26日午後7時半頃、群馬県みなかみ町寺間の関越自動車道下り線水上インターチェンジ(IC)の近くで、交通事故が発生していると110番があった。県警によると、乗用車やトラックなど数十台が絡む多重事故が発生し、少なくとも16台が炎上、1人が死亡した。消防によると、けが人は20人に上り、このうち5人が重傷という。
発生当時、路面は圧雪状態だった。この事故の影響もあり、上下線の湯沢IC―月夜野IC間で通行止めとなった。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
職場で同僚の頭を金づちで殴る 大阪の家庭教師派遣会社、殺人未遂容疑で男を現行犯逮捕
26日午後5時半ごろ、大阪市北区天神橋の家庭教師派遣会社で、「(社員が)ハンマーを持って暴れている。3人で取り押さえている」と社長から110番があった。
駆け付けた大阪府警天満署員が同僚男性(63)を金づちで殴ったとする殺人未遂容疑で、同社社員の川原和也容疑者(56)=大阪市旭区=を現行犯逮捕。川原容疑者は「殺意はなかった」と容疑を一部否認している。
同署によると、川原容疑者と被害男性は別の部署の同僚。2人で会社が入居するビルの階段を上り、部屋に入ったところで、川原容疑者が後ろから突然、男性の頭を殴ったという。男性は頭から出血し病院に搬送されたが、意識はあるという。
同署がトラブルの有無などを調べている。
特別支援学校生の人口集計除外 「漫然と放置」文科相が謝罪
学校基本調査で18歳人口の集計から特別支援学校(特支)の卒業者数が除外されていた問題で、文部科学省は26日、他にも15種類の調査で特支を除外するなどの不適切とみられる取り扱いをしていたと発表した。調査対象などの見直しを検討する。また、遅くとも1971年の文書には特支を除外した統計が記載されていたことを確認したものの、始まった経緯は不明と結論づけた。
松本洋平文科相は26日の閣議後記者会見で学校基本調査について「長年にわたって問題の認識に至らず、漫然とその状態を放置したことが最も問題だった」と述べ、改めて謝罪した。調査を担当する総合教育政策局長ら職員3人を25日付で事務次官注意としたことも明らかにした。
学校基本調査で特支を除外していた問題は毎日新聞の報道で発覚。文科省は特支の児童生徒を含めて再集計するとともに、退職者を含む歴代の担当者40人への聞き取りと旧文部省時代の文献などから経緯を調べていた。
学校基本調査では大学進学率の他に11指標について、最長で48年度までさかのぼり特支を含む形で修正した。
他にも特支を除外するなどした取り扱いが15調査で見つかった。学校保健統計調査は74年度を最後に特支が対象とされてこなかった。公立学校の老朽化状況に関する調査も特支が対象に含まれなかった。問題行動・不登校調査では「いじめ」の件数を除き特支の児童生徒の状況が調査されていなかった。
学校基本調査の不適切な集計がいつ始まったかについては、71年発行の文部統計要覧に特支を除外した統計が記載されていたことが判明。この時の経緯は不明で、半世紀以上改善が図られなかった点については「統計の継続性の偏重や前例踏襲」を理由に挙げた。差別意識の存在については認めなかった。
再発防止策として、障害者理解の増進に関する研修を実施するほか、統計業務の質の向上を図るため専門家会議を設置。外部有識者の助言も受け、統計業務の体制を強化するという。
調査の見直しにあたっては今後、専門家などの意見を聞きながら適切な調査対象や方法を検討する。特支以外に不適切に除外された校種や対象がなかったかも含め、「不断の見直しを進める」とした。
調査は抽出による手法もあり、特支の児童生徒数が少ないためサンプル数が不十分となるなどの課題もある。悉皆(しっかい)調査に切り替えれば学校や保護者の負担が増すため、特支を包摂した調査の設計は難航する可能性もある。【斎藤文太郎】
借り手“ほぼなし” 「発展させる気ない」トケマッチの異常な仕組み
腕時計を預かって預託料を支払うサービス「トケマッチ」は、シェアリングエコノミーと呼ばれる事業モデルの一つだった。所有者が使っていない資産を誰かに預け、借り手が対価を払う。「シェアエコ」と呼ばれて近年、官民で普及が進められてきた。
