闇バイトで「人生崩壊」と警鐘 警視庁、実際の事件参考に動画

気軽な入り口、絶望の末路―。警視庁が、交流サイト(SNS)から闇バイトに応募した若者らを取り上げた漫画仕立ての動画をホームページで公開している。実際の事件を参考に、本人だけでなく、家族まで巻き込まれる物語を描いた。同庁幹部は「(闇バイトに)関わったら人生崩壊だ」と警鐘を鳴らす。
動画は5本あり、各1~2分程度。「銀行口座売買篇」では、スマートフォンゲームの課金が膨らんでしまった若者が、「#簡単高収入」とのSNS投稿を見つけ、やりとりを重ねるうちに銀行口座開設を指示された。
相手側に口座情報などを渡して5万円を受け取るが、数日後、口座が犯罪に悪用されたとして逮捕。実家には損害賠償請求が届き、資産も差し押さえされる。「もうおしまいだ」と、うなだれる姿で動画が終わる。
ほかに、海外リゾート地でのバイトに応募した女性が特殊詐欺の「かけ子」になるものや、運転代行の募集が実は強盗の運び役だったケースなどを公開している。
制作の背景には、SNS上で闇バイトの勧誘が後を絶たない現状がある。

米兵、タクシーで18キロ移動か 沖縄市から那覇市へ、死亡女性と

那覇市で女性が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊上等兵デビン・バラード容疑者(20)が事件前、被害女性と共に沖縄市から、約18キロ離れた那覇市へタクシーで移動していたとみられることが6日、捜査関係者への取材で分かった。県警は2人の関係や事件に至った経緯を調べている。
普天間飛行場は、両市のほぼ中間にある。捜査関係者によると、2人は那覇市の繁華街へ行き、その後、ホテルに移動したという。
バラード容疑者は3日午前2時10分ごろから午前4時15分ごろ、那覇市のホテルで女性(39)を殺害し、財布とリュックサックを奪った疑いで逮捕された。「私は知りません」と否認している。
県警によると、女性の死因は首を絞められたことによる窒息。首以外に目立った外傷はなかった。
3日深夜、容疑者が沖縄市の繁華街を1人で歩いているところを私服警察官が発見。捜査関係者によると、発見時の服装は、ホテルの防犯カメラ映像とは異なっていたことも新たに判明した。

3つの台風がいずれも発達 三連休明けにかけての進路に注意

10月6日(火)3時現在、日本の南東に3つの台風が存在しています。

大型で強い台風27号(チョーイワン)は小笠原諸島から離れる傾向ですが、引き続き強風や高波に注意してください。

昨日ハリケーンから変わった越境台風28号(ノロ)と、同じく昨日発生した台風29号(コグマ)は三連休にかけての進路に注意が必要です。

台風27号 引き続き高波や強風に注意
▼台風27号(チョーイワン) 10月6日(火)3時

中心位置 小笠原近海

大きさ階級 大型

強さ階級 強い

移動 北 20 km/h

中心気圧 950 hPa

最大風速 40 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 60 m/s
小笠原近海を北上中の台風27号は「非常に強い」から「強い」に勢力を落としたものの、小笠原諸島の広い範囲が台風の強風域に入っています。この先は次第に北東に進路を変えて小笠原からは離れていきます。

小笠原では今日6日(火)も強風が続き、海ではうねりを伴った高波が明日7日(水)にかけて続く予想です。台風が離れても油断はできません。

台風の中心からは離れた本州でも太平洋側を中心に3~4mの高波が押し寄せ、気圧配置の影響で風も強まる所がある予想です。進路から離れていても油断できません。
台風28号 どこまで西進してくるか要注目
▼台風28号(ノロ) 10月6日(火)3時

中心位置 ミッドウェー諸島近海

大きさ階級 //

強さ階級 非常に強い

移動 西 25 km/h

中心気圧 960 hPa

最大風速 45 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 65 m/s
非常に強い台風28号は、9月前半にメキシコ沖で発生した熱帯低気圧が太平洋を横断し、ハワイの近海でハリケーンになり、180度経線(日付変更線)を越えて気象庁の担当領域に入ったことで台風になりました。

