北九州市長を5期20年務めた末吉興一(すえよし・こういち)氏が14日、死去した。91歳だった。
東大法学部を卒業後、旧建設省に入省し、河川局次長、国土庁土地局長などを歴任した。1987年の市長選に無所属で立候補して初当選し、2007年に退任した。
市の基幹産業の製鉄業が冷え込む中、市の活性化を図る長期計画「ルネッサンス構想」を策定。北九州空港や観光地「門司港レトロ地区」の整備に尽力した。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
NHK沢田石和樹アナ 交通事故で右脚骨折 群馬に出張中、横断歩道で車にはねられる
群馬県前橋市で13日午後、NHKの沢田石和樹アナウンサー(49)が乗用車にはねられた。
東京・アナウンス室在籍のアナウンサー。スポニチ本紙の取材に応じたNHKによると、沢田石アナは出張中で、スポーツ中継の制作支援のため前橋市を訪れていたという。宿泊先のホテルからNHK前橋放送局に向かう途中で事故に遭った。
命に別条はないが、右脚の骨を折る重傷で入院している。
現場は主要地方道と市道が交わる交差点。高崎市の男性会社員(54)が運転する乗用車が左折する際に、横断歩道を渡る沢田石アナにぶつかった。いずれも青信号だったといい、前橋署が事故原因を詳しく調べている。
被害者はHKT48の男性スタッフと岡山の会社員 福岡の刺傷事件
14日午後5時ごろ、福岡市中央区地行浜2の商業施設「ボス イーゾ フクオカ」で「女性が刺されている。うつぶせ状態。背中から刺されている」と119番があった。福岡県警によると、施設の出入り口付近などで岡山県倉敷市の女性会社員(27)と福岡市中央区の男性会社員(44)の2人が刃物のようなもので刺され、病院に搬送された。いずれも意識はあるという。刺したのは男性で、凶器を所持した状態で現場から逃走したとみられ、県警は殺人未遂事件とみて行方を追っている。
県警によると、男性会社員は、「イーゾ」に隣接するみずほペイペイドーム福岡の1階エレベーターホールで左胸を刺された。ホールは関係者用で、部外者とみられる男性がいたため、「ここにいてはいけません」と声をかけたところ、突然刺された。
アイドルグループ「HKT48」のホームページ(HP)によると、イーゾには活動拠点の劇場や運営会社が入居し、刺された男性会社員は運営会社のスタッフだった。劇場は休館日で、事務所内にいたメンバーは全員退避し無事だった。
一方、みずほペイペイドーム福岡では14日午後3時ごろから人気男性アイドルグループのコンサートが開かれていた。もう一人の被害者の女性会社員はこのコンサートに来ていたとみられる。男性会社員とは別の場所で背中を刺されたとみられ、イーゾの出入り口付近で倒れているところを発見された。女性会社員は県警に「刺したのは60代ぐらいの男性」と話したという。
県警によると、刺した男性は身長160センチぐらいで、上下黒色の服。眼鏡と白色マスク、黒の帽子を着用していた。
HKT48側はHPで「今回の事件を受け、メンバー・スタッフの安全を確保すべく、施設側とも協議を行い、さらなる警備強化を実施してまいります。(被害者の2人には)1日も早くご回復されることを心からお祈り申し上げます」とコメントした。
札幌市から男性アイドルグループのライブを見に来ていた30代の女性は「ライブが終わって外に出たら、パトカーが集結し、ヘリコプターも飛んで騒然としていた。何ごとかと思った。人が刺されて、犯人が逃げていると聞いて怖くて急ぎ足で離れた」と話した。【金将来、栗栖由喜、川畑岳志】
刃物のようなものを持ったまま容疑者の男が逃走 商業施設で男女2人刺される殺人未遂事件 福岡市中央区
14日夕方、福岡市の商業施設で、男女2人が男に刃物のようなもので刺されました。男は現在も逃走していて、警察は殺人未遂事件として調べています。
