を知らないカジノの従業員や知人を利用して、4月17日から19日にかけて合計6回にわたる、ATMからの引き出しや偽造した払戻請求書の行使を繰り返した。コンドウさんの口座から総額524万円もの現金を窃取・詐取したのである。
しかし、手に入れた大金の大半は、ハシヅメの借金返済やバカラ賭博、野球賭博などのギャンブルによってまたたく間に消費されていった。再び金に窮したハシヅメは、新たな標的として、小規模で警備が手薄な特定郵便局への強盗を計画する――。
6月27日、ハシヅメは「コンドウさんの死体遺棄現場を確認する」という口実でナカニシを呼び出した。茨城県鉾田市に向かう道中、ハシヅメはナカニシに郵便局強盗の計画を持ちかけた。ナカニシは当初「交番が近い」などと消極的な姿勢を見せたものの、ハシヅメの車を降りることはなく、最終的にはハシヅメの指示に従って動くことになる。
午後3時55分頃、ナカニシは切手を買うふりをして鉾田市内の郵便局に入り、下見を行った。局員の人数、客の有無、入り口の配置やカウンターの仕切りなどを詳細に確認し、車に戻るとその間取りを紙に書いてハシヅメに報告した。
午後4時50分頃、ハシヅメはナカニシを約100メートル離れた神社脇の空き地に待機させ、単身で郵便局へと押し入った。ハシヅメの装備は周到だった。包丁、ガムテープ、サングラス、帽子に加え、ミネラルウォーターのペットボトルにバーボンを入れ、キャップに綿棒を刺して火炎瓶に見せかけた偽装工作まで施していた。
ハシヅメは局長(当時50歳)らに向かって包丁と偽装火炎瓶を突きつけ、「金を出せ。早くしろ。血を見たくない」と脅迫した。恐怖で反抗を抑圧された局長から、ハシヅメは現金111万5000円を強奪する。
逃走の際、焦りから入り口付近で現金を落としてしまい、拾い集めることができた21万円だけを握りしめて待機させていた車へと走り去った。この強盗の分け前として、ハシヅメは奪った21万円の中から3万円をナカニシに渡した。
ハシヅメの犯罪はこれだけではなかった。強盗殺人の前後である同年3月と5月には、自らが代表を務めるリフォーム会社を「株式会社にする」あるいは「上場する」などと架空の投資話を知人や顧客に持ちかけ、確実な株価上昇を謳って合計900万円もの現金を詐取する事件も起こしていたのである。
「妹を治すのが第一」断ち切られたリンパ球輸血の希望
ハシヅメたちの身勝手な犯行が奪ったのは、コンドウさんの命だけではなかった。彼が殺害されたことで、連鎖するようにしてもう一つの命が失われるという悲劇が起きていたのである。
コンドウさんの妹(当時43歳)は、平成17年(2005年)に急性骨髄性白血病を発症していた。彼女の命を繋ぐ希望の光となったのが、ドナーとして適合した兄・コンドウさんからの骨髄移植であった。一度は移植に成功し闘病を続けていた妹だったが、平成18年の春に病が再発してしまう。
次の治療の望みは、再び兄の体からリンパ球の輸血を受けることであった。コンドウさんは生前、周囲に妹を治すためなら何でもすると語っていたという。妹の命を救うため、自らの身体を差し出す覚悟を決めていた兄。
しかし、その直前の4月18日未明、コンドウさんは利根川の河川敷でハシヅメたちの凶刃に倒れた。
頼みの綱であった兄からのリンパ球輸血を受けることができなくなった妹は、最善の治療の機会を失ってしまった。その後、彼女は別のドナーから2度目の骨髄移植を受けたものの、体力は限界を迎えていた。彼女は「裁判で犯人がしたことをちゃんと聞きたい」と語り、病床から兄の無念を晴らす日を待ち望んでいたという。
だが、その願いが叶うことはなかった。ハシヅメたちの初公判が開かれた2日後の平成19年(2007年)6月8日、妹は静かに息を引き取ったのである。
法廷での責任の押し付け合い、そして判決…
逮捕後、千葉地方裁判所で開かれた裁判において、二人の被告人は対照的な態度を見せた。ハシヅメが起訴事実を大筋で認め、殺害の実行行為も自ら行ったと自白したのに対し、ナカニシは自身の関与を徹底的に矮小化しようと試みたのである。
ナカニシは法廷で、「ハシヅメから『問題ない、100パーセント大丈夫だ』と言われたので、特別な事情がある強盗にならないような強盗だと思っていた」などと、自らの判断能力を放棄したかのような弁解を繰り返した。さらに、殺害の共謀についても「ハシヅメが殺そうと思っているとは知らなかった」「殺害時に口を押さえたのは、気が動転して叫び声を聞きたくなかったからだ」と主張し、強盗殺人の意図を真っ向から否認したのである。
しかし、裁判所はそのような見え透いた責任逃れを許さなかった。
判決では、ナカニシが自らの発案でガムテープや軍手を購入し、暗証番号を聞き出すために包丁でソファを叩いて脅迫した事実を指摘。「強盗にならないような強盗」という認識は極めて不自然であり、信用できないと一蹴した。また、殺害現場でハシヅメから「自分が後ろから刺す」と明確に告げられたにもかかわらず、拒否することなく車からコンドウさんを降ろし、刺される瞬間に口を押さえつけるという積極的な協力行動をとったことから、殺害の共謀も明確に成立していると認定したのである。
平成19年10月31日。千葉地裁は、ハシヅメとナカニシの両名に対し、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
主犯格であるハシヅメに対して「利欲的で身勝手極まりない上、自己中心的かつ短絡的なもので酌量の余地は全くない」と厳しく断罪したうえで、白血病で亡くなった妹についても言及し、「最善の治療を受けられなくなり、結果として死亡したことが認められる。『妹も被告人両名に殺されたも同然である』と訴え、彼らに対する厳罰を求める被害者遺族の心情は十分に理解できる」とし、遺族の深い悲しみに配慮を示した。
2007年11月1日付の朝日新聞によると、妻(コンドウミナトさんの妹)を亡くしたヤスタカさん(当時41歳)は、判決後にこう語ったという。
「妻は被告人二人に殺されたも同然。判決で取り上げて頂いたことには感謝するが、判決は義兄について。妻の死についてではない」。両被告については「何も言うことはない。ただ妻を返してほしい」。
(藍沢 宙人)

