千葉県野田市は「こうのとりの里」(同市三ツ堀)で5月4~6日に生まれたコウノトリのヒナ3羽の愛称を募集している。決定した愛称は放鳥にあわせて発表する。
昨年10月からペアでの飼育を始めた「ミライ」(雌11歳)と「カナタ」(雄12歳)から生まれた初のヒナ。3羽は順調に育っているが、測定していないため体重や体長は不明。順調に育てば7月上旬に巣立ち、8月上旬には放鳥できる見込みだ。
性別が分からないため、愛称は雄3点、雌3点の計6点を募る。愛称(ひらがなに限る)と愛称を思いついた理由(50字以内)を記入し、次の方法で応募する。郵送(〒278-8550 野田市鶴奉7の1 野田市みどりと水のまちづくり課)▽インターネット(市ホームページからもつながる、ちば電子申請サービス)▽市役所などに設置の投函(とうかん)箱▽ファクス(04・7122・1581)。
応募は1人1回のみ。既に別のコウノトリに使われた愛称(応募用紙や市ホームページに一覧を掲載)は無効。募集は6月29日まで。応募の多かった愛称順に採用する。【石川宏】
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「入った瞬間喉が…」商業施設のゲームセンターで異変 23人がせき込むなどの症状、8人病院搬送 名古屋市
8日午後、愛知県名古屋市の商業施設内のゲームセンターで、23人がせき込むなどの症状を訴えました。このうち8人が病院へ搬送されました。
◇
記者(8日午後6時すぎ)
「名古屋市西区の商業施設です。多くの消防車・救急車が集まっています。ストレッチャーが次々と店内へ入っていきます」
名古屋市にある商業施設が騒然としました。通報からおよそ1時間後に撮影された様子では、警察や従業員らとみられる姿があるのがわかります。現場の4階にあるゲームセンターにいた人は…
ゲームセンターにいた人
「(ゲームセンターに)入った瞬間に、喉が痛くなり始めて」
23人がせきや喉の痛みを訴え、8人が病院へ搬送され、消防車両や救急車両も22台が出動しました。一体何があったのでしょうか。
8日午後6時すぎの商業施設前には、多くの消防車両や救急車両がありました。
記者
「ストレッチャーが店内に入っていきます。その後ろ、ボンベを背負った隊員の姿も見えます」
入り口には規制線も張られ、商業施設はものものしい雰囲気に包まれました。
担架で救急車に運ばれる人もいました。
商業施設の中には、消防らとみられる姿もありました。
当時店内にいた人
「救急車めっちゃきてました。救急車と消防車・パトカーもいる。おりてくる時に防護服着ている人が下に行くのを見ました」
通報があったのは、8日午後5時35分ごろです。
通報
「店舗で複数名がせき込むなどの症状を訴えている」
現場となったのは、名古屋駅から北におよそ6キロのところにある大型ショッピングセンターです。近くに駅があり、周りは住宅街になっています。
名古屋市の商業施設「mozoワンダーシティ」の4階のゲームセンターで、体調不良を訴えた客がいたということです。働いていた従業員は…
従業員
「スタッフルームで警察が総動員で動いていた。結構慌ただしい感じの雰囲気がありました。(Q.臭いは)特に感じなくて。異臭って感じは全くなかった」
現場にいた人
「(ゲームセンターに)入った瞬間に喉が痛くなり始めて」
「店入ってすぐに1分しないくらいで、喉がイガイガする感じがして、せきが出だして、そこからすぐに店の人が声かけてくれて『出てください』と言われた」
「みんな自分だけの違和感なのかなと思ってた。大げさにせき込んでる人はいなかったけど、ちょっとだけせき込んだりしている人はちらほら」
「(Q.原因は)特に分かってなかったぽくて、とりあえず店出てくださいと」
消防が駆けつけると、0歳から40代の男女23人がせきや喉の痛みを訴え、このうち0歳の男の子1人を含む男女8人が病院へ搬送されました。
20代の男性は入院が必要だということですが、いずれも意識はあり、命に別条はないということです。
今のところ、有毒なガスや煙などは検出されていないということです。
詳しい状況はわかっておらず、警察と消防が対応にあたっています。
(6月8日放送『news zero』より)
養子は皇位継承権「持たないこととする」…皇族確保巡る取りまとめ案、森衆院議長「養子の子が男子なら継承権持つことに」
衆参両院の正副議長は8日、皇族数の確保に関する「立法府の総意」の取りまとめ案を与野党の全体会議で提示した。女性皇族が結婚後も身分を保持する案と、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案をいずれも「了」とし、政府に法制化を求めた。森衆院議長は次回10日の全体会議で「結論を出したい」と述べた。