警察によりますと、14日午後5時すぎ、福岡市中央区地行浜の商業施設「BOSS E・ZOFUKUOKA」で、27歳の女性と44歳の男性が、男に刃物のようなもので刺されました。
現場は建物1階の従業員入り口近くで、2人は病院に運ばれましたが、意識はあり、会話できる状態だということです。
刺した男は、「身長160センチくらい」「上下黒い服」で「黒い帽子にメガネをかけ白いマスクをつけていた」ということで、刃物のようなものを持ったまま逃走しているとみられます。
背中を刺された女性は、男について「60代くらい」と話しているということです。
警察は、殺人未遂事件として逃げた男の行方を追っています。
現場は、プロ野球ソフトバンクホークスの本拠地・みずほペイペイドームの近くです。
田久保真紀氏、敗れる 出直し伊東市長選 半年にわたる「田久保劇場」終止符 杉本憲也氏初当選
田久保真紀前市長(55)の学歴問題で混乱し、田久保氏が失職したことに伴う静岡県伊東市の出直し市長選は14日、投開票され、田久保氏の再選はならなかった。
田久保氏の学歴問題をめぐる対応などが争点となる中、元市議の杉本憲也氏(43=国民民主県連推薦)が、今年5月の市長選で田久保氏に敗れるまで2期市長を務めた元職の小野達也氏(62=自民静岡県連推薦)や田久保氏ら8人の候補をやぶり、初当選を果たした。静岡は、国民民主の榛葉賀津也幹事長の地元。
市長選には、過去最多の9人が立候補。田久保氏は7日の告示日、第一声で大規模太陽光発電所(メガソーラー)計画の撤回を強調。「伊東には課題が山積している」として自身への支持を訴えた。学歴問題や失職については、触れなかった。
田久保氏は伊東市議をへて、5月25日投開票の市長選で初当選。しかし翌6月に、市の広報誌などに記された東洋大卒とした自身の学歴詐称疑惑が浮上。市の話題は、田久保氏の学歴問題一色となった。
田久保氏は9月、不信任決議案を可決した市議会を解散。10月に行われた市議選をへて新たな構成となった市議会は10月31日、2度目の不信任決議案を賛成多数で可決。これを受けて、田久保氏は市長を自動失職したが、先月19日、出直し市長選への立候補を表明。学歴問題を謝罪した上で、「伊東の未来について、もう1度任せていただけるのであれば、チャレンジしたい」と意欲を示したが、田久保氏の騒動に振り回され「田久保市長疲れ」ともいわれた有権者の支持は得られなかった。
田久保氏に対する2度の不信任決議案の結果行われた市議選と今回の出直し市長選にかかった費用は、計1億円とされる。田久保氏個人の問題から始まった混乱劇は、伊東市に大きな出費ももたらす形となった。
他の候補者は、元観光推進団体役員の利岡正基氏(52)、スポーツインストラクターの石島明美氏(58)、NPO法人代表の岩渕完二氏(73)、会社役員の黒坪則之氏(64)、元会社員の大野恭弘氏(58)、漫画家の鈴木奈々子氏(52)。9人による乱戦となり、「有効投票総数の4分の1」に達した候補がいない場合は、公選法に基づいて再選挙となる可能性もあった。
福岡のドーム近くで殺人未遂事件、HKT48劇場の男性スタッフら2人刺傷…刺したとみられる男逃走
14日午後5時頃、福岡市中央区地行浜の商業施設付近で、男女2人が刃物のようなもので刺された。女性は背中を、男性は胸をそれぞれ刺されて市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。刺したとみられる男は逃走しており、福岡県警が殺人未遂事件として、男の行方を追っている。
同県警中央署の発表によると、刺されたのは岡山県倉敷市の女性会社員(27)と、福岡市中央区の男性会社員(44)。
女性は、みずほペイペイドーム福岡であったイベントに来ており、隣接する商業施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」の1階エスカレーターで刺された。「男と面識はない」と話しているという。
