「お宅つぶすぞ」と甥を脅迫した男(71)を逮捕 「脅迫したつもりはない」と容疑否認 北海道

北海道・苫小牧警察署は10月11日、脅迫の疑いで札幌市南区に住む無職の男(71)を逮捕しました。
男は10月7日午後6時前から午後7時半ごろまでの間、胆振管内に住む甥(59)の留守番電話に「お宅つぶすぞ」などと録音を残し、脅迫した疑いが持たれています。
警察によりますと、甥が10月8日に警察署を訪れ事件が発覚したということです。
調べに対し男は、「電話をかけたのは間違いないが、脅迫したつもりはない」と容疑を否認しています。
警察は余罪や動機などについて捜査しています。

当選同期・田中眞紀子氏が明かす高市早苗首相の“実像”「現役閣僚も『本当にやりたいことなんて無いくせに』って文句言ってますよ」

高市早苗首相とは、1993年の衆院選で当選した“同期”である田中眞紀子元外相(82)。現在の高市氏への思いを語った。
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ガラリと環境を変える才能
最近、よく主人と話すのは、高市さんはちゃぶ台返しをして環境を変えるのに長けているということです。
たとえば2月の解散総選挙です。高市さんをめぐっては昨年末、旧統一教会との関係が取り沙汰されました。教団本部の韓鶴子総裁への報告書の中に高市さんの名前が32回記載されていたことや、教団との関わりが深い「世界日報」に5回登場していたことが明らかになり、国会でも追及されていました。その矢先、高市さんはパッと解散した。解散する必要性は一切無かったにもかかわらず、です。
9月の内閣改造についても同様です。そもそも、それまでの閣僚たちが何か取り返しのつかない失敗をしたわけではないのに、なぜ内閣改造をする必要があったのでしょうか?
皇室典範改正や消費減税などで、党内で異論の声が上がってガチャガチャしてきた頃合いで改造されると、閣僚になりたい議員たちは一斉に口を噤む。改造には、議員心理を引き締める効果があるんです。解散にしろ改造にしろ、そうやってガラリと環境を変えることができるのは、彼女の才能かと思います。
高市さんは“普通の人”
ただ、人心掌握がうまくいっているかと言われると、必ずしもそうではないようです。私は今でも閣僚経験者や現役閣僚と食事をすることがありますが、現役閣僚でも、結構文句を言っていますよ。「本当にやりたいことなんて無いくせに」って。聞いているこっちが、閣僚から外されないか心配になるくらい(笑)。
改造にあたってアンケートで人選を決めたというのも、彼女が党内に仲間がいないことの裏返しだと思います。高市さんには、この議員立法を実現させたという実績が思い当たりません。議員立法って、国会に法案を提出するには衆議院で20人以上の賛成者が必要なので、自然と仲間ができるんですよ。でも、そういう活動を彼女がやっているのは見たことがない。仲間がいれば、どの議員が何の政策に強いのか、おのずと分かるはずです。そうした党内ネットワークがないから、わざわざアンケートに書いてもらう必要があったのでしょう。
高市さんは人柄は良い人だけれど、“普通の人”でもあると思います。その印象は、初めて会った時から現在も変わっていません。防衛や外交、安全保障や社会保障など、何の分野に強いのかもはっきりしない。「この分野は彼女じゃないと」というものが何もありません。
加えて、彼女からは、「日本はこうあるべきだ」という経綸を聞いたことがない。
たとえば、10月からの臨時国会で法案の審議が進められる予定の、飲食料品の消費税減税について。高市さんは衆院解散を表明した際、飲食料品の消費税ゼロについて「悲願」と述べました。そりゃあ、「消費税がゼロだったらどんなにいいだろう」なんて、一般の人にとっても悲願ですよ。だけど、その悲願を達成するためには何が必要なのか。それは5兆円ともいわれる財源を確保するための具体的な方策であり、さらには財政再建なのではないですか。
国債と借入金、政府短期証券を合計したいわゆる「国の借金」は、今年6月末時点で1346兆円とされています。消費減税を目指すためには、まず国の借金を減らす。借金を減らすために別の税金を増やす必要があるかもしれませんが、その場合は目的をきちんと説明して国民の理解を求める。国民にとって耳に痛いこともはっきり言うのが首相の責任のはずなのに、高市さんは、その責任から逃げているように見えます。
※約7000文字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア『文藝春秋PLUS』と『文藝春秋』2026年11月号に掲載されています(田中眞紀子「 高市さん、日本をとうしたいのてすか 」)。