既に発達のピークを迎えているとみられ、今後は西進しながら次第に勢力を落とす予想となっています。

週後半にかけて西進する予想ですが、その後は高気圧の縁をまわるようにUターンする傾向が予想されています。どこまで西進してから転向するか、まだ予測にはばらつきがある状況です。念のため今後の進路に注意してください。
台風29号 小笠原や伊豆諸島への影響が心配
▼台風29号(コグマ) 10月6日(火)3時

中心位置 マーシャル諸島

大きさ階級 //

強さ階級 //

移動 北北西 ゆっくり

中心気圧 1000 hPa

最大風速 18 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 25 m/s
台風29号はこの先は進路を西北西に変えて、28号と並行するように西進する見込みです。台風28号とは反対に、西進しながら発達することが予想されていて、9日(金)には強い勢力となるおそれがあります。
参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、北西に進んだあと転向して北東に進路を変える傾向は概ね揃っていることがわかりますが、後半になるほどばらつきが大きくなっていることがわかります。

東寄りの進路をとった場合には影響は小さいものの、西寄りの進路をとった場合には三連休の頃に小笠原諸島などに近づき、連休明けにかけて伊豆諸島などで荒れた天気となることも考えられます。

まだしばらく先の予測のため、シミュレーション結果には不確実性があります。この誤差は日がたつにつれて縮小する見込みですので、最新の台風情報を随時ご確認ください。
平年よりハイペースで発生 秋台風は要注意
平年の台風発生数
2026年はかなり早いペースで台風が発生していて、9月末までの累計でも平年より7個ほど多くなっています。10月に入ってからもすでに3つの台風が発生しました。

10月の発生数の平年値は3.4個で、まだしばらく台風発生の多い時期が続きます。秋の台風はスピードも速いため、被害をもたらす台風が多いことも特徴です。台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。

また、今年は1月から10月まで毎月台風が発生している状況です。1951年からの統計で、1月から10月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風27号の名前「チョーイワン(Choi-wan)」は香港が提案した台風の名称で、彩雲のことをさす中国語からとられています。また、香港にある彩雲邨と呼ばれる観光地になっている団地の名前にもゆかりがあるといわれます。

台風29号の名前「コグマ(Koguma)」は日本が提案した台風の名称で、こぐま座、小熊の意味からとられています。

日本の提案した呼称はいずれも星座名が由来となっています。理由は、「中立的な」名称であること、「自然」の事物であって比較的利害関係が生じにくいこと、大気現象である台風とイメージ上の関連がある天空にあり、かつ、人々に親しまれていることが挙げられます。

一方、西経域から入る台風は、アメリカの国立ハリケーンセンターが定めたリストからつけられた名前が、そのまま台風の名前に用いられることになっていて、台風28号は「ノロ(Nolo)」と呼ばれます。