「このままではもうしようがない」「埋めなくちゃ」白血病の妹へのリンパ球提供を控えた男性を襲った“バカラ狂いのリフォーム業者”…被害者を監禁した状態でギャンブルに勤しむ殺人犯の“ヤバすぎる犯行計画”とは

千葉県松戸市で起きた凄惨な強盗殺人事件。ギャンブルで作った借金の返済を免れようとする身勝手な男たちによって、一人の男性の命が理不尽に奪い去られた。後に法廷で明らかになったのは、被害者を縛り上げたままカジノクラブでバカラ賭博に興じるという、常軌を逸した加害者たちの行動……。身勝手な欲望の果てに行われた、残酷な犯行の経緯をたどる。
※登場人物はすべて仮名
借金550万円の返済を免れるための呆れた計画
平成18年(2006年)の春、茨城県取手市に事務所を構え、個人宅への訪問営業による住宅リフォーム業を営んでいたハシヅメシュン(当時42歳)の資金繰りは完全に破綻していた。会社の業績悪化に加え、彼自身がバカラ賭博などのギャンブルに深くのめり込み、多額の浪費を重ねていたためである。
ハシヅメは借金を返済するため、知人から会社の株式譲渡を名目にして現金を騙し取ったり、工事代金の立替えを理由に借金をするなど、自転車操業を続けていた。
そうした中でハシヅメが頼ったのが、前年頃から親しく交際するようになった知人のコンドウミナトさん(当時47歳)だった。ハシヅメは平成18年4月7日からのわずか数日間で、コンドウさんから合計550万円もの大金を借り入れた。その際、返済期日は4月25日頃と約束している。しかし、4月13日頃になってコンドウから「アパートの購入資金を準備するため、返済を早めてほしい」と依頼された。
手元に返済資金などあるはずもなく、工面の目処も立たなかったハシヅメ。彼の脳裏に、極めて短絡的で凶悪な思考が浮かび上がった。
「コンドウを殺害して借金を帳消しにしてしまおう」
「彼を殺すのであれば、持っている金品も奪ってしまおう」
しかし、ハシヅメは一人で犯行を実行するには不安があった。そこで、自らの会社で営業担当として働いていたナカニシユウ(当時59歳)を計画に引き入れることを思いつく。
4月17日の午前10時頃、事務所の駐車場でナカニシと会ったハシヅメは、「コンドウさんのところにお金を取りに行こうと思う。押し込みみたいな形なんだけど」と持ちかけた。ナカニシもまた金に困窮していた事情があり、分け前を貰えるならと、とくに反対することもなくこの誘いに同調した。
奇妙な絆で結ばれた二人による犯行準備は着々と進められた。ハシヅメはナカニシに指示して事務所の脇から緊縛用のロープを運ばせ、自らは包丁をタオルにくるんで車内に隠した。コンドウさんの自宅へと向かう道中、ナカニシは「縛るならガムテープも買っておいた方がいい」と自ら提案し、コンビニエンスストアに立ち寄ってガムテープと軍手を購入している。
意外にも、ハシヅメが当初企てたのは、力ずくで金を奪うことではなかった。
コンドウさんに対して「得意先に支払う金が用意できないので、自分の目の前で強盗に入られ、二人とも縛られてキャッシュカードを奪われたという『狂言強盗』に協力してくれないか」と頼み込み、金を騙し取るという歪んだシナリオを描いていたのだ。
緊縛された被害者を放置し、賭博に興じる
4月17日の午後7時30分頃、ハシヅメとナカニシは時間差をつけて千葉県松戸市にあるコンドウさんの自宅に侵入した。ハシヅメは玄関先でコンドウさんに対し、用意していた狂言強盗のシナリオを語り、協力を求めた。
しかし、突然の不可解な要求に対し、コンドウさんは「何で協力するのかな」と渋る姿勢を見せた。当然の反応である。さらに彼には、決してこのような危険なトラブルに巻き込まれるわけにはいかない切実な事情があった。白血病で闘病中の妹を救うため、自らがドナーとなってリンパ球を提供する日が目前に迫っていたのだ。妹の命を預かる大切な身体である以上、犯罪の片棒を担ぐような理不尽な要求など到底呑めるはずもなかったのである。
交渉が通じないと見るや、ハシヅメは本性を現す。隠し持っていた包丁を取り出してコンドウさんの目の前に突きつけ、脅迫に出たのである。刃物の前で無抵抗となると上半身をハシヅメが持参したロープで縛り上げ、ナカニシが両手首をガムテープでぐるぐる巻きにした。さらにハシヅメはコンドウさんの口に猿ぐつわを噛ませ、声を発せられない状態にした。