男性は、ドーム1階にある関係者用の駐車場エレベーターホールに男がいたため声をかけたところ、刺されたという。商業施設にはアイドルグループ「HKT48」の専用劇場が入っており、男性は劇場スタッフだった。
HKT48の公式ウェブサイトによると、事件を受け、この日午後6時以降に予定していた「オンライン握手会」を中止した。劇場は休館日で、劇場に併設する事務所にいたメンバーは全員が無事に避難したとしている。
刺したとみられる男は身長約1メートル60、上下とも黒色の服装で、黒色の帽子をかぶり、眼鏡に白のマスクをつけていた。事件に使われたとみられる刃物は現場周辺では見つかっていないという。
福岡・ペイペイドーム近くで男女2人搬送 傷害事件か
14日午後5時ごろ、福岡市中央区地行浜2のみずほペイペイドーム福岡の近くで「傷害事件でけが人がいる」と119番があった。福岡市消防局によると、40代の男性と20代の女性を搬送した。容体は不明。福岡県警が経緯などを調べている。
ドームでは14日午後3時ごろから人気アイドルグループのコンサートが開かれていた。札幌市からライブを見に来ていた30代の女性は「ライブが終わって外に出たら、パトカーが集結し、ヘリコプターも飛んで騒然としていた。何ごとかと思った。怖くて急ぎ足で離れた」と話した。【金将来、栗栖由喜、川畑岳志】
1人を救出も容体不明…4人が住んでいるとみられる住宅で火事 消火活動続く 隣接する建物にも一部延焼
愛知県岡崎市で住宅が燃える火事が発生し消火活動が続いています。現場の住宅からは1人が救出されたということですが、容体は分かっていません。 警察と消防によりますと、火事があったのは岡崎市福岡町にある住宅で、14日午後4時ごろ、「火と煙が出ている」などと隣に住む女性から消防に通報がありました。 消防が出動し、消火活動は午後5時半時点でも続いていますが、隣接する建物にも一部延焼しているということです。 消防によりますと、現場の住宅には4人が住んでいるとみられていて、焼けた住宅の中から1人が救出されたということですが、詳しい容体はわかっていません。
「不審な男が神社から出ていった」金品狙いで神社に侵入 無職の男(48)逮捕 二本松市・福島
金品を窃取する目的で二本松市の神社に侵入したとして、住居不定の男が現行犯逮捕されました。
建造物侵入の容疑で逮捕されたのは、本籍が宮城県で、住居不定・無職の男(48)です。
警察によりますと男は14日午前8時40分頃、金品を窃取する目的で二本松市の神社に侵入した疑いです。
神社の関係者から「不審な男が神社から出ていった」といった通報を受け、警察が男を現行犯逮捕しました。
調べに対し男は容疑を認めていて、警察が窃盗などの被害の有無を捜査しています。
住民「注意するのも怖い…」アルミ缶等の持ち去り禁止条例施行へ 異論唱える“持ち去る側”の事情「おまんま食えない」
名古屋市は、アルミ缶など家庭ごみの“持ち去り”を禁止する条例を2026年4月に施行する方針だ。高まる金属価格を背景に持ち去り被害が急増しているためだが、生活の糧としてアルミ缶を集めてきた人々の行き場がなくなる懸念も指摘されている。
■「ゴミがお金になる…」名古屋でアルミ缶等の“持ち去り防止条例”施行へ
名古屋市中区の若宮大通の高架下で生活するイトウさん、86歳。毎週月曜から木曜まで、午前6時からアルミ缶を集めている。回収したアルミ缶を業者に売って得た収入で生活しているが、2026年4月からこの生活はできなくなる。 イトウさん: 「誰が最初にはじめたんかね。ゴミがお金になる。アルミだけ、スチールはだめ」