会議は衆院議長公邸で開かれ、13の党・会派の代表者が出席。自民、日本維新の会、中道改革連合、国民民主、公明、参政、チームみらいの7党は、おおむね賛同した。立憲民主党は養子案に否定的で、10日の会議で党見解を示すとした。
取りまとめ案では、女性皇族が結婚後も身分を保持するかどうかは「経過措置として(本人の)意向を尊重する」と記した。女性皇族の夫と子の身分に関しては明記しなかった。政府の有識者会議の報告書では、夫と子に皇族の身分を付与しないことが「考えられる」としており、森氏は記者会見で「それも含めて了とした」との認識を示した。
養子案では、1947年に皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を対象とし、養子の年齢や養親の範囲など「慎重に制度設計を行う」と記した。必要があるときは「一定年数ごとに見直す」ことも盛り込んだ。森氏は、養子を迎える皇族の範囲について「天皇家、上皇家、皇嗣家(秋篠宮家)は養親とはなれないことを想定している」と明かし、具体的な手続きは「皇室会議の議を経る」と説明した。
皇位継承権について、取りまとめ案では、養子本人は「持たないこととする」とした。一方、森氏は、養子の子が男子だった場合は「皇位継承権を持つことになる」と明言した。
取りまとめ案では、法改正後に必要があるときは「適時適切な措置」を講じることを付帯決議で確認するよう各党・会派に求めた。森氏は〈1〉女性皇族の家族の住まいや生活費などの処遇の問題〈2〉養子が皇族として活動する際の支援体制――を例示した。
高市首相に手交された後、政府は皇室典範改正案の作成に入る。改正案の骨子を衆参正副議長に報告し、要綱を全体会議で説明した上で、国会に提出する。政府・与党は今国会での成立を目指している。
求刑「懲役27年」の理由【旭川女子高生殺害】元裁判官が読み解く検察の判断「性欲目的ではなく制裁目的」過去の判例との公平性 共犯者とのバランスが影響か
2024年4月、北海道旭川市の橋から当時17歳の女子高校生を川に落下させ、殺害した罪などに問われている旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判で、8日、検察は内田被告に対し懲役27年を求刑しました。
起訴状などによりますと、北海道旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)は2024年4月、自分が写った画像データを無断でSNSに載せた当時17歳の女子高校生を車に乗せ、暴行するなどして監禁。その後、旭川市内の神居大橋で服を脱がせて動画撮影をしたうえ、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと言い、川に落として死亡させた、殺人と不同意わいせつ致死、監禁の罪に問われています。
検察側は論告で、殺人については、被害者の人格、尊厳を踏みにじるもので身勝手極まりない犯行だと指摘。懲役27年を求刑しました。
不同意わいせつ致死について、これまでの判例にあるような「性的なはけ口ではない」とし、量刑について、共謀した受刑者の女(当時19・懲役23年)の判決を考慮したとしています。
懲役27年の求刑 元裁判官の弁護士が見解示す
元裁判官の内田健太弁護士は、検察側の懲役27年という求刑をどのように読み解くのでしょうか。
「殺意の有無」における裁判員の心証、検察側の考え、判決に向けた裁判所の考えなどを聞きました。
【元裁判官の内田健太弁護士の見解】
Q.検察側は、橋から直接落としていなくても一連の言動によって殺人の実行行為が成立すると主張しています。一方、被告は「自分たちの言動で亡くならせた」「殺人犯だと言われても仕方がない」と認めつつも、「押してはいない」と主張しています。この点をどのように評価されますか。
供述が割れている中で、争いのない事実関係、つまり追い込んで橋の上に座らせて「死ね」などと言った行為だけでも殺人罪が成立するというものが検察の基本的なスタンスです。
そうすると、事実認定よりも争いのない事実から殺人の実行行為があったと言えるのか、そして殺意があったのかという評価が大きなポイントになります。
その中で、被告人自身が「今思えば殺意があると言われても仕方ない」と言っているのであれば、直接的ではないにせよ、裁判員の印象に大きく影響を与えるでしょう。
Q.具体的にどのような影響を裁判員に与えるでしょうか。
殺意は本人の内心の話でしかないので、どこまでいっても外形的な事情から「こういうことをしているからには、内心でも殺意があったのではないか」と推測していく作業になります。
本人自身が「客観的に見れば殺意があると見られても仕方ない」という趣旨のことを言っていれば、裁判員が「本人もそう言っているのだから、客観的にもそういう状況だったのだろう」と推測することは十分あり得ます。