応接間の1人用ソファに縛り付けられたコンドウさんを前に、ハシヅメは居間のテーブル脇にあった財布を奪い取っていく。中には現金数万円と、キャッシュカード3枚、クレジットカード1枚などが入っていた。ハシヅメはここでも引き続き狂言強盗への協力を口にしながら、キャッシュカードの暗証番号を教えるよう何度も執拗に迫った。
コンドウさんは暗証番号を教えることを拒み続けた。すると、その横で本件の包丁を手にして弄んでいたナカニシが苛立ちを露わにする。ナカニシは手にしていた包丁を振り下ろし、ソファの肘掛けに激しく叩きつけた。
「早く言えよ」
怒気を孕んだナカニシの脅迫に恐怖を感じたのか、コンドウさんはついにキャッシュカードの暗証番号を口にしてしまう。
ここからのハシヅメの行動は、常軌を逸している。
暗証番号を聞き出したハシヅメは、コンドウさんの所有する自動車に乗り込み、現金を引き出すために単身で埼玉県川口市へと向かった。向かった先は、銀行のATMではない。
彼が日頃から入り浸っていた違法カジノクラブであった。ハシヅメはカジノの従業員に奪ったキャッシュカード3枚と暗証番号を記したメモを渡し、現金の引き出しを指示した。
従業員がATMを回って合計150万円を引き出している間、ハシヅメはそのカジノクラブの店内で、奪ったばかりの金を元手にバカラに興じていたのである。
その間、コンドウさんの自宅に残されたナカニシは、逃亡を防ぐためのさらなる行動に出ていた。すでにロープとガムテープで体と手首を縛られ、猿ぐつわをされているコンドウさんに対し、ナカニシは彼の体をソファごとガムテープで二重、三重に巻き付け、完全に身動きが取れない状態にして監視を続けていたのだ。
翌18日の午前零時を過ぎた頃、ハシヅメはようやくコンドウさん宅へと戻ってきた。ギャンブルを終えたハシヅメの次の目的は、自らの借金を帳消しにするための「殺害」を実行に移すことであった。
「外の空気を吸おう」河川敷での凄惨な殺害と死体遺棄
ハシヅメは、緊縛され猿ぐつわをされたままのコンドウさんを自車の後部座席に押し込み、その隣にナカニシを座らせた。犯行に使用したロープや包丁などの道具をすべて車に積み込み、忘れ物がないかを確認した後、車を発進させた。
深夜の道路を走行しながら、ハシヅメは茨城県取手市内の駐車場や目的地の河川敷付近などをあてもなく連れ回した。殺害場所を探していたのか、あるいはタイミングを見計らっていたのか……。
途中で立ち寄った駐車場で、ハシヅメはナカニシを車外へ呼び出した。「このままではもうしようがないし、自分が後ろから刺すんで、ナカニシ、悪いけど、コンドウさんに外の空気吸おうという形で表に連れ出してくれないか」。明確な殺意の伝達に対し、ナカニシは拒否することもなく無言で車に戻った。
午前4時頃、車は取手市内の利根川河川敷付近に到着する。ナカニシはコンドウさんに対し「ちょっと休むから」と声をかけ、自らが先に降車して後部座席のドアを開け、緊縛状態のまま外へ出るよう促した。
暗闇の河川敷で、ナカニシの後ろを歩いていたコンドウさんの背後に、ハシヅメが音もなく忍び寄る。ハシヅメは手にしていた刃渡り約16.7センチメートルの包丁を突き刺した。
不意の激痛に驚いたコンドウさんが振り返り、バランスを崩して仰向けに倒れ込む。ハシヅメはそのまま馬乗りになると、今度は左胸の心臓付近をめがけて包丁を深く突き刺した。刃は下大静脈を損傷し、致命傷を与えた。この刺突の最中、必死に叫び声を上げようとするコンドウの口を、ナカニシが自らの手で強く押さえつけ、周囲に声が漏れるのを防いでいた。
二人の男による冷酷な連携の前に、コンドウさんは大量の血を流して絶命した。
殺害を終えると、ハシヅメは死体の上半身を、ナカニシは足の部分を持ち上げ、車のハッチバックに死体を積み込んだ。車を走らせながらハシヅメが「埋めなくちゃ」と死体遺棄の意向を伝えると、ナカニシはここでも反対することはなかった。
午前7時頃に一旦別れた二人は、午前10時頃に事務所で再び合流する。途中でスコップとはさみを購入したナカニシは、ハシヅメとともに茨城県鉾田市の山林へと向かった。夕方頃、彼らは山林の奥深くに穴を掘り、死体を埋めて隠蔽した。さらに、死体が野犬などに掘り返されて発覚することを防ぐため、埋めた土の上にわざわざ猫よけ剤を撒布するという、死者に対する尊厳を著しく欠く念の入った工作まで行っていたのである。
〈 白血病の妹へのドナーを名乗り出た男性を惨殺…法廷では「強盗にならないような強盗だと思っていた」と言い訳を繰り返す“身勝手すぎる強盗殺人犯”にくだされた判決とは《被害者遺族の沈痛な叫び》 〉へ続く
(藍沢 宙人)