予算カット発言の簗和生農水相〝辞任せず〟に自民党内部からもあきれる声「国会審議に耐えられるとは思わない」

簗和生農水相が5日、予算カット発言問題で謝罪した。先週は「誤解」を強調していた簗氏だが、この日は観念したように「撤回し、皆さまに深くおわびをいたします」と頭を下げた。一方で「職責を全うしたい」と大臣辞任はしないと明言。自民党内部からも「てっきり辞めると思ってたのに」とあきれる声が出ている。
臨時国会が召集されたこの日、高市早苗首相の所信表明演説が参議院で終わった直後に報道陣の前で簗氏は頭を下げることになった。
問題となっているのは、5月にあった簗氏の地元選挙区・栃木3区内の自民党大田原支部の会合での発言だ。先週発売の週刊新潮によると、「(栃木県)那須烏山市と那珂川町の令和8年度の道路予算については、大幅にカットしました」などと話したというのだ。
2日の会見で簗氏は「表現ぶりが誤解を招くものだった」と釈明したが、この日は「過去に私が道路予算を大幅にカットしました、また首長が自民党の国会議員はいらないという行動をとった、多くの市民・町民がそのような判断をしたといった発言について撤回し、おわびをします」と謝罪。一方で「私が担当省庁に予算削減の働きかけをしたことはない」とし、「不徳の致すところで深く反省をしております」とうつむいた。
高市氏には騒動となったことを謝罪したといい、「引き続き農林水産行政の推進に向けて全力で仕事をせよとご指示をいただいた」という。大臣辞職の考えもないようで、「農林水産大臣として責任の重みを胸に刻んで職責を全うしたい」と主張した。
謝罪したから騒動が収まるものではない。自民党関係者すら「辞めないことに驚きだ。国会審議に耐えられるとは思わない」とさじを投げているほどだ。
別の自民党関係者は発言の背景について、「地元選挙区内の事情が影響しています」と指摘した。予算カット発言の対象となった那須烏山市も那珂川町も簗氏の選挙区内にある。通常、国会議員は地元に予算を持ってくることを実績として誇るものだが、逆とは珍しい。
簗氏は今年2月の自民党が大勝した衆院選において小選挙区で敗北し比例復活となっていた。那須烏山市と那賀川町の首長が簗氏を応援しなかったことで予算カット発言につながったとされるが、当選したのは無所属の渡辺真太朗氏で、簗氏から距離のある人たちが渡辺氏を応援しているという構図だ。
渡辺氏は那須烏山市で生まれ育ち、松下政経塾で学んだ33歳。インスタグラムには同じ松下政経塾つながりで高市氏とのツーショット写真がアップされていた。
簗氏は臨時国会を乗り切れるのか。

「外に出ることが結構息苦しい…」見えない心の傷は軽視? 性暴力でPTSD診断も「致傷」がつかない現状打破へ 被害者や弁護士らが会を設立 検察・裁判所へ申し入れの意向

「性被害の”心の傷”を刑事司法の場で問うてほしい」
性暴力の被害を受けた後も続く心の傷を、刑事司法の場で問うてほしい…被害者や弁護士らが声をあげました。
(20代のAさん)

「近くのスーパーで似ている人いたら被告かなと思ってしまったり、(被告が)何も制限を受けずに罪も償っていないまま、生活しているんだなと思うと、やっぱり苦しくなったり、外にいることが結構息が苦しくなるような状態なので」
大阪府内のAさん。2年にわたって事件の後遺症に苦しめられているといいます。
自傷行為に不眠、学校は留年 重い後遺症「PTSD」の診断
起訴状などによりますと、整骨院の院長・今学士被告(42)はおととし9月、患者のAさんの胸を触ったり首筋にキスをしたりするなどしたとして不同意わいせつの罪に問われています。
これまでの裁判で今被告は、起訴内容を否認し無罪を主張しています。
Aさんは自傷行為や不眠の症状が出て、PTSDと診断されました。通っている専門学校も休学、留年せざるを得なくなり就職活動にも悪影響が出ました。
異変は母親の目にも明らかでした。
(Aさんの母親)

「(Aさんの)手洗いの回数がものすごく増えてたりとか、ハンドソープがすごい量が1日でなくなってたりとか」
見えない傷は”軽視”?…「致傷」がつかない現状への危機感
今被告は罪に問われたものの起訴された罪名には「致傷」はついていませんでした。
Aさんらが検察に対し「致傷」をつけてほしいと求めましたが、変わることはありませんでした。
(Aさん)

「人から見た時にわからない傷は理解されないので、軽視されるということにつながっているなと」
こうした状況を打破しようと、性被害を受けた人を支援する弁護士らが10月5日、会を結成しました。
裁判員裁判の負担も一因か 当事者連携し改善申し入れへ
去年まで検事だった田中嘉寿子弁護士によりますと、性暴力を受けた人の約半数がPTSDを発症しますが、このうち「致傷」として起訴される割合はわずかだということです。
(PTSD致傷認定を望む会田中嘉寿子弁護士) 「PTSDを『致傷』につけない。裁判員裁判は普通の通常事件の10倍ぐらい準備に手間がかかり検察官の負担は大きい。裁判所の負担も大きいんでしょうけれども、だからみんな嫌がるわけですよね」
会は今後、当事者同士の連携を広げ検察庁や裁判所に申し入れ活動を行う方針です。