「殺意があったと言われても当然」裁判員の心証は
Q.被告にとって不利な発言とも考えられますが、裁判員に「誠実に供述している」という心証になるのでしょうか。
不合理に否定し続けている場合と比べればですが、今回の供述態度全体として見たときに、その発言をもって「反省している」などと有利に働くことはあまり考えられないと思います。
Q.「当時は殺意はなかったが、今は危険なことをしていたので殺意があったと言われても当然」という発言から、被告が危険な状況を認識していた、いわゆる「未必の故意」のような点があったと評価される可能性はありますか。
おっしゃる通りです。検察側としては、「自身も未必の故意の存在を認めている」ということを言いたいために、反対尋問でそういった証言を引き出したのだろうという訴訟戦略だと思います。今後の審理にも影響を与えてくるでしょう。
裁判所が重視するポイント
Q.被告は最後まで「押していない」「殺意はない」と主張する一方、「死ねと繰り返した」「全裸にした」「欄干に座らせた」ことは認めています。最終弁論などを踏まえ、裁判所は最終的にどのような点を重視して、殺意の有無を判断すると思われますか。
人が亡くなっている以上、結果が重いことは明白です。その中でポイントになるのは、そこに至る経緯です。
犯罪がどれだけ悪質か、そして被告人がどれだけ主導的に動いたのか、この2点が問題になります。
検察も論告で共犯者とのバランスに言及していることから、裁判所も共犯者と比べて被告人がどれだけ主導的で、役割にどのような差があったのかを裁判員と一緒に考えていくことになるでしょう。
「性欲目的」ではなかった 検察が考慮か
Q.懲役27年が求刑されましたが、論告の中で検察はどのような点を重視して殺人罪の成立を主張していると受け止めましたか。
裁判の経緯を見ると、被告人にとって酌むべき事情が多いようには見えません。その中で検察も求刑を悩んだと思いますが、論告を見る限り、本件が極めて悪質であることは前提としつつも、過去の事例との対比、つまり公平性をかなり気にしているという印象を受けました。
Q.懲役27年という求刑の長さについてはどう思われますか。
論告では、過去に無期懲役などになった殺人やわいせつ致死の事案は「自分の性欲を満たすため」という目的があったが、本件はそうではないため、無期懲役ないし懲役30年は難しいという趣旨だったと思います。
しかし、本件の悪質さや、取り返しのつかない若い命が奪われたことを考えると、この27年という求刑が本当に適切なのか、もう少し重い求刑をする余地はなかったのか、ここは様々な意見があるところだと思います。
検察には「自分の性のはけ口としてわいせつをして殺した場合」と「制裁の一手段としてわいせつがあった場合」は違うという判断があるのでしょう。
ただ、これが今の一般的な感覚や裁判員の感覚に照らして、説得的な理由なのかどうかについては、様々な評価があるように思います。
共犯者との兼ね合いも意識か
Q.内田弁護士は、検察側の求刑をどのように評価しますか?
実際に裁判官として判決を下すとなると、外から見ている以上に過去の事例との公平性はかなり重要になります。
世論が重い刑を望んでいるからといって、すぐに重い罪になるわけではありません。ただ、本件の証拠や被告人と向き合った裁判官・裁判員には、あまり求刑にとらわれることなく、国民の感情も踏まえて本件の適切な刑が何かを改めて議論してもらいたいと思います。
Q.共犯者には当時、懲役25年を求刑していました。今回の懲役27年という数字は、共犯者との兼ね合いも意識されたものでしょうか。
確実に意識しているでしょう。さらに言えば、今回の検察の主張は、被告人が最終的に押したかどうかは問わないというものですから、検察としては「押した」とまでは認定されない可能性も念頭に置いているのだと思います。
そうなった場合、共犯者と内田被告の間に有期刑と無期刑ほどの差をつける事情がないと判断される可能性も考慮したという思惑もあるのではないでしょうか。
判決を左右するポイントは
Q.弁護側の最終弁論では、一連の行為は偶発的なものだったと主張しています。この主張はどの程度、裁判員に受け入れられる可能性があるでしょうか。
確かに、周到に計画された犯罪と、その場の流れでエスカレートした犯罪では、前者の方が罪が重くなるのが一般論です。
しかし、本件は通常の流れを逸脱していますから、「計画的ではない」という事情が裁判員に響くとしても、その影響はかなり限定的にならざるを得ない可能性が高いと思います。
Q.最後に、判決を左右するポイントはどのような点になりそうでしょうか。
多く報道されている事件なので、裁判員も様々な情報を持って審理に臨んでいると思います。だからこそ、司法手続きとして、まずは証拠に基づいてどのような事実が認定できるのかを冷静に整理する必要があります。