【速報】「『助けて』みたいな声が」群馬・高崎市で10~20代女性が殺害される 30キロ離れた埼玉県での乗用車事故で男性死亡関連調べる

駐車場で血まみれの10~20代女性見つかる
きょう未明、群馬県高崎市で女性が殺害されているのが見つかった事件で、女性が所有しているとみられる乗用車が埼玉県内で事故を起こしているのが見つかり、運転していた男性が死亡しました。警察は関連を調べています。
きょう午前3時ごろ、「高崎市の駐車場で知り合いの女性が知人の男性と揉めている」と110番通報がありました。
警察官が駆けつけたところ、10代から20代とみられる女性が血まみれで倒れていて、その後、死亡が確認されました。
目撃者 「『助けて』みたいな声が聞こえたような気がする。『大丈夫ですか』と一声かけたが、反応が無かった」
現場から逃走した黒の乗用車を捜索 埼玉・深谷市で特徴の似た乗用車が事故
警察は、女性の知人男性が何らかの事情を知っているとみて、現場から逃走した黒の乗用車をさがしていたところ、午前4時ごろ、現場からおよそ30キロ離れた埼玉県深谷市の市道で、特徴の似た黒の乗用車が事故を起こしているのが見つかりました。
警察によりますと、車は30代くらいの男性が運転していて、その後、死亡が確認されたということです。
警察は、女性が殺害された事件との関連を調べています。