だがトケマッチについて、捜査幹部は「事業を発展させる意図があったと思えない」と指摘する。
トケマッチは2021年1月のサービス開始以降、腕時計を預ける人を盛んに募った。借り手が付かなくても預託料を払う仕組みを掲げ、テレビCMを流して実績を強調した。一方で、警視庁によると、借り手を募る広告はほぼなく、実際に借りる人は「ほとんどいなかった」という。
そのため、運営会社「ネオリバース」(大阪市中央区)の元代表、小湊(本名・福原)敬済(たかずみ)容疑者(44)らは集めたオメガやウブロの腕時計の多くを売却し、その金を預託料の支払いに充てていたとされる。当初から成立し得ないビジネスモデルだった可能性が高い。
トケマッチは事業停止直前の23年11、12月、最大5万円のギフト券を贈呈してまで、預託者を集め続けた。捜査関係者によると、小湊容疑者はその裏で社内に「じきに事業はやめる」と伝えていたという。
一方、腕時計の評価額に対して年10~20%という高利回りに人は集まった。利用者の多くは、収集家ではなく副業や資産運用を目的にし、被害に遭ったとみられる。【長屋美乃里】
「子ども支援金は独身税」批判も 説明不十分、理解進まず
「子ども・子育て支援金」は「社会全体で子育て世帯を支える」という考え方に基づき、幅広い世代や企業に負担を求める。だが政府による説明は十分とは言えず、理解は進んでいない。使途が子育て支援に限られるため「単身の人は恩恵を受けられない『独身税』だ」との批判も根強い。政府は来年4月の徴収開始に向け広報活動を強化する方針だ。
「徴収が始まったら住民から多数の苦情が寄せられる恐れがある」「国の情報発信が不十分だ」。26日午後、支援金制度に関するこども家庭庁の会議。徴収業務に携わる自治体や健康保険組合の関係者が口々に政府の説明不足を批判した。
政府は「子どもは将来、社会保障制度の担い手になる」として社会全体で支える意義を強調する。これに対し、子どもを持たない人や子育てを終えた高齢者らには直接的な恩恵がないとして、交流サイト(SNS)では「独身税だ」との声が上がり、野党も「事実上の増税だ」と批判する。
こども家庭庁の幹部は「一般の人には分かりづらく、説明が難しい」と頭を悩ませる。
【容疑者逮捕】横浜ゴム三島工場で切り付け事件 警察は殺人未遂で38歳の男を逮捕 負傷者15人は全員意識あり
26日午後4時ごろ、静岡県三島市の工場で複数人が刃物で切りつけられたり液体をまかれてたりして、少なくとも15人の負傷者が確認されている事件で、警察は38歳の男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
警察や消防によりますと、26日午後4時半ごろ、三島市南二日町にある横浜ゴム三島工場で「何者かによって、5~6人刺された。スプレーや液体をまいた」と消防に通報がありました。
現時点で15人の負傷者が確認されていますが、全員、意識はある状態だということです。
現場では、治療や搬送の優先順位をつける「トリアージ」が行われ、重症の疑いが5人中等症の疑いが3人、軽症の疑いが7人だということです。
刃物によるけがが確認されている重症と中等症の疑いの8人はすでに病院に搬送されていて、軽症の疑いの7人は漂白剤によるけがとみられています。
この切り付け事件で、警察は殺人未遂の疑いで、いずれも自称 三島市中に住む職業不詳の小山雅貴(おやま・まさき)容疑者38歳を現行犯逮捕しました。
小山容疑者の逮捕容疑は、26日午後4時ごろ、三島市の工場で28歳の会社員の男性を刃物のようなもので刺した疑いです。
警察は犯行の動機や経緯について詳しく調べています。
『身内びいきの捜査』無罪確定の元社長 不起訴の主任検事が『強引な取り調べ』刑事裁判開くよう求める
大阪地検特捜部に逮捕され、その後、無罪となった不動産会社の元社長が、捜査を指揮した検察官が強引な取り調べを指示したなどとして裁判所に対し、刑事裁判を開くよう求めました。
プレサンスコーポレーションの元社長、山岸忍さんは、学校法人を巡る業務上横領事件に関与したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、その後の裁判で無罪が確定しています。