・財源づくりに重きを置いた父・田中角栄

・首相は衆知を集めよ
■たなかまきこ 1944年、東京都生まれ。93年衆院選で初当選し、その後は科学技術庁長官や外務大臣、文科大臣を歴任。2012年、衆院選での落選に伴って、政界から引退した
(田中 眞紀子/文藝春秋 2026年11月号)

「支持者をカネで買おうと…」“恫喝音声”の次は「シャトルバス買収」疑惑 簗和生農相(47)「政治とカネ」問題に失望の声あいつぐ

〈 《事実関係を確認中》予算カット発言だけじゃない、簗和生農相が今度は“シャトルバス買収”疑い 専門家は「公選法が禁じる買収に該当」 〉から続く
「恫喝音声」問題で批判を集める簗和生農相(47)。10月7日には、過去の衆院選において、公示日に開いた出陣式に支援者らを無料でシャトルバスに乗せて集めていたことを「 週刊文春 電子版 」が報じた。支援者らはバス代を支払っていないと証言しており、公職選挙法違反(有権者買収)の疑いがある。この報道に対し、Yahoo!ニュースのコメント欄には、政治への不信感や厳しい批判が数多く寄せられている。
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「週刊文春 電子版」 は9月30日昼、簗氏が今年5月に地元関係者との会合で、自身を支持しなかった自治体の道路予算を「カットした」などと語った“恫喝音声”について報道。簗氏は当初「コメントを控える」と繰り返していたが、10月5日、「発言について撤回をし、お詫びをいたします」と謝罪した。
支援者をシャトルバスで無料送迎…「公職選挙法違反に該当」
その2日後、「週刊文春」は、簗氏が2024年10月と2026年2月の衆院選公示日に開いた出陣式で、支援者をシャトルバスで会場まで送迎していたと報道。取材に対し、バスを利用した支援者は「お金(バス代)は支払っていません」と証言している。
政治資金問題に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授は、この無料送迎が公職選挙法で禁じられた「財産上の利益」の供与による買収に該当すると指摘している。
「週刊文春」は簗事務所に事実関係の確認を求めたが、期限までに回答はなかった。10月9日の閣議後記者会見で簗氏は、「事実関係を確認しており、整理次第、説明する」「法令にのっとり、適正に処理しているという認識」と語った。
同日の自民党の部会では鈴木宗男参院議員から釈明を求められ、「農林水産行政の推進に支障がないよう対応する」と陳謝する場面もあった。
「多くの国民が『またか』と…」
今回の報道について、Yahoo!ニュースのコメント欄では、「簗氏は、法的に適切に処理していると述べたが、通り一遍の説明で理解する人がどれほどいるのだろうか」など、説明責任を問う声が見られた。
また、「政治とカネを巡る不祥事や疑惑が相次ぎ、多くの国民が『またか』と強い失望を抱いているのではないでしょうか」といった、政治全体への不信感を示すコメントも寄せられている。
さらに、“予算カット発言”と公選法違反疑惑を重ね合わせ、「自分を支持しなかった自治体には道路予算をカット、一方で自分の出陣式には支援者を無料のバスで集めていた、という疑惑。二つを重ねると、支持者を政策ではなくカネで買おうとする簗氏の姿勢が浮かび上がる」と批判する意見もあった。
《現在配信中の「 週刊文春 電子版 」および発売中の「週刊文春」では、簗氏の人物像や“ハイヒール妻”の存在、選挙演説での“恫喝”発言のほか、領収書や証言などを基に“シャトルバス買収”疑惑の詳細について報じている》
(「文春オンライン」編集部)