米兵事件、県政奪還直後で政府危機感…「最悪のタイミング」与党内から懸念の声やまず

政府は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の米海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された事件を受け、対応に万全を期す姿勢を強調している。9月の県知事選で、同飛行場の名護市辺野古への移設を容認し、自民党などが支援した古謝(こじゃ)玄太知事が県政を奪還した直後だけに、世論の反応にも神経をとがらせている。
首相は5日の所信表明演説に先立ち、事件への遺憾の意を表明し、「対応に万全を期す」と言及した。首相周辺は「政府として重大な事案だと受け止めている危機感の表れだ」と語る。
逮捕後の政府の反応の早さにも表れている。米兵逮捕の当日には茂木外相が、京都滞在中だったジョージ・グラス駐日米大使を東京の外務省に呼び、対面で抗議した。小泉防衛相も在日米軍司令官を呼んで綱紀粛正を強く要請した。
沖縄では、米兵が絡む刑事事件が起こるたびに県民の批判が政府にも向けられてきた。今回の事件で、政府の基地問題への取り組みに理解を示してきた古謝氏が、協調姿勢を示しにくくなったとの見方も強い。古謝氏は近く上京し、首相らに厳正な対処を求める方針だ。
日本側の懸念は米側も理解している。グラス氏は5日、X(旧ツイッター)で「米軍人に最高水準の規律と誠実さを徹底させる」と投稿し、全面的に日本の捜査や綱紀粛正の要請に協力する姿勢を示した。
ただ、与党内からは影響を懸念する声がやまない。西銘恒三郎元沖縄相ら同県選出の自民党衆院議員4人は5日、「具体的かつ実効性のある再発防止策」を米側に求めるよう茂木、小泉両氏に申し入れた。このうちの一人は、政府と沖縄県が連携強化を模索していたことを念頭に「最悪のタイミングだ」と嘆いた。
日米地位協定は米兵や軍属による公務外での犯罪で容疑者の身柄が米側にある場合、起訴までは米側が拘束すると定める。今回は県警が容疑者の身柄を確保しており、日本の国内法に沿って手続きが進められる。

勤務中も犯行か…オンラインカジノで常習的に賭博をした疑い 40歳消防士長の男を逮捕 約1000万円使ったか

三重県尾鷲市で勤務する消防士長の男がオンラインカジノで常習的に賭博をしたとして逮捕されました。 警察によりますと、逮捕されたのは紀北消防組合消防本部で勤務する消防士長・柴田祐容疑者(40)です。 柴田容疑者はことし6月ごろから4カ月間、海外のオンラインカジノのサイトに国内からアクセスし、約3000回・300万円相当のポイントを賭けた常習賭博の疑いが持たれています。 警察が別の事件をめぐり柴田容疑者の携帯電話を解析したところ、犯行が発覚し、調べに対して「4年前から賭博をしていた」と容疑を認めています。 警察は、柴田容疑者の銀行口座の出金履歴などから約1000万円を賭博に使い、勤務中も犯行に及んでいたとみて調べています。