裁判の中では当時、特捜部に所属していた田渕大輔検事が、山岸さんの元部下への取り調べで、机をたたいた上、「検察なめんなよ」などと迫っていたことが判明。
山岸さんは、捜査を指揮した当時の主任検事が違法な取り調べを指示したなどとして刑事告発し、大阪高検はおととい(24日)、不起訴としました。
この判断を不服として、山岸さんの代理人弁護士らは大阪地裁に直接、刑事裁判を開くよう求める請求を行いました。
山岸さんの代理人・中村 和洋 弁護士
「この不起訴の処分についても、理由も説明をまったく受けておりません。非常に不当な身内びいきの捜査だったと考えております」
特捜部の捜査を巡っては、取り調べを担当した田渕検事についても同じ請求が出され、裁判所が刑事裁判を開く決定を出しています。
川重から私物受領、11人処分=ゲーム機など116万円相当―防衛省
川崎重工業が海上自衛隊の潜水艦修理を巡る架空取引などで捻出した裏金を原資に海自隊員に物品提供や接待をしていた問題で、防衛省は26日、川重からゲーム機などの私物計約116万円相当を受け取ったとして、新たに幹部1人を含む隊員計11人を停職や減給の懲戒処分にしたと発表した。
処分は既に定年退職した元海曹長(56)が8月8日付、幹部ら10人が12月26日付。川重による利益供与は長年にわたり常態化していたとみられ、自衛隊の警察に当たる警務隊が捜査している。 [時事通信社]
『被害者を冒とくしている』15年前の男子高校生殺害事件 損害賠償求める民事訴訟が結審し両親が会見
15年前、神戸市で高校2年の男子生徒を殺害した元少年とその両親に対し、遺族が損害賠償を求めている裁判が結審し、遺族は改めて「被害者を冒(ぼうとく)している」などと訴えました。
2010年、神戸市北区で、高校2年の堤将太さんが殺害された事件では、当時17歳の元少年が逮捕され、刑事裁判で懲役18年の判決が確定しています。
堤さんの遺族は元少年側に損害賠償を求める民事裁判を起こしていて、元少年の両親に対しては「監督義務を怠った」などと主張していました。
裁判は26日、結審しましたが、両親側の代理人は改めて「逮捕されるまで事件を起こしたことを知らず、 犯行を予測することはできなかった」などと主張しました。
堤将太さんの父・堤敏さん
「息子の命を突然、理不尽な形で奪われた。被害者および遺族を冒(ぼうとく)している、裁判自体を冒しているとしか思えない」
判決は、来年3月19日に言い渡される予定です。
横浜ゴム三島工場で「従業員が刺され液体まかれた」と通報、15人けが…ガスマスクのようなもの着用の男を逮捕
26日午後4時半頃、静岡県三島市南二日町の横浜ゴム三島工場の関係者から「従業員が刺され、液体がまかれた」と110番があった。駆けつけた警察官が刃物で刺したとみられる男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
発表によると、逮捕されたのは同市の無職の男(38)。男は26日午後4時頃、同工場内で同社社員の男性(28)を刃物のようなもので刺した疑い。県警は認否を明らかにしていない。現場からは凶器とみられる刃物1本が押収された。捜査関係者によると男は工場の関係者とみられるという。
警察や消防によると20~50歳代の男性15人がけがをして病院に搬送された。8人は刃物で刺されたとみられるが、全員意識はあるという。捜査関係者によると、男はガスマスクのようなものを着用していた。漂白剤のような液体がまかれたとの情報もある。県警は単独で事件を起こしたとみて詳しい経緯を調べる。
同工場に勤務する男性(23)は「危ないので外に出ろと指示があり、仕事を中断した。集団で帰宅するように促されたが、こんな事件が起きるなんて怖い」とおびえた様子で話した。
現場は伊豆箱根鉄道駿豆線の三島二日町駅近くの住宅街。横浜ゴム(本社・神奈川県平塚市)は車のタイヤなどを製造している。同社のホームページによると、三島工場は乗用車用のタイヤを製造し、従業員は987人(2024年12月時点)。同社広報室は読売新聞の取材に「被害を受けた社員の一刻も早い回復を祈っている。警察の捜査に協力していく」としている。