その上で、認定した事実から検察が主張する犯罪が成立すると評価できるのか。ここについては、裁判官が法律上の要件をしっかり説明し、全員で決めていくことが必要です。
仮に殺人罪が成立するとなった場合、おそらく裁判員の皆さんは厳しい処罰感情を持っていると思います。それも尊重すべきですが、司法手続きである以上、過去の事例との公平性も考える必要があります。
現場の強い処罰感情と、過去の事案との公平性というところで、かなり難しい判断を迫られることは間違いありません。
裁判官と裁判員が忌憚のない意見交換をし、適正な結論を導いてもらいたいと思います。
《旭川・女子高生殺害》「裁判官、裁判員の皆さま、どうか、あいつに私の娘が望む判決を…」父が涙の訴え…「ふてくされている」と法廷で指摘された“リコ”に懲役27年を求刑
〈《旭川・女子高生殺害》「判決を受け入れるかは…判決によって変わると思います」被害者への償いを涙ながらに誓った“リコ”は検察の質問に「わかりません」…“ふてくされてる”指摘も〉から続く
北海道旭川市で2024年4月、当時17歳の女子高生Aさん(留萌市)が殺害された事件で殺人、不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われた旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判の論告求刑公判が8日、旭川地裁(田中結花裁判長)であった。検察側は「被害者の人格の尊厳を無視しており、極めて残虐で悪質。動機も身勝手で酌量の余地はない」として懲役27年を求刑した。22日に判決が言い渡される。
〈画像〉「懲役23年の実刑」控訴しなかった“舎弟”小西受刑者の写真とバンザイ姿で口を大きく開ける内田被告の学生時代の写真
宣誓は拒否、法廷で「ふてくされている」と指摘されたリコ
起訴状によると内田被告は自身の画像をAさんが無断でSNSに投稿したことに腹を立て、2024年4月18日夜にAさんを留萌市内の道の駅に呼び出して車に乗せて暴行したうえ監禁。
全裸にして旭川市の神居大橋の欄干に座らせて動画撮影するなど無理やりわいせつな行為をしたうえ、繰り返し「死ね」「落ちろ」と罵声を浴びせて石狩川に転落させ、殺害したとされる。
この事件では全ての罪の共犯として小西優花受刑囚(21)が懲役23年の刑で服役中、監禁の共犯として少年X(事件当時16歳の無職)と少女Y(同16歳の女子高生)が逮捕され少年院送致などの処分を受けており、内田被告は事件全体を主導したとされる。
「事件当時内田被告に『舎弟』扱いされていた小西受刑囚が起訴事実を全面的に認めて控訴もせず服役した一方で、内田被告は当初から一貫して殺意を否認。
不同意わいせつ致死に関しては、服を脱がせるなどの行為と橋から落下して死亡したことに因果関係はなく、罪は不同意わいせつにとどまるという主張を崩していません。
小西受刑囚は、殺害行為に関わる神居古潭地区での出来事は、自身と内田被告の2人しか知らないことだから、『自分が真実を話すしかない』と証人尋問に出廷し、『リコさんの調書を読んだけど最初から最後まで全部ウソ』『リコさんがAさんの肩甲骨を両手のひらで押した』などと証言しました。
これに対して内田被告は従来通り殺意を否定、小西受刑囚の証言との相違には『小西さんは殺意の部分を認めて、今は懲役23年を下されているので、事件から2年も経って、私が殺意を争っていることに腹立たしいことでいっぱいなのかなと思いました』と述べています。
しかし、内田被告は小西受刑囚の裁判で証人出廷した際、偽証しないことを誓う宣誓すらせず、証言を拒んでスタスタと退廷しました。その理由を自身の裁判で検察官に問われると、『裁判の内容が違うからです』と答え、『同じ事件ですよ』と呆れさせるなど幼稚なやり取りを展開。
被害者遺族の代理として質問に立った弁護士に法廷での態度を『ふてくされている』と指摘され、判決を受け入れる心の準備を問われて『判決によって変わると思います』と述べるなど、露骨に自分本位の姿勢をさらけ出しました」(社会部司法担当記者)
「裁判官、裁判員の皆さま、どうか、どうか、あいつを…」
これを受けたこの日の公判では、検察の論告の前にAさんの父親が意見陳述に出廷し、大きな声で娘への思いを述べた。
「私は被害者の父親です。あの日告げられた内容はどれも耳を疑うばかりで、川に突き落とされたかもしれないと聞き、全身に鳥肌が立ちました。その日の夕方、神居古潭に行き、必死の思いで捜索しました。
1か月が経ち、川から見つかったと妻から涙声で電話がありました。滝川警察署で、白布に包まれて…あまりにも残酷で、その場で泣き崩れました。顔を見ることも触れることもできず『帰ってきてくれてありがとう』と声をかけることしかできませんでした。