裏金議員初入閣の簗和生農相、地元会合での“圧力発言”に釈明リピートし非難集中 過去にはLGBT差別発言も

簗和生農林水産相は5日、今年2月の衆院選で自身を支持しなかった首長の自治体予算の恣意的削減発言に関し、記者団の取材に応じた。
発端は今月1日に発売された「週刊新潮」(新潮社)の見出しに踊った「『高市首相』の目は節穴か『新農水大臣』簗和生の“恫喝音声”」という特集記事だ。簗農相は今年5月、栃木県大田原市で開かれた自民党員らとの懇親会で「(同県)那須烏山市と那珂川町の2026年度の道路予算は大幅にカットした」などと発言したと報じている。翌2日、簗農相は国会内で会見し、“予算カット発言”をおおむね認めた上で、「表現ぶりが一部誤解を招くものだった」と釈明を繰り返した。
簗農相は比例北関東ブロック選出の衆院議員で、9月の内閣改造で初入閣した。2012年に33歳の若さで衆議院議員に初当選を果たし、当選はこれまでに6回。地盤は同市や那須塩原市などの栃木3区とし、国土交通大臣政務官や文部科学副大臣を歴任したやり手である。今年2月の衆院選では、高市早苗首相が那須塩原市に駆け付け、「とにかく私の大事なやなちゃん。私の知恵袋のやなちゃん。いなかったら大変、本当に大変です」などと簗農相への熱烈応援に声を枯らしていた。
そんな簗農相には、地元住民からも熱い信頼が寄せられており「簗農相は、これまでにも地元のお祭りやイベントには大小関わらず顔を出し、早朝から交差点に立っては出勤者や通学する子どもたちにもあいさつを交わしていました。また、地元の学生や旅行者が国会議事堂に見学へ行く際には自らが案内人を務めるほど、地元愛の強い印象がありました」といった簗農相を支持する声が多い。
その一方で、2021年の党会合でLGBTなど性的少数者をめぐり「生物学的に自然に備わっている『種の保存』にあらがってやっている感じだ」と発言し、一部の性的少数者からは反発の声が上がるほか、差別や偏見にもとづく発言だとして問題になった。
2024年には、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、実態と異なる形で政治資金収支報告書に記載していたことが発覚。当時の簗農相は、「同会で適正な処理がなされているとの認識の下で受領した。全額を正当な政治活動に充て、使途は国民にオープンにしており、裏金と言われるものは一切ない」と潔白を訴えていたが、党から役職停止6カ月の処分を受けた。
そんな経緯がありながらも、簗農相は第2次高市内閣に入閣し、裏金に関与した議員の閣僚起用に対しては野党や国民の間で大きな反発を呼んだ。
SNSなどでは、「はだかの王様」「壊れたテープレコーダー」などと表現され批判を浴びる“知恵袋のやなちゃん”。次なる知恵に頭を抱えていることだろう。

《この状況でなぜ笑う?》米兵強盗殺人で沖縄県知事が“薄ら笑い会見”、不謹慎すぎる態度に大物政治家も苦言

10月3日に那覇市のホテルで女性の遺体が発見され、アメリカ海兵隊員の男が逮捕された事件。沖縄県の古謝玄太知事が事件に関して会見を開いたが、その振る舞いが物議を醸している。
普天間基地所属の上等兵が強盗殺人容疑で逮捕
事件は10月3日の午前4時20分ごろ、那覇市若狭のホテルの従業員から「女性の意識がない」と119番通報があり発覚した。亡くなったのは屋宜杏奈さん。チェックアウトの時間が過ぎても退出してこなかったことから、従業員がマスターキーで部屋に入ったところ、意識のない状態で倒れている屋宜さんを発見したという。
「警察はホテルの防犯カメラの映像から、屋宜さんと一緒にホテルに入ったと見られる男性がその後、女性の所持品を持って1人で出ていくのを確認。強盗殺人事件として特別捜査本部が設置されました。4日にはアメリカ海兵隊普天間基地所属の上等兵、デビン・バラード容疑者が強盗殺人容疑で逮捕されましたが、容疑を否認しています。屋宜さんの死因は、窒息死ということです」(地方紙記者)
事件を受け、茂木敏充外相は4日、グラス駐日米大使を外務省に呼び出し強く抗議をおこなった。グラス氏は深い遺憾の意を表明し、「日本当局の捜査に全面的に協力する」と述べたと発表されている。
また、高市早苗首相も自身のX(旧ツイッター)で《このように極めて残忍で凶悪な事件の発生は極めて遺憾》と投稿。米側に強く抗議し、《米軍関係者の綱紀粛正と事件・事故の再発防止の徹底を強く求めたところです》と綴っている。
「なに笑ってんだ?」批判が殺到
そんな中、会見を開いたのが先月から沖縄県知事に就任したばかりの古謝氏だった。
「古謝知事は“基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に大きな衝撃を与え、新たな不安を招くものであり、断じて許せるものではなく非常に憤りを感じている”とコメント。米軍の綱紀粛正や隊員教育が機能していないと、怒りをあらわにしました」(前出・地方紙記者)
しかし、記者からグラス大使への抗議の具体的な言葉を聞かれると雰囲気は一転。一言一句は覚えていないとしながらも「遺憾の意は示したかと思います」と答えたのだが、その時の知事の顔には笑顔が……。
不謹慎とも言える知事の“笑顔”に、ネット上では「何がそんなおもろいねん」「今のこの立場にいて、この流れで、薄ら笑いを浮かべて話すって、どういう感覚なんだろう?」「初っ端からやらかしたねこの人。県民として情けないし、呆れるわ……」「就任早々大変だとは思うが、政治家として最低限の演技や腹芸もできないのかと思うと、想像以上にポンコツだな」「ちょっと吹き出しながら遺憾の意って言ってる…感覚おかしい…」など、批判の声が殺到。
また、前衆議院議員の小沢一郎氏も、Xで会見の様子を引用しつつ《この知事は大丈夫なのか? この状況でなぜ笑うのか?》と疑問を呈している。
中には「過度の緊張からくる笑顔では?」との見方もあるが、被害者が亡くなっている痛ましい事件である。どういった原因・意図があったにしても、会見での笑顔は不適切というほかないだろう。
週刊女性PRIME