11月17日に開会した名古屋市議会に提出された「家庭廃棄物等の持ち去りの防止に関する条例案」。可決されれば2026年4月から施行され、10月には50万円以下の罰金も適用となる。 この条例案で持ち去りが禁止されるのは、アルミ缶だけでなく、粗大ごみや不燃ごみなどすべての家庭ごみだ。 名古屋市環境局の担当者: 「令和3年ごろから金属の市場価格が高騰したことに伴い、アルミ缶だけでなくて、不燃ごみや粗大ごみの持ち去りの通報件数が増えてきました」 ここ最近は、金属の市況価格が高騰して市民の関心が高まったこともあり、市へのアルミ缶持ち去りの通報件数は、2020年度は6件だったが、2024年度は152件と“25倍以上”になっている。
市が回収したアルミ缶はリサイクルされ、得られた収入は市民サービスなどの財源になるが、その損失額は2024年度分の推計で少なくとも5000万円にのぼるという。 名古屋市環境局の担当者: 「市民がルールを守って適正に排出した資源・ごみは、市が適正に収拾して処理する責任がありますので、そういったところで市民の適正処理に対する期待に応えたい」
■地域住人にとっても“持ち去りをやめてほしい”理由がある
名古屋市昭和区の妙見町。ここでは、毎月第2土曜日が資源回収の日とされていて、集めた量に応じて、町内会には名古屋市から補助金が入る仕組みがある。 補助金は、ゴミ置き場の清掃やメンテナンスに係る費用になるため、持ち去られてしまうと、その分の資金が減ってしまう。 妙見町公民協会 近藤邦生会長: 「少しでも町内の糧になればと思っているので、非常に残念です。しっかり“持ち去りはいけない”ということを持っていく方に思っていただければ、少しでも減るのではないかなと」
近藤さんたちの住む昭和区では、実際に持ち去られる現場も目撃されている。 住民が撮影した動画には、午前8時半ごろにゴミ置き場近くに軽乗用車を止め、降りてくる男性がアルミ缶とみられる袋を持ち去る姿が捉えられていた。
別の日には、捨ててあるゴミ袋をあさり、軽トラックで持ち去っていく姿もみられた。 八事富士見町内会 塩谷修平会長: 「早い者勝ちなのか、車も何種類かくるので。軽トラや軽乗用車で来て、積んで持っていくというのが多いですね。注意するのも怖い感じもするので、(地域住民には)怪しい人がいたら教えてねとは言っています」
■条例について支援団体が指摘「持ち去りの問題は圧倒的に悪質業者」
持ち去りで困っている人たちがいる一方で、条例の「問題」を指摘する声もある。 路上生活者を支援する団体「ささしまサポートセンター」の藤井さんは、この条例により、生活が立ち行かなくなる人がうまれることを危惧している。 ささしまサポートセンター 藤井克彦顧問: 「アルミ缶の抜き去りの問題は、圧倒的に業者、悪質業者。車で持っていって、そういうことが問題なので。やむなくアルミ缶で生活を何とかしている、生きてる人を対象にするのはまずいと思う。名古屋市としてやるんだから、真剣に就労対策、できる仕事を提供するということをしないといけない。してほしいという風に思います」
若宮大通で暮らすイトウさんに、どうして缶集めをしているのかを聞いてみた。 イトウさん: 「おまんま食えないもん」 集めた缶は、潰して大きな袋へ。イトウさんによるとアルミ缶は1キロ210円で、大きな袋が7000円程度になる。アルミ缶の回収で週1回、およそ1万5000円の収入を得ている。
今の暮らしについては、「気が楽だ」と話す。 イトウさん: 「気が楽だねえ。せいぜい自分の遊ぶ金がなくなるくらいのもんで。(Q条例ができたらどうする?)来年4月だけど、あんまり考えていないね。どうしようかな思っているだけで。ただそこまで自分の体が持つか」 2026年4月以降の暮らしはまだ考えていないというイトウさん。アルミ缶収集歴・15年以上のベテランが、最後にこんな指摘も。
イトウさん: 「そのかわり出す側のマナーも変わってく。今のような出し方じゃだめ。いま実際には缶もペットボトルも瓶も一緒に出している人が多い。そういうことを無くしないとダメだわね」 2025年12月1日放送