【速報】出雲市の大規模火災 通報から約10時間後に鎮圧 けが人の情報無し 島根県出雲市

6月23日の午後7時半頃、島根県出雲市の商店街で大規模な火災があり、これまでに10棟以上を焼きました。消防は24日の午前5時45分頃、火災が鎮圧したと発表しました。
火事があったのは、島根県出雲市の商店街の中にある建物で、23日の午後7時半頃、近隣の住民から「建物2階から黒煙」と通報がありました。
現場は、JR出雲市駅から400mほど離れた場所で、飲食店や民家など10棟以上に延焼し、24日の午前5時45分頃、消防によってほぼ消し止められました。
これまでにけが人の情報は入っていません。
現場は、出雲市の中心部、アーケードがある商店街で、店舗や住宅が密集している地域です。
この火事を受け、出雲市内には2か所の避難所が開設され、24日の午前0時半時点で約50人の市民が避難しました。

台風7号(メーカラー)・台風8号(ヒーゴス)ともに今後の進路に注意

6月24日(水)3時現在、非常に強い台風7号(メーカラー)は沖縄の南を北上中です。週後半は沖縄で荒天のおそれがあり、西日本や東日本も影響に注意が必要です。

台風8号(ヒーゴス)はマリアナ諸島を西進していて、台風7号より先に伊豆諸島に接近する可能性があります。
▼台風7号 6月24日(水)3時

中心位置 沖縄の南

大きさ階級 //

強さ階級 非常に強い

移動 北 10 km/h

中心気圧 950 hPa

最大風速 45 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 60 m/s

▼台風8号 6月24日(水)3時

中心位置 マリアナ諸島

大きさ階級 //

強さ階級 //

移動 西 25 km/h

中心気圧 1002 hPa

最大風速 18 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 25 m/s
台風7号 26日(金)に沖縄接近、27日(土)は西日本~東日本へ
台風7号は転向のタイミングを迎え、沖縄の南に北上してきました。今後は次第に北東に進路を変えながら、明後日26日(金)頃には沖縄本島地方に接近する予想となっています。27日(土)は九州の南・四国沖を通って本州の南岸を東進する可能性が高い状況です。

最盛期には中心気圧925hPa、最大風速50m/sまで発達しましたが、すでに勢力を落とし始めていて、今後も衰弱傾向です。それでも本州接近時まで暴風域を伴う予想となっています。
台風7号 西日本を中心に台風接近前から大雨
台風7号は暴風域を伴ったまま先島諸島や沖縄本島に近づく予想です。台風が島の近くを進んだ場合は風雨が強まり、影響が大きくなりますので十分に注意をしてください。

台風はその後、西日本や東日本にも影響を及ぼす可能性があります。停滞する梅雨前線に向かって台風周辺の非常に湿った空気が流れ込むことで活動が活発になる見込みです。台風本体が通過するまで断続的に雨が続き、総雨量が増加することが考えられます。

26日(金)夜までの雨量は九州から近畿の広い範囲で300mm前後に達し、局地的には500mm前後が予想されます。これだけの雨が降った後に台風が近づくため、土砂災害や河川の増水、低地の浸水などの災害に危険性が高まる見込みです。早めの備えが欠かせません。
台風7号 台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率が25%以上の地域は以下の通りです。(気象庁)

千葉県 26 %

東京都

伊豆諸島南部 26 %

静岡県 25 %

鹿児島県(奄美地方除く)

種子島・屋久島地方 27 %

奄美地方 39 %

沖縄本島地方 49 %

宮古島地方 45 %
台風8号 伊豆諸島に接近 進路次第で本州にも影響
台風8号の進路の予想を見ると、北西に進んだあと次第に北東に進路を変え、台風7号よりも内回りを進む格好で、7号より先に東日本へ近づく予想となっています。