【速報】「池に男性が沈んでいます」 キャンプ場の池で高齢男性が死亡 北海道・赤井川村

【速報】「池に男性が沈んでいます」 キャンプ場の池で高齢男性が死亡 北海道・赤井川村
10月12日、北海道・赤井川村のキャンプ場の池で、高齢男性が発見され、その場で死亡が確認されました。
12日午前6時50分ごろ、「池に男性が沈んでいます」とキャンプ場の客から消防に通報がありました。
消防によりますと、通報を受け駆けつけると、高齢の男性が池に浮いていて、消防が救助しましたが、その場で死亡が確認されたということです。

海外で「かけ子」をさせるため女性連行容疑、組員ら男女5人逮捕…特殊詐欺の実行役送り込みに暴力団関与か

海外の拠点で特殊詐欺グループの「かけ子」をさせる目的で女性を連れ去るなどしたとして、福岡県警が指定暴力団山口組系組員の男(50歳代)ら男女5人を所在国外移送目的略取と監禁の疑いで逮捕していたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、特殊詐欺グループの背後に暴力団が関与し、海外に実行役を送り込んでいるとみて、全容解明を目指す。
捜査関係者によると、男らは共謀し、6月、男の知人女性(30歳代)を詐欺電話をかけるかけ子として海外の拠点に送るため、福岡市内のビルの一室に監禁し、車で福岡空港国際線旅客ターミナルまで連行した疑い。海外への渡航前に県警の警察官が女性を保護し、事件が発覚した。
県警は、男が特殊詐欺の実行役を集める「リクルーター」とみて調べる。県警がリクルーターを所在国外移送目的略取容疑で摘発したのは初めてという。
目立つ海外拠点
特殊詐欺を巡っては近年、日本国内での摘発が強化され、特殊詐欺グループが海外に拠点を置くケースが目立つ。日本警察と海外の捜査機関が連携し、摘発する例も増えている。
警察庁によると、昨年はカンボジアやフィリピン、マレーシア、タイの海外拠点で海外当局に拘束され、日本国内に移送されるなどして、54人(前年比4人増)が詐欺容疑などで摘発された。
リクルーターが「海外で簡単に稼げる仕事がある」などと特殊詐欺の実行役を募り、応じた人が詐欺行為に加担させられる事例が確認されている。パスポートやスマートフォンを取り上げられ、「帰るなら数百万円払え」と言われたり、指示に従わないと暴力を受けたりしたといった証言が得られているという。

【速報】10代の男女7人乗った車 路外逸脱…6人けがして搬送 片側1車線の直線道路 国道240号

【画像】10代の男女7人乗った車 路外逸脱…6人けがして搬送 片側1車線の直線道路 国道240号
2026年10月12日午前、津別町大昭付近の国道で乗用車が路外に逸脱する単独事故がありました。
事故があったの津別町大昭付近の国道240号です。
午前4時半ごろ、乗用車に乗っていた人の携帯電話の衝撃検知機能を通じて消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、乗用車は美幌方向から釧路方向に走行していて、16歳~19歳の男女7人が乗っていたということです。
このうち6人がけがをしていて、骨折の疑いがある人もいるということです。いずれも意識はあり、会話可能で命に別条はありません。
現場は片側1車線の直線道路で警察が事故の原因を詳しく調べています。

広島・世羅町で女性が血を流し死亡 夫も死亡 無理心中の可能性も

12日未明、世羅町の住宅で女性が首から血を流し死亡しているのが見つかりました。夫も首を吊って死亡しているのが見つかり、警察は無理心中の可能性も含め、捜査しています。
遺体が発見されたのは世羅町小国の住宅です。警察によると、午前0時20分ごろ、女性の親族から「女性が首から血を流して倒れている 意識がない」と通報がありました。女性はその場で死亡が確認されました。死亡したのは、この家に住む向谷春美さんで、首から出血しており、何らかの刃物で刺されたとみられています。向谷さんは夫婦2人暮らしで、70代の夫は敷地内の別の建物で首を吊った状態で死亡しているのが発見されました。警察は無理心中の可能性を視野に、詳しい経緯を捜査しています。
【2026年10月12日放送】