長男が生まれ、次は女の子がほしいと思っていた中で生まれました。笑顔がかわいくて無邪気でYouTuberごっこをしたり、プリクラを撮ったりしました。事件の数か月前には家族でエスコン(フィールド)に行き、楽しむ姿を見て、家族っていいなと実感しました。
娘はかけがえのない宝物で、私は娘のことが大好きでした。2年という月日が流れた今も、苦しい日々を送っています。それでも、私たち家族を気遣ってくれる仲間たちのおかげで、歩んでくることができました。
捜査をしてくれた警察、検察官、弁護士の先生、取材をしてくださった記者の皆様、温かいお言葉を寄せてくれた方々、神居古潭にお花を手向けてくださった方々、お悔やみの言葉など、本当にありがとうございました」
父親は最後に内田被告を指さして、こう声を振り絞った。
「裁判官、裁判員の皆さま、どうか、どうか、あいつを、あいつに私の娘が望む判決を下してください。お願いします」
娘が受けた残虐非道な行為は、極刑をもって償われるべき。そう願う遺族に届いた求刑は「懲役27年」だった。論告された内田被告は終始表情を変えず、一点を見つめていた。
その心には、すでに判決を受け入れる準備が整ったのだろうか。それとも、求刑を上回る判決に心を揺らすことになるのか。2週間後の判決に注目が集まりそうだ。
※「集英社オンライン」では、今回の記事に関連した情報を募集しています。下記のメールアドレスかXまで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
子供のSOSを受け止める「110番の家」激減の現実 高齢化・共働きで空洞化する見守り
児童8人が犠牲となった大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)の殺傷事件は、社会が一体となって幼い命を守る重要性を浮き彫りにした。そんなボランティア活動の一つが、子供の「110番の家」。いざというときに児童生徒が助けを求めて駆け込める民家や店舗だが、高齢化や共働き世帯の増加などを受けて減少傾向にある。専門家は見守りの目が減る「街の空洞化」を懸念する。
110番の家は、平成6年に岐阜県で下校途中の女子児童が殺害された事件を契機に、8年に同県内で設置され、全国に広まったとされる。警察だけでなく自治体や教育委員会も同種の仕組みを設け、名称もさまざまだが、ステッカーや小さな看板を目印としている。
警察庁によると、警察が把握する110番の家は、令和6年度末で約143万カ所。平成20年度末の約210万カ所に比べて7割以下に減少している。警察庁は「都道府県ごとに状況が異なると考えられ、一概に回答は困難」とするが、地域コミュニティーの希薄化や共働きによる日中不在の世帯の増加といった社会構造の変化に加え、知らない民家に入る心理的なハードルが高くなっていることも影響している可能性がある。
「近頃はステッカーを見かけなくなった」と話すのは、京都市南区の自営業の女性(61)。近くの商店街は高齢化とともに店が減り、日中ではなく夜間に営業する飲食店が増えたといい、「登下校の時間帯に子供を見守る担い手の減少を感じる」という。
ただ、子供が狙われる事件や不審者情報は絶えず、緊急避難先を確保する必要性に変わりはない。関係機関は協力先の確保に苦心している。
機能不全は1千カ所以上の地域も 「ながら見守り」導入
京都府警では平成30年、他県で児童が被害に遭った事件を受け、110番の家の実態を調査した結果、不在がちだったり空き家となっていたりして機能していないケースが1000カ所以上明らかになった。
その後、積極的な協力呼びかけや協力先への定期的な訪問により、令和7年時点で約1万9000カ所を確保。平成30年より逆に約2400カ所増えた。
時代の変化に合わせた新たな地域防犯のあり方も始まっている。京都府警は建物に限定せず、営業や配送の車両も活用した「こども110番のくるま」を導入。通勤や散歩など日常生活の中で見守り意識を高める「ながら見守り」も推奨している。同様の取り組みは全国的に普及しつつあるといい、担当者は「実情に合わせた見守り活動の形を模索したい」としている。
防犯に詳しいNPO法人「日本こどもの安全教育総合研究所」の宮田美恵子理事長は、防犯ボランティアが減少して大人の目が限定的となる現状を「街の空洞化」と指摘し、犯罪抑止力の減退に警鐘を鳴らす。
110番の家のように子供の目につきやすい防犯マークの存在は今後も必要不可欠だとし、「裾野を広げ、効率的に活動を展開していく姿勢が求められる。下校時間に限定して家の近くを見守ってもらうなど、短時間で負担の少ない活動が有効だろう」と話している。(堀口明里)
《中傷動画問題》「秘書と松井氏の接点は…認めていません」は本当か? 高市総理がムキになって否定するも「裏目に出てる」事務所の正式回答が示すツッコミどころ
