鉄くずなど約300トン燃える…リサイクル会社の工場で発生した火事 20時間近く経過も熱がこもり鎮火に至らず

名古屋市港区の工場で鉄くずなどが燃えた火事は、発生から20時間近くが経ちましたが、鎮火には至っていません。 警察や消防によりますと、24日午前1時前、名古屋市港区昭和町にあるリサイクル会社の工場で発生した火事は、これまでに消防車など31台が出動し火は午後3時40分にほぼ消し止められましたが鎮火には至っていません。 鉄くずや古紙などの集積物およそ300トンが燃え、午後7時ごろの映像では建物の屋根などから白い煙が上がっている様子が確認できました。 消防によりますと、4メートルほどに積み上がった集積物の中に熱がこもり、放水をやめると再び発火する状態が続いていて、鎮火は日をまたぐ見通しということです。 この火事によるケガ人はいませんでした。

沖縄本島の37万世帯で断水の恐れ、那覇市の一部で始まる…老朽化した導水管が破損し漏水

沖縄県企業局は24日、ダムなどから浄水場へ水を送る「導水管」が破損して大規模な漏水が発生し、同日夕以降、那覇市など本島中南部を中心とする17市町村の約37万世帯に断水が発生する恐れがあると発表した。別の水路から送水できるよう作業を進めており、25日午前中にも断水が解消される見通しという。
県企業局によると、24日午前3時頃、同県大宜味(おおぎみ)村内の県道に埋設されている導水管が破裂し、漏水しているのを委託業者が確認した。破損した導水管は、本島中部の浄水場などへの送水を担っており、同日午後6時以降、浄水場から送水が停止。同8時半現在、那覇市の一部地域などで断水が始まった。
導水管は敷設から半世紀以上が経過し、県企業局は老朽化が原因とみている。

「やばい、よけて!」暴走盗難車の恐怖 運転手が目撃した一部始終

3連休最終日の昼、多くの買い物客が行き交う国道沿いの歩道で、歩行者が盗難車に次々とはねられた。24日に東京都足立区梅島2で起きた車の暴走は、通行人たちを一瞬で恐怖に陥れた。
家具・日用品の大型販売店が目の前にある現場には、前部が大破した白の乗用車がガードレールにぶつかった状態で停車していた。車の販売店が展示用に使うナンバープレートを付けており、異様な状況になっていた。歩道には血痕のようなものが残されており、倒れた自転車もあった。
群馬県内の実家に帰省するため1人で車を運転していた都内在住の40代女性は、交差点で信号待ち中に後方のサイレンの音に気付いた。直後に大きな音がして、目の前で数人が立て続けにはねられ、男性の警備員が空中で1回転するのを見たという。
動揺しながらも「とにかく助けなきゃ」と車を止めて、周囲の目撃者と一緒に救急車を呼んでもらったり、「AED(自動体外式除細動器)を持ってきてください」と叫んだりして、応急処置に協力したという。
女性は「心肺停止の人やけがをしている人も複数いた。目の前で起き、動揺で気分が優れない」と目に涙を浮かべていた。
妻と小学生の子ども2人を乗せた車を運転していたという男性によると、後方からサイレンを鳴らして近づいて来るパトカーがサイドミラーに映った途端、助手席にいた妻が「やばい、よけて!」と叫んだという。
その瞬間、「ガシャン」という音とともに、後ろを走行中だった車やトラックが相次いで衝突。弾みでトラックが男性の車のすぐ横まで飛んできたが、ギリギリで止まり、間一髪で助かったという。
衝突した車の運転手とみられる人物が男性の車のすぐ横を走り抜ける様子も目撃したという。男性は「連休を利用して実家に帰省するところだった。まさかこんな大事故に遭遇するなんてびっくりした」と話した。
近隣住民にとっても衝撃だった。近くの駐輪場前で事故を目撃した70代男性は「事故を起こした車の運転手かははっきりしないが、ガードレールの隙間(すきま)から歩道の方へ抜け、区役所方面に走って行く男性を見た」と語り、「こんな大きな事故が起こるのは初めてで、ショックが大きい」と動揺した様子だった。
近くに住む70代男性は、食事中に「ドーン」という大きな音を聞いた。外に出てみると白い車が酒の配送トラックに衝突していた。道路のセンターラインの方を見ると倒れている男性と、駆け寄って助けを求める女性が見えた。他にも路上で倒れている人がおり「すごく怖かった」と振り返る。
その後、ニュースで盗難車にはねられたと知った。「とんでもないことでびっくりした」と驚いている様子だった。【西本紗保美、大場弘行、松本ゆう雅】