高市首相はなぜ簗農水相を辞めさせないのか…「予算カット発言」→大臣更迭で“最も得をする人たち”の正体

※本稿は、須田慎一郎氏のYouTubeチャンネル「ただいま取材中!」の一部を再編集したものです。
今、国会で最も注目を集めている簗和生農林水産大臣の「予算カット」発言問題。自身を支援しなかった自治体の道路予算を削減するよう圧力をかけた疑惑であり、事実であれば大臣の資質が問われる事態だ。
野党から厳しい追及を受ける中で、10月8日、高市総理は「私自身、発言は不適切だと考えましたので、厳しく注意をしました。しっかりと説明をした上で、襟を正して、職責を全うしてほしいと」と述べて、更迭する意思はないことを示した。しかし、この判断に対しても世論から大きな批判が巻き起こっている状況にある。
だが、この発言部分だけを切り取って「とんでもない発言をした、とんでもない大臣」と糾弾し、例えば大臣ポストを更迭したり、あるいは議員辞職に追い込んだりしたところで、果たしてそれで全てが「幕引き」となるのだろうか。
私は、問題発言の一報を受けてすぐさま現地へ足を運び、複数の関係者と面会して取材を重ねてきた。その内容から、仮に簗大臣が更迭されたとしても、問題の本当の決着にはならないと見ている。
なぜなら、この事態の背景には、現在話題となっている福岡県議会の問題にも通底するような「地方政界のドロドロとした闇」が横たわっているからだ。見方を変えれば、簗農水相はこの地方政治の泥沼における、ある種のスケープゴートにされてしまった可能性すらある。
問題の本質は、表面的な失言騒動ではなく、このすっきりとしない、釈然としない地方政治の理不尽な力学そのものにある。現地取材を通じて、私はその認識を強く持つに至った。
もちろん、だからといって何らかの処罰が一切行われず、現状追認でよしとするわけではない。本稿では、私が現地で掴んだ事実関係を共有した上で、一体この問題にどのような決着をつけるべきなのか、その判断を読者の皆様に委ねたい。
事の経緯を時系列で追っていこう。発端となったのは、5月24日に開かれた自民党支部総会後の出来事である。
簗農水相の選挙区である「栃木3区」は、彼の地元であり強固な地盤である大田原市をはじめ、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、那須郡那珂川町、そして那須町という複数の自治体で構成されている。
この5月24日、支部総会の後に懇親会が開催された。ただし、これはあくまで非公開の場であり、簗氏を地元で支える有力な後援者や熱心な支援者など、ごく少人数だけが集まった「内輪の宴」であった。のちに簗氏が記者会見で「プライベートな会合だった」と釈明したのは、そういう意味合いからである。
ところが、この懇親会に遅れて到着した簗氏の口から、耳を疑うような言葉が飛び出した。「那須烏山市と那珂川町の2026年度の道路予算を大幅にカットした」。
さらに同氏は、名指しした自治体の首長が「自民党の国会議員は不要である」という行動をとり、多くの市民や町民がそれに追随する判断を下したと、恨み節とも取れる一連の発言を行ったのである。
この発言を文字通りに受け取れば、農水相就任前の簗氏が自民党の国会議員という立場を利用し、自身を応援しなかった自治体への“意趣返し”として、国土交通省に圧力をかけて予算を減額させたことになる。「自分が働きかけて予算を削ったのだ」と誇示しているようにしか聞こえない。
しかも、見過ごせない事実がある。実際の2026年度予算を確認すると、確かに那須烏山市と那珂川町の道路予算は、前年度と比較して大幅なカットとなっているのだ。
首長の態度への報復として予算を削ったという発言と、実際の予算配分の動きが見事に一致している。国交省は、簗氏から問い合わせは受けたものの、予算配分への影響は「一切ない」と否定している。それでも、この符合を見れば「簗氏の働きかけに国交省が応じた」と見るのが自然だろう。
そして、あろうことか、極秘裏に行われたはずのこの会合の音声データが外部へと流出し、『週刊新潮』や『週刊文春』の手に渡った。これが、現在世間を騒がせている一連の報道の引き金となったのである。
こうして経緯を振り返ってみると、この音声データが外部に流出した経緯には、非常に気味が悪い、不自然なものが付きまとっていることに気づく。
前述の通り、懇親会は側近中の側近しか集まっていないクローズドな会合だった。つまり、その密室空間において、誰かが簗氏の発言を密かに録音していたことになる。
少なくとも、会合の出席者か音声にアクセスできる人物が録音・流出に関与した可能性がある。録音した人物や、音声が週刊誌に渡った経緯は明らかになっていない。地元では、さまざまな憶測が飛び交っているが、真相は不明だ。
実際のところ、身内に背中を撃たれた簗氏を「哀れだ」と同情する声も地元にはある。当日その会合に出席した関係者に話を聞くと、簗氏はわざわざ「これは決して一般の有権者の前では言えない話だが」と前置きをした上で語っていたという。
絶対に外には漏れない「身内だけの場」という安心感が、あのような脇の甘い発言を誘発してしまった側面は否めない。
さらに時計の針を少し巻き戻して、今年2月に行われた衆院選の結果を見てみると、事態の異常さがよりはっきりと浮き彫りになる。