高市政権の危機管理能力に、大きな疑問符がついている。きっかけは、国会で議論されている「中傷動画」問題である。野党議員の追及に感情的になるあまりに、高市早苗総理は、“首謀者”松井健氏との「接点」までも否定してしまった。一方の松井氏は、金融庁が調査を続ける暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」の開発責任者で、複数の投資トラブルが取り沙汰される人物でもある。ここにきて新たな動きも見せており、事態はさらなる混迷を極めそうだ。
〈画像〉「女性の出世も思い通りに」「あなたの野望・願望を実現」高市首相が若かりし頃に広告塔を務めたサブリミナルテープの広告
高市総理が否定した「松井氏との接点」
「認めていません」
高市総理がややムキになって、そう語ったのは、6月5日の参院予算委員会のことだった。
共産党の山添拓参院議員から、筆者が「週刊現代」で執筆した記事について「つまり(高市総理の)秘書と松井氏の接点があることはお認めなんですね?」と尋ねられた時のことだった。
高市総理は今年5月以降の国会で、松井氏が「週刊文春」で告発した中傷動画問題について、たびたび尋ねられてきた。
4月末の「文春オンライン」は、今年行なわれた衆議院議員総選挙期間中に、高市陣営が、野党の候補者を中傷する動画を作成してSNSに投稿していたと報道。
この根拠となっていたのが、文春が「選対スタッフ」と記述していた、松井氏による証言と資料だった。
5月中旬には、松井氏がYouTube番組「NoBorder News」に出演し、動画作戦にあたって、具体的な指示はなかったものの、高市総理の公設第一秘書の木下剛志氏(高市事務所所長)とやりとりを重ねていたと証言した。
「松井氏の狙いは、中傷動画作戦への協力で、高市事務所の信頼を得て、サナエトークン事業を実施することだったとみられます。
しかし、サナエトークンを巡り、資金決済法上の問題が指摘され、騒動化すると、高市事務所の“告発”を始めました。
サナエトークンを巡っては、金融庁が調査を続けています。松井氏の一連の告発は、それを牽制しているようにも見えます」(松井氏の知人)
週刊文春は、他候補の中傷について、松井氏が木下氏と交わしたメッセージアプリ「シグナル」などの記録も報じてきている。昨年12月17日の木下氏と松井氏のオンライン会議システム「ZOOM」による面会音声も公開した。
内容は動画作戦と直に関わるものではなかったが、少なくとも高市総理と木下氏に「面識」はあるということを示したかったのだろう。
これに対して、高市総理は国会で、「他候補のネガティブな情報の発信や動画作成は一切行なっていない」などと説明してきた。
さらに「私自身も地元の秘書も面識のない方だ」と主張してきた。そして、ここにきて飛び出したのが「接点を認めてない」という答弁だった。
ところが――。
なぜ「認めていません」と答弁したのか
実は、高市事務所所長の木下氏は、3月頭からサナエトークン問題を取材していた筆者と「週刊現代」の取材に対して、繰り返し接点を認めてきたのである。
木下氏は3月10日に「松井氏が(総裁選のSNS対策を)勝手連で支援していただいたことは認識していますが、選対として行なっていた事実はありません」と回答。
さらに、週刊文春の報道後の5月20日には、「高市事務所では、松井氏のアカウントを承知しておらず、活動の具体的な内容は一切承知しておりません。当然、松井氏が選対のメンバーという事実もありません」と説明していた。
つまり、総裁選における松井氏が勝手連として高市陣営の支援をしていたことは知っていたが、活動の詳細は把握していなかったという主張である。
言うまでもなく、松井氏と「接点」がない限り、「支援を認識」することは不可能だろう。
さらに、3月23日付の回答書では、メッセージアプリ「LINE」を通じて、松井氏とやりとりしていたことも明らかにした。
〈NoBorder社より、『Japan is Back』という勝手連での高市早苗応援団企画をしたいという相談は昨年末より受けておりました。『Japan is Back プロジェクト』に関するグループLINE内に松井氏はメンバーとして入っていました〉と説明していた。
木下氏からは「週刊文春」で松井氏が告発したZOOM会議についても、説明があった。
4月3日付の回答書で、「12月17日のオンライン会議は、NoBorder側からの求めに応じて行なったもの。
NoBorder側の取り組みとして、国民の政治に対する声を集める『ブロードリスニング』に関する企画について話を聞いた」と答えていた。
無論、オンライン会合をともにした相手を、「接点がなかった」と言えるはずはない。
こうした正式回答があるにもかかわらず、なぜ高市総理は「(接点を)認めていません」という、虚偽答弁の可能性が指摘される答弁をしてしまったのか?