「AI警告で違法性認識」立証が焦点…回答信用度をどう評価、被告側は無罪主張「100%合っていると思わない」

生成AI(人工知能)の使用履歴が有罪を立証する新たな証拠となりうるか――。薬物密輸事件の公判で、AIとのやりとりが証拠として提出された。海外から荷物を受け取って報酬を得るリスクについて、AIは違法性を警告。それを読んだ被告の認識を巡って、検察側と被告側の主張が真っ向から対立した。(八巻朱音)
「『薬物』『違法』との回答をみてリスクを考えたのではないか」。9月10日、東京地裁で行われた被告人質問。検察側は、無罪を主張する被告の男(35)に、違法性の認識を問いただした。
被告は3月にドイツから合成麻薬「MDMA」を密輸したなどとして起訴された。荷物を受け取る前、そのリスクを対話型生成AI「チャットGPT」に質問。すると、「かなり危険」「薬物・違法物である」などと示されていた。
刑法は原則として、罪を犯す意思(故意)がなければ罰しないと定めている。検察側は被告に対し、「AIから違法性を指摘されてどう思ったか」「気になってリスクを(AIに)聞いたのでは」と追及。被告は「AIが100%合っているとは思っていない」「流し読みだった」などと繰り返した。
検察側は9月30日の論告で「被告は規制薬物と未必的に認識していた」と主張。これに対し、弁護側はAIとのやり取りでは故意の立証が不十分だと反論した。
薬物密輸事件を巡っては近年、被告が荷物の中身を「薬物とは考えなかった」と主張し、無罪となるケースが目立つ。
最高裁のまとめによると、裁判員裁判対象の覚醒剤取締法違反事件では、昨年までの10年間で40件の無罪判決が出た。無罪の割合は4・65%と全体平均の約3倍に上る。
薬物密輸の罪が成立するかどうかについて、最高裁は1990年の判例で「『違法な薬物かもしれない』との認識があれば足りる」との判断を示している。
ある検察幹部は「今後、故意の立証がポイントとなる裁判で、AIの使用履歴を立証に活用するケースは増えるだろう」と話す。
検察は、故意の立証にインターネットの検索履歴などを活用しているが、検索の意図がはっきりせず、うまくいかなかったケースもある。
和歌山県の資産家に覚醒剤を摂取させて殺害したとして元妻(30)が殺人罪などで起訴された事件では、「老人 完全犯罪」「覚醒剤過剰摂取」といった検索履歴を基に、検察側は「殺害するために覚醒剤を入手しようとした」と主張した。
だが、和歌山地裁、大阪高裁は「検索履歴は、目的意識に基づくものもあれば、興味関心の赴くままに検索し、漫然と視聴するものもある」などとして無罪とし、検察が上告した。
星周一郎・東京都立大教授(刑事法)は「AIでの『会話』の履歴は、ネットの検索履歴と比べ、質問の意図やそれに対する回答から、使った人の認識を客観的に示しやすく、故意の立証に有効なツールになる」との見方を示す。
AIは誤回答をする「ハルシネーション(幻覚)」のリスクも指摘される。星教授は、AIの回答を信用するかどうかは、技術の進展や社会への浸透の度合いで変化すると指摘。「裁判所がAIの信用度をどう評価するかで証拠としての重みも変わってくる。判断が注目される」と話した。