実は、簗氏はこの選挙において、自身の選挙区である栃木3区で敗北を喫し、比例復活で辛うじて議席を確保するという憂き目に遭っているのだ。
今年2月の衆院選といえば、自民党にとって「高市旋風」が吹き荒れた追い風の選挙であった。これまで比例復活でなんとか議員バッジをつけていたような候補者でさえ、次々と選挙区での勝利を決めた経緯がある。だが、簗氏は敗れたのだ。
なぜ、追い風の選挙でこれほど不可解な敗北を喫したのか。その背景には、地方政界特有の血で血を洗う権力闘争がある。
2021年の衆院選では、簗氏と立憲民主党候補の一騎打ちとなり、自民公認の簗氏が順当に勝利を収めた。しかし、2024年の衆院選では、状況が変わる。保守系無所属新人として出馬した渡辺真太朗氏にわずか178票差まで迫られた。そして、2026年2月の再戦では、渡辺氏が5万8483票、簗氏が5万3975票となり、簗氏は小選挙区で敗れて比例復活したという猛烈な「保守分裂選挙」となっていたのだ。
この渡辺氏を裏で担ぎ上げたのが、他でもない、那須烏山市や那珂川町の自民党地方議員や首長たちだった。
もともとこの2つの自治体は、かつて自民党内で派閥を率いた大物政治家・渡辺美智雄氏が強固な地盤とした、いわゆる「渡辺王国」である。美智雄氏の死後は息子の渡辺喜美氏が地盤を引き継いだが、のちに自民党を離党。その後釜として公募で選ばれ、東京からやってきたのが簗氏だった。地元からすれば「よそ者」という烙印を押されながらも、簗氏は当選を重ねて自民党公認候補としての地位を築いてきた。
そこに目をつけたのが反簗派である。今回出馬した渡辺氏は、実は渡辺美智雄・喜美親子とは一切の血縁関係がない。一方、渡辺氏自身は那須烏山市出身で、地元に根を張って活動してきた。かつて「渡辺王国」と呼ばれた地域で、東京出身の簗氏と地元出身の渡辺氏が争う構図となった。有権者のなかには、同じ渡辺姓であることから、渡辺家の系譜を引き継いだ候補者かと勘違いする人も少なくなかったという。
結果として、今年2月の衆院選では無所属の渡辺氏が小選挙区を制することになった。この時、最も露骨な動きを見せたのが先述した2つの自治体である。
例えば、那須烏山市の川俣純子市長。彼女はこれまで一貫して自民党推薦で当選を重ねてきた自民党籍を持つ首長である。それにもかかわらず、公然と無所属候補である渡辺氏を支援したのだ。
自民党の公認候補がいる小選挙区で別の候補者を応援することは、党内において最も重い「反党行為」に当たる。当然、厳罰に処されてしかるべきだ。しかし不可解なことに、選挙後に自民党栃木県連が下した処分は、極めて軽い「戒告処分」にとどまった。この不公平で歪んだ対応こそが、地方政界の異様な力関係を物語っている。
さらにもう一つ、重要な背景がある。
この栃木3区には突出した主要産業があるわけではなく、土木建設業によって地域経済が回っている、いわゆる「土建王国」なのである。
したがって、道路予算が削られたということ、あるいは「自分には予算を削る力がある」と誇示することには、この地域において極めて重大な意味合いが含まれている。
実のところ、地元の地方議員たちはこの土建業界と密接に結びついている。ここで見えてくるのが、現在問題視されている福岡県議会にも通底する異様な構図だ。県議や市議といった地方議員たちが「自分たちの背後には土建業界がついている。俺たちの言うことを聞け。言うことを聞かないなら選挙で落選させるぞ」と、国会議員に対して猛烈な圧力をかけているのである。
さらには、国会議員に対してカネを要求するような地方議員まで存在したという複数の証言があった。議長や副議長ポストをめぐってカネが飛び交ったとされる福岡県議会の騒動を彷彿とさせるような、生々しい動きが起きていたのだ。
こうした理不尽な要求に対して、簗氏は一貫して拒否の姿勢を貫いていたと複数の関係者から聞いた。「そんな要求には乗れない」と突っぱねていたのである。
したがって、今回の「予算カット発言」だけを切り取って見れば、当然ながら簗農水相に大きな責任がある。だが、単に彼を更迭して済む話なのだろうか。
もし、地元土建業界のある種の意図や思惑に乗っかる形で週刊誌が報道し、結果として簗氏の追い落としを図り、政治的に葬り去ってしまったとしたらどうなるか。要するに、地元の利権を貪る勢力にとって「最も喜ばしい状況」を、正義を振りかざしたメディアが作り出すことになる。
これもまた、あまり釈然としない。
では、一体この問題にどのような形で決着をつけるべきなのか。
おそらく高市首相の元には、こうした地方政界のドロドロとした背景がすでに報告として上がっているはずだ。野党や世論からの辞任要求、更迭要求に対して首相が耳を貸さず、「職責を全うしてほしい」と突っぱねた裏には、こうした事情があるのではないか。
とは言うものの、現在の世論が簗農水相に対して極めて厳しい状況にあることは事実であり、その理由も十分に理解できる。問題は、この逆風に耐えきれるかどうかだ。
ここで彼を更迭し、大臣を辞めさせることが果たして本当の「正義」なのだろうか。政治における善悪は、単純な白黒で測りきれないグレーな部分が必ず存在する。そうした複雑な背景を含め、この騒動をどう着地させるべきか、ぜひ読者の皆様にも見極めていただきたい。
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(ジャーナリスト 須田 慎一郎)