自民党の副大臣経験者はこう見ている。
「総務大臣時代から高市総理の答弁はたびたび国会で問題になってきました。
率直に認めるべき点は認める、説明すべきは説明するという対応をすれば乗り切れる問題であっても、高市総理が感情的にムキになって答弁することで、騒動が大きくなってしまう。そして、答弁自体が問題化するというパターンです。
世襲でもなく、叩き上げで、男性社会の永田町で生きてきた高市総理は、目いっぱい気を張っている。
歴代総理と比べて、官僚のレクを重視せず、一人で抱え込む。そうした余裕がないところが、危機管理上、裏目に出てしまっています」
ここにきて、松井氏が共同通信のインタビューに応じるなど、騒動は収まる気配がない。
「松井氏を巡っては、過去の複数の投資トラブルが報じられている人物でもある。松井氏の高市事務所への“貢献”がどれくらいのものだったかについては疑義もある。
高市総理も、具体的な説明をしない限り、彼のペースで議論が進んでいってしまうでしょう」(前出・松井氏の知人)
国家情報局の設置など、高市政権はインテリジェンス(情報分析・情報収集)強化を掲げる。だが、いままさに問われているのは、高市総理自身の危機管理能力である。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班
「写真撮影は絶対NG」宇都宮でクマが出没し94校休校…担当者が明かす街中で遭遇した際の鉄則
6月7日早朝から8日早朝にかけて、宇都宮市内でクマの目撃が相次いでいる。驚くべきことは北関東最大の繁華街であるオリオン通り商店街周辺でも出没していることだ。
担当者は「今回の出来事は非常にまれなこと」
東武宇都宮駅のすぐそばにあるオリオン通り商店街は、まさに宇都宮市の中心部。全長280mに渡る全蓋アーケードが設置されていることで、天気に左右されずに買い物などを楽しむことができることから地元民が集うほか、Snow Man主演の映画『おそ松さん』や佐久間大介主演の映画『スペシャルズ』など映画やドラマのロケ地としてもよく使われている。
宇都宮タワーや宇都宮競輪場がある八幡山公園は周辺でクマの目撃があったことで7日に予定されていた「コスプレin八幡山公園」「うさぎとふれあい」「乗馬体験」を中止することを発表。
現在もクマは捕獲されていないことから宇都宮市は8日、市立の全ての小中学校94校をすべて休校にしている。
5月11日、環境省が発表した25年度のクマの出没情報は5万776件。09年度以降で最多となった。
4月に同省が発表した人的被害は被害者が238人。うち死亡が13人で、これまで最も多かった23年度の被害219人、死亡6人を上回るなど、クマによる被害が社会問題になっている。
北関東を代表する繁華街にクマが出没したニュースに驚きを隠せない人が続出しているが、過去にも市街地で目撃された事例はあるのだろうか? そこで栃木県環境森林部自然環境課野生生物・鳥獣対策班の担当者に話を聞いた。
過去にオリオン通り商店街周辺でのクマの目撃情報があったか? という質問には、
「今までありません」
と回答。環境森林部自然環境課野生生物・鳥獣対策班が作成した出没マップの位置から考えて、「今のところ1頭と考えています」と語る。
今後、宇都宮以外の市街地でも出没する可能性は十分あるが、もしもクマ対策をしていない街中などで遭遇してしまった場合はどうすればいいのだろうか?