赤信号無視か 危険運転致死傷疑いも視野に捜査 東京・足立の車暴走

24日午後0時半ごろ、東京都足立区梅島2の国道4号で、白色の乗用車が横断歩道や歩道を約300メートルにわたって暴走し、歩行者らを次々とはねた。警視庁によると、80代男性が死亡し、20代女性が意識不明の重体。玉突き事故も起き、このほか10~70代の男女9人が腕や腰などに重軽傷を負った。
乗用車は約2時間前に自動車販売店から盗まれた盗難車とみられ、運転手の男性は徒歩で現場から逃走したが、警視庁が足立区内の自宅で確保。その後、窃盗容疑で逮捕した。自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いも視野に捜査している。
逮捕されたのは職業不詳の男性(37)。「盗んだわけではなく、試乗だった」と容疑を否認しているという。警視庁は責任能力の有無を調べる。
警視庁や東京消防庁によると、国道4号を北進した乗用車はまず、足立区役所前の横断歩道で、重体となった20代女性をはねた。赤信号を無視した可能性がある。そのまま約90メートル走行した後、歩道に侵入して約100メートル走った。少なくとも4人がここではねられ、亡くなった80代男性は頭など全身の骨が折れていた。乗用車は車道に戻ってトラックに追突。衝撃でガードレールにぶつかって停車したとみられる。午後0時25分ごろからサイレンを鳴らしたパトカーが後ろから追跡していた。
軽傷を負った5人はトラックとその玉突き事故にかかわった車に乗っており、もう1人は歩いていたがどこで事故に遭ったか不明。警視庁は慎重に捜査を進めている。
同日午前10時半ごろ、足立区役所から約1キロ北に位置するトヨタ関連の自動車販売店から「ナンバーのない車両を乗っていかれた」と110番があった。男性は以前も2回来店したことがあり、24日も店側は把握していた。だが、店員のすきを見て販売予定の中古車を盗んで走り去った疑いがあるという。乗用車の鍵は車内にあった。暴走した車はナンバーがなく、特徴も一致することから、同庁は男性が盗んだ車で暴走したとみて調べている。
現場は東武線西新井駅の東約1キロで、大型量販店やマンションなどが建ち並ぶ交通量の多い道路。【朝比奈由佳、安元久美子、菅野蘭】

佳子さま 新型コロナ療養を終えて8日ぶりに公務復帰 「デフリンピック」空手観戦

新型コロナの療養を終えた秋篠宮家の次女・佳子さまが8日ぶりに公務に復帰し、「デフリンピック」の空手競技を観戦されました。
きょう午後3時ごろ、佳子さまはキャメル色のジャケット姿で「東京武道館」の観客席に到着されました。佳子さまは競技の説明を受けながら観戦し、日本代表選手らによる白熱した試合に手話で拍手を送られました。
今月18日から新型コロナウイルス感染によりお住まいで療養されていた佳子さまは、きょうが8日ぶりの公務となり、マスクをつけての出席となりました。現在は体調が回復し、症状もないということです。
佳子さまは2021年から全日本ろうあ連盟の非常勤嘱託職員として勤務していて、手話を用いた公務や聴覚障害がある人との交流を長く続けられています。

東京・足立の11人死傷ひき逃げ、現場から逃走の37歳男逮捕 衝突の盗難車運転か

東京都足立区梅島の国道で24日午後、乗用車が歩道に乗り上げ歩行者を次々とはねるなどして11人が死傷した事故で、警視庁は同日、この車を運転していたとみられる男(37)=同区=を窃盗容疑で逮捕した。
車は盗難車で、男は現場から逃走していた。警視庁は、ひき逃げ事件としても捜査し、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いも視野に調べる。