黒煙あげ激しく炎上 発生8時間半も”鎮火のめど立たず” 工場火災でプラスチック製品など燃焼か 消火活動続く けが人なし 栃木・那珂川町

きょう午前、栃木県那珂川町の工場で火事があり、8時間以上が経った今も鎮火のめどは立っていないということです。
炎と黒煙立ち上る… 栃木・那珂川町の工場火災 鎮火のめど立たず
これは正午すぎに撮影された映像。工場から炎があがり、黒い煙が立ちのぼる様子が確認できます。
きょう午前5時10分ごろ、那珂川町小川にある工場で「倉庫から煙が出ている」と従業員から119番通報がありました。
工場内でプラスチック製品や材料が炎上か けが人なし
警察や消防によりますと、工場内でプラスチック製品や材料などが燃えているとみられ、消防車など9台が出動し、消火活動にあたっていますが、8時間以上が経った今も鎮火のめどは立っていないということです。
周辺の建物などへの延焼は確認されておらず、けが人や逃げ遅れはいないということです。

牧草を刈り集める機械に巻き込まれ40代男性が左腕を切断「左ひじ付近を…」同僚が119番 ドクターヘリで病院搬送 北海道白老町の牧場

10月12日午前、北海道白老町の牧場で、作業中の40代の男性がトラクターの牧草を刈り集める機械に巻き込まれ、左腕を切断する事故がありました。
事故があったのは、白老町竹浦のタケダ牧場で、12日午前11時すぎ「男性が機械に挟まれ、左ひじ付近から切断した」と男性の同僚から消防に通報がありました。
救急隊が駆けつけたところ、男性が左腕を切断した状態で、ドクターヘリで札幌市内の病院に運ばれました。
男性は搬送時、意識はあったということです。
消防によりますと、当時、男性はトラクターで牧草を刈り集めるロールベーラーと呼ばれる機械の清掃にあたっていて、作業中に衣類が巻き込まれ、腕を切断したということです。
警察と消防が当時の詳しい状況を調べています。