「まずは建物や車など、身を守れる場所に入ることが重要です。写真を撮ろうなどと考えないでください」
今回の目撃情報で、宇都宮市や栃木県に足を運ぶのを躊躇する観光客も多そうだが、
「今回の出来事は非常にまれなことで、今後頻発する可能性は低いと思われます。万が一出会ってしまった場合の対応についての普及を図りながら、推移を見ていきたいと思います」
とのことだった。6月2日にはJR福島駅から約3kmしか離れていない福島市内の事業所でもクマが出没。従業員2人を襲ったあと別の事業所の敷地内でも1人、さらに住宅地でも住民1人を襲い、男女4人がけがをしたばかり。
今やどこに現れてもおかしくないだけに宇都宮や福島でないから安全と思わず、外出する際は歩きスマホなどを極力控えて周囲に注意を払い、自分の身は自分で守るしかないだろう。
《ガルバ店長・鈴木麻央耶被告に新事実》「穴広げろ」「『ちょっと貸せ。やり方が悪い』と言って道具で無理やり…」被害女性が受けた“性暴力”とは
「お前また嘘ついたな。本番行為してねえだろ。奥まで挿れてんのか?」──昨年3月5日の夜、売春目的の客待ち”立ちんぼ”が集まる歌舞伎町・大久保公園で女性を叱責する男性の姿があったという。声を荒らげるのは池袋の”昼ガールズバー”の元店長・鈴木麻央耶被告(39)。目の前にいるのは、男から売春を強いられていたというXさん(当時27)だ。
約4か月後、Xさんは売春法違反(客待ち)で逮捕=起訴猶予処分=。これを皮切りに、鈴木被告と店の元マネージャーの女=5月25日、執行猶予つきの有罪判決=が、管理売春の疑いで逮捕、起訴された。そして、6月4日には事件の”主犯”として注目が集まっていた鈴木被告の初公判が行われた。
Xさんは2024年9月、被告の店に従業員として採用され、給料や体重の増減など、私生活のほとんどを男に”管理”されるようになった。被告はXさんに対し、セクシーキャバクラなどでも働くように指示したが売り上げが上がらず、同年2~3月ごろ「稼ぐには大久保公園しかない」などと売春を指示。生活管理に加え、管理売春にともなう”性暴力”も始まったのだという──。【前後編の後編。前編から読む】
初公判の冒頭陳述で検察官は、すでに起訴されている被告の不同意性交の罪についてこう述べている。
「Xさんは売春を始めた当初、客とホテルに行っても本番行為をしないことがあった。2024年3月5日22時ごろ、性行為をしていないことがばれて『穴広げろよ』などと叱られ、被告とホテルに入った。
被告は『なんで本番行為やらないの』などとXさんを責め、上半身や腕を殴ったり、備品のハンガーで叩いたりもした。『23時までに(指を)根元まで入れろ』と脅迫めいた発言もしていた。Xさんは『解放されるには従うしかない』と思い、自身の左中指を性器に挿入した」
LINEで〈ホテルに行ってくそシバいた〉と…
公判で一部、公開された供述調書の内容によれば、被告はこの日の犯行内容を、「一言一句は覚えていないが、Xさんが言うならそうだと思う」とおおむね認めている。被告は当時、Xさんにカード型GPSを持たせ位置情報を確認しており、買春客とのやりとりや行為中、録音をするよう指示もしていた。さらに男は「ゴムあり、ゴムなしの条件によって値段を決めていた」(供述調書の内容より)ともいう。
さらにこの日、被告はXさんに暴力を振るいながら、その様子を見て楽しんでいた様子も見られる。
クマは「学習能力が高い」箱ワナからエサだけとる映像も 人里で「ずる賢くなってくる可能性」
クマをめぐり、長野県では学校が休校する事態となりました。8日、成獣のクマ1頭が目撃されたのです。近くには足跡のようなものが残され、周辺の小学校や中学校は臨時休校になりました。
各地で警戒態勢が続くなか、8日夜、『news zero』はクマによるけが人が出た福島市へ向かいました。市内には、「クマ注意」と書かれた張り紙がありました。
福島市では今月2日、住宅街にクマが現れ男女4人を襲いました。逃げたクマの行方はわかっておらず、度々姿が捉えられていました。
福島市役所
「周辺を警戒、捜索しています。外出の際はご注意ください」
市内では捜索が続き、各所で対策がとられていました。
家の庭でクマ目撃
「うちの敷地にいたのを見たので、外にいなくて良かったなと」
住民も不安を募らせるクマ。
福島市 馬場雄基市長
「極めて知能性があるクマだと」
市長がこう話すわけは…
クマが居座っていた工場の担当者
「(カギが)しまっていたがクマがカギを開けて、網戸があったが網戸を破って外に出た」
カギをクマ自らで開けて逃走したとみられています。さらに、蛇口をひねり水を飲む姿も目撃されています。
クマの生態に詳しい専門家は…
岩手大学農学部 山内貴義准教授
「学習能力が高い。色々失敗しながらどんどん学んでいく。過去にワナで捕まりそうになって怖い思いをしたとか、そうなるともう、ワナにも近づかなくなる」
実際にこれまで、その“賢さ”が映像にも捉えられています。
箱ワナに向かってゆっくり歩くクマ。オリのなかに入るも扉は閉まることなく、エサをくわえて出ていきました。この箱ワナは、踏むと扉が閉まる板が置かれていますが、前足で踏まないようにしてエサだけをとっていたのです。
クマは人里に出てからも学習するということです。
岩手大学農学部 山内貴義准教授
「里に下りてきた方がエサがあったり、人間に見つからないようにコソコソ行動したり、ずる賢くなってくる可能性は十分ある」
(6月8日放送『news zero』より)