12歳の娘が湯島で性的サービス、タイ警察が母親の逮捕状…日本に引き渡しで調整

【バンコク=水野哲也】東京都文京区湯島の個室マッサージ店でタイ国籍の12歳の少女が性的サービスをさせられていた事件で、タイ警察は24日、台湾で収容されている少女の母親について、人身取引などの容疑で逮捕状を取ったと明らかにした。
母親は、台湾で自身の売春行為容疑などで拘束され、移民署の施設に収容された。警視庁はすでに、児童福祉法違反(ぐ犯者引き渡し)容疑で母親の逮捕状を取っている。
同庁幹部などによると、少女は6月、短期滞在の在留資格で母親と来日し、そのまま店に連れて来られた。母親は翌日に姿を消し、少女は性的サービスをさせられていた。タイ警察は母親の行為が人身取引にあたるとみて捜査している。
少女の祖母らは24日、バンコクでタイ警察幹部と面会した。警察幹部は面会後、報道陣に対し、母親が日本に引き渡される方向で調整されていると明らかにした。

【速報】警察署内で取り調べ受けていた男性が果物ナイフで腹を刺し病院搬送 部屋で一人になった隙に

24日午前、兵庫県警東灘署内で取り調べを受けていた男性が果物ナイフで自ら腹などを刺し、病院に搬送される事案がありました。

東灘署によりますと、24日午前11時前、署内にある相談室で腹などから血を流し、椅子にもたれかかっている会社員の男性(63)を署員が見つけました。男性は病院に搬送されましたが命に別状はなく、軽傷とみられています。

▼道路交通法違反めぐって取り調べ 果物ナイフの持ち込みに気づけず

男性は午前10時ごろから道路交通法違反をめぐって取り調べを受けていて、署員が書類を取りに7分ほど席を外して部屋で一人になった際、持ち込んだ果物ナイフで自ら刺したとみられています。ナイフは刃渡り約10cmで、左の腹に刺さっていました。東灘署は取り調べの前に危険物などを持ち込んでいないか調べたということですが、男性が果物ナイフを持ち込んでいたことに気づくことができませんでした。

兵庫県警では、取調室などに対象者を1人にすることを内規で禁止していて、東灘署の岩崎智也副署長は「男性の突発的な行動によるものであるが、今後、同種事案の防止に努めたい」とコメントしています。

【速報】“自動車販売店から車を窃盗”男に逮捕状 東京・足立区11人死傷

24日午後、東京・足立区で車が歩行者をひくなどして1人が死亡、1人が重体、9人が重軽傷となったひき逃げ事件について、警視庁は、自動車販売店から車を盗んだとして、窃盗の疑いで、男の逮捕状をとったことが捜査関係者への取材でわかりました。
警視庁はこの後、任意で男の身柄を警察署に移し、詳しく事情を聞く方針です。

「深くお詫び」と玉城デニー知事 沖縄本島の広範囲断水、昭和42年敷設の水道管が破裂

沖縄県は24日、水道管が破裂し大規模な漏水が発生した影響で、沖縄本島中南部の計17市町村で断水する見通しだと発表した。断水が見込まれるのは、糸満市など11市町村の全域と那覇市など6市村の一部地域。別の水道管を使って送水できるようにする作業を急ピッチで進めており、25日午前中には断水が解消する見込みという。
県は24日夕、危機管理対策本部会議を設置し、対策本部長を務める玉城デニー知事がオンラインで出席。玉城氏は「県民、工業用水ユーザーの皆さまに大変ご不便をおかけし、深くおわびする。早期の復旧、事故原因の解明と再発防止の徹底を強く指示した」とのメッセージを寄せた。
県企業局によると、24日未明、同県大宜味村(おおぎみそん)の県道に埋設された水道管が破裂し、漏水が発生しているのが確認された。ダムから浄水場に送水する「導水管」と呼ばれる水道管で、昭和42年に敷設されたという。県は老朽化が原因で漏水したとみている。