現時点の進路図では伊豆諸島付近を通る確率が高くなっていますが、北寄りの進路を進んだ場合には東海や関東の沿岸部にも影響が出ることが考えられます。さほど発達はしない予想とはなっていますが、今後の情報に注意が必要です。
台風の発生が増え始める時期
平年の台風発生数
今年は1月から6月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から6月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。

6月の台風発生数の平年値は1.7個で、例年台風の発生が増え始める時期です。今年も台風シーズンに向けて大雨や暴風への対策を進めるようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風7号の名前「メーカラー(Mekkhala/)」はタイが提案した名称で、雷の天使の名前からとられています。

台風8号の名前「ヒーゴス(Higos)」は米国が提案した名称で、いちじくを意味するチャモロ語からとられています。

【大阪都構想】住民投票は過去と同様「大阪市域で実施」の見通し 高市総理が求めた副首都法案の修正案を維新が受け入れる決定

大阪維新の会は高市総理が求めた副首都法案の修正を受け入れることを決定しました。
「副首都法案」をめぐっては、22日に高市総理が維新の吉村代表に対し、いわゆる「大阪都構想」を念頭に、特別区導入の賛否を問う住民投票を道府県全域で実施できるとした規定の削除などを求めていました。
自民は修正案を了承しています。
一方、維新の地元組織・大阪維新の会は23日夜に緊急の会合を開き、修正案を受け入れることを決めました。これにより、「大阪都構想」の住民投票は過去2回と同様に大阪市域で実施される見通しです。
(大阪維新の会・吉村洋文代表)「選択肢がなくなったことをお詫びいたします。ただこのままでは法案が通りませんので、そこはご理解をお願いをしたい」
維新は24日国会議員団の役員会で、最終決定するということです。

九州北部は線状降水帯発生のおそれ 西から雨の範囲が広がるも北日本は日差しが戻り気温上昇

きょう24日(水)は梅雨前線が北上し、九州では大雨が続くでしょう。四国でも警報級の大雨になりそうです。特に佐賀県、長崎県、熊本県、福岡県では、昼過ぎにかけて線状降水帯が発生するおそれもあります。雨の範囲は次第に東へ広がり、夜は東海でも雨が降るでしょう。
■九州と四国で警報級の大雨のおそれ きょう24日(水)は、九州付近で梅雨前線が北上する予想です。南からは台風7号や8号からの湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるでしょう。九州や四国を中心に断続的に強い雨が降り、雷を伴って激しく降るところがありそうです。佐賀県、長崎県、熊本県、福岡県では昼過ぎにかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。また午前5時過ぎには、長崎県南部では今後3時間以内に線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く可能性が高まっているとして、線状降水帯直前予測も発表されました。雨の範囲は次第に東へ広がり、昼過ぎは近畿地方でも、夕方や夜は東海地方でも広く本降りの雨が降りそうです。
■北日本は天気が回復し日差し戻る 前線から遠い北日本では晴れるところが多いでしょう。朝は低い雲や霧の出るところがありますが、昼前までには消えて晴れる予想です。午後になると東北では南から薄い雲が広がりますが、天気の崩れはなさそうです。
■日中は西日本で平年より低い気温に 予想最高気温は日差しの戻る北日本ではきのう23日(火)よりも5℃ほど高いところが多くなりそうです。東日本はおおむね平年並みで、蒸し暑いところが多くなるでしょう。西日本は22℃前後で、4月下旬から5月上旬並みの涼しさのところが多くなりそうです。
【きょう6月24日(水)の各地の予想最高気温】 札幌 :24℃ 釧路:17℃ 青森 :24℃ 盛岡:27℃ 仙台 :24℃ 新潟:25℃ 長野 :27℃ 金沢:27℃ 名古屋:28℃ 東京:25℃ 大阪 :26℃ 岡山:21℃ 広島 :21℃ 松江:22℃ 高知 :22℃ 福岡:24℃ 鹿児島:27℃ 那覇:33℃
■台風7号と台風8号が週末にかけて北上 台風7号は午前3時の解析では非常に強い勢力で沖縄の南を北上しています。25日(木)から27日(土)にかけて沖縄地方に接近し、その後、日本の南を進む予想です。沖縄では26日ごろ荒れた天気となりそうです。また、西日本は27日(土)から28日(日)にかけて、東日本は28日(日)ごろ雨や風が強まるおそれがあります。台風への早めの対策を行うようにしてください。台風8号は午前3時の解析ではマリアナ諸島付近を西寄りに進んでいます。25日(木)ごろからは北上する予想です。台風8号の動向にもご注意ください。

宇都宮クマ出没、目撃情報以外に批判など400件…「殺処分しないで」「山に放すべき」と市外から多数

今月上旬の宇都宮市内でのクマ出没を巡り、市は23日、目撃情報以外で市に寄せられた電話やメールなどの問い合わせが400件以上だったと明らかにした。多くが殺処分への批判だったが、職員へのねぎらいも含まれていたという。市議会で出井昌子議員の質問に答えた。
市内では今月6~9日、県庁周辺や市内最大の繁華街・オリオン通り商店街などにクマが出没し、市は9日に麻酔銃を用いて捕獲した。市農林生産流通課によると、問い合わせは6日以降に電話や問い合わせフォームなどで寄せられた。
内容の約7割が苦情で、その大半が捕獲後にクマを殺処分したことへの批判だったという。具体的には、「殺処分しないでほしかった」「山に放すべきだった」「動物園で預かれないのか」などの意見で、ほとんどが市外からだった。
一方、残る約3割は市内からの安全確認やねぎらいの声だった。「もう外に出て大丈夫か」といった問い合わせのほか、「不安な日々だったので感謝している」「批判もあると思うが頑張ってほしい」など、対応にあたった職員らを励ます声も寄せられた。
同課によると、問い合わせはクマを捕獲した9日以降に急増し、中には30分以上にわたり苦情を伝える事例もあったという。職員の人格を否定するような言葉を投げかけられることもあったといい、同課の担当者は「一連の流れを検証していく中で、問い合わせへの回答を含めた対応を検討していく」と話した。

「無礼女」「価値ない女」「最低女」知人女性を中傷する文言を掲示板に書き込んだ男(54)逮捕 北海道

北海道・網走警察署は2026年6月23日、名誉毀損の疑いで北見市に住む無職の男(54)を逮捕しました。
男は2025年4月29日から同年9月1日までの間、電子機器を使用し、インターネット掲示板サイトに、知人女性を中傷する文言を掲載した疑いがもたれています。
女性から被害の申告があり、警察が捜査を進めていました。
警察によりますと、男は「子どもを預けて無礼女」「そんな価値ない女」「最低女」などと複数回女性を中傷する文言を掲示板に書き込んだということです。
2人の間には過去にトラブルがあり、男は女性に恨みを抱いていたということです。
調べに対し男は、「僕が悪いので弁解はない」と容疑を認めています。
警察は余罪や事件の詳しい経緯について調べを進めています。

レンタカーを返却期限が過ぎても返さず約1か月乗り回した横領の疑い 46歳の男逮捕 知人の52歳の男も別のレンタカーを横領した疑いで逮捕 愛知県警千種署

名古屋市内のレンタカー店で借りた車を、返却期限が過ぎても返さずに乗り回していたとして男が逮捕されました。
逮捕されたのは、住居不定・無職の46歳の男です。警察によりますと男は先月6日、名古屋市千種区のレンタカー店で、軽乗用車1台(時価94万円相当)を次の日に返す契約で借り、その後、返却期限を先月18日まで延長していましたが、車を返すことなく、約1か月にわたって乗り回していた横領の疑いが持たれています。
今月17日にレンタカー店から警察に被害届が出され、きのう男の逮捕にいたりました。警察の調べに対し男は「知人に返却を依頼したので知人が返却してくれていると思っていた」と容疑を否認しています。
また、警察はきのう、男の知人で名古屋市中川区の無職の52歳の男を横領の疑いで逮捕しました。知人の男は、今月9日に中川区のレンタカー店で軽乗用車1台(時価50万円相当)を2日後に返す契約で借り、その後、返却期限を今月18日まで延長していましたが、車を返すことなく、乗り回していた疑いが持たれています。警察の調べに対し知人の男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は2人の犯行の動機やレンタカーを借りた目的などについて、さらに調べを進めています。