「終わりました」実行役、殺害直後に仲介役へ連絡か 那須2遺体

栃木県那須町の河川敷で会社役員夫妻の焼損遺体が見つかった事件で、仲介役の平山綾拳容疑者(25)=殺人容疑で再逮捕=が、実行役2人と、殺害を完了したことについて連絡を取り合っていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁・栃木県警合同捜査本部は平山容疑者が殺害時にも重要な役割を果たした可能性があるとみて調べる。
捜査関係者によると、平山容疑者は遺体発見前日の4月15日夜、東京都品川区のコンビニエンスストアで姜光紀容疑者(20)と若山耀人容疑者(20)に自身の車を貸した。車は遺体の運搬に使われたとみられる。
平山容疑者は調べに対し、区内の空き家で宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)が殺害された直後とみられる翌16日午前1時半ごろ、現場にいた疑いのある姜容疑者、若山容疑者から「終わりました」「出発します」と連絡を受けたと説明しているという。
平山容疑者はその約2時間後、区内の居酒屋で中間指示役の佐々木光容疑者(28)と会っており、殺害したことを告げた可能性もある。

「災害関連死」新たに30人認定 石川県が合同審査会

石川県で14日から災害関連死の認定に向けた合同審査が始まり、新たに30人が「災害関連死」として認定されました。
石川県内ではこれまでに、少なくとも170人の遺族が災害関連死の認定を求める申請を行っていて、最も多いのは珠洲市で70人。次いで輪島市の53人などとなっています。
この申請に基づき、14日から弁護士や医師など県が選定した5人の委員が地震と死亡との因果関係などを調べ、災害関連死にあたるかどうか判断を行う合同審査が始まりました。
審査会の結果、珠洲市で14人、輪島市で9人、能登町で7人が新たに災害関連死として認定されました。
地震と死亡との因果関係が認められた場合、最大500万円の災害弔慰金が支給されることになります。
石川県では、今後も月に1度のペースで合同審査会を行っていくということです。

小沢氏、党方針に異論 企業献金禁止の立民案

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は14日、自民党派閥裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り党が主張する企業・団体献金と政治資金パーティーの禁止に異論を唱えた。国会内で記者団に「反対だ。何をばかなことをやっているんだ」と述べた。
政治資金の透明化こそが重要だと指摘した上で「企業献金は悪で、個人は善だとどうして言えるのか。パーティーの何が悪いのか」と語った。与党案についても「枝葉末節の話だ」と批判した。

東京・杉並区 児童扶養手当を誤支給 計590万円余り 受給者からの申し出で発覚 連絡とれた約8割の世帯は返納に了承

東京・杉並区は、区が実施する児童扶養手当について、132世帯に対しあわせて590万円あまりを誤って支給していたことを明らかにしました。
杉並区によりますと、児童扶養手当が誤って支給されたのは、ことし3月末に受給する資格を失ったり、資格が停止されたりした132世帯で、今月11日に支払われた金額はあわせて590万円あまりにおよぶということです。
手当を受給した住民からの申し出で発覚し、区が調査したところ、システムへの入力ミスが原因だったということです。
区は今後、返納を求める文書などを全世帯に郵送する予定で、連絡がとれているおよそ8割の世帯からは、返納の了承が得られているということです。
杉並区の岸本区長は「深くお詫びを申し上げるとともに、今後、このようなことがないよう再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

介護保険料 大阪市が国内最高額の月9249円 要因を横山市長『一人暮らしの高齢者』『所得低い人の割合が高い』などと分析「健康寿命延ばし介護できるだけ受けなくていい街づくりを」

厚生労働省は65歳以上の高齢者が支払う介護保険料の新たな基準額を発表し、大阪市が月額9249円と全国で最も高くなりました。 介護保険料のうち、65歳以上の人が支払う「第1号保険料」は市町村などが、3年ごとに見直していて、4月に改定されました。 厚労省によりますと、保険料は全国の平均で月6225円となり、これまでより3.5パーセント増えました。 保険料は介護保険制度が始まった2000年度は2911円でしたが、改定ごとに上がり続けていて、今回も過去最高を更新しました。 厚労省はその理由について、「高齢化の影響で介護サービスの利用が増えたことや介護職員の処遇改善を行ったことなどが考えられる」としています。 地域別の保険料は、大阪市が最も高く9249円で最も低い東京都小笠原村の3374円との差はおよそ6000円となっています。 大阪市の横山市長は保険料が高い要因について、他の自治体に比べて一人暮らしの高齢者が多いことや、所得が低い人の割合が高いことをあげ、「健康寿命を延ばして介護をできるだけ受けなくていい街づくりをしていきたい」と話しました。

〈タワマン刺殺〉ストーカー男に怯えた被害女性は当時、既婚者「怖くてスタンガンと催涙スプレーを買った」「殺人予告もきた」容疑者の元同僚は「彼は空気の読めないところはあった」

〈〈タワマン刺殺〉「本当に結婚をほのめかしたのかな?」「遊び慣れてない男ほど営業トークを勘違い」カリスマキャバ嬢たちは事件をどうみるか?「大事なものを売ってまでお金をつくる男もヤバイ」〉から続く
元ガールズバー経営者のA子さん(25)が東京・西新宿の自宅マンション敷地内で川崎市の運送業、和久井学容疑者(51)に刺殺された事件。かつて「太客」だった容疑者が「開店資金」として工面した約1000万円を取り返そうとこじれた末のトラブルとみられていた。同容疑者は趣味のレアバイクやスポーツカーを処分して捻出した大金を騙し取られ、「俺はストーカーじゃない」と主張していたが、A子さんの友人が「2年以上前からストーカーされ怖いと相談を受けていた」と証言、容疑者の別の側面も明らかになってきた。
〈画像多数〉金色のセクシーなドレスでシャンパンボトルに囲まれるAさんの写真、友人には和久井容疑者の度重なるストーカー行為に恐怖し友人に送ったLINEには「催涙スプレーとスタンガンを買った」という記述が複数あった
「マンションの下で待ち伏せしている」「怖くてご飯も買いに行けない」
A子さんとは3年来の友人で、自身もキャバクラに勤務しているという20代の女性は証言の冒頭、「ネットで出回っている情報はまったく違うし、少なくとも私は2年以上前から和久井さんにストーカーされていて怖いとAちゃんから相談を受けていた」と怒りをあらわにした。
「Aちゃんは、私が以前働いていたキャバクラの最後の出勤日に『ずっとお会いしたかったんです~』とSNSを見て駆けつけてくれたことから仲良くなったんですけど、当時から和久井さんについては悩んでいました。初めて一緒にご飯に行ったときも、『あ、ちょっと待ってください』とやけに集中してスマホを打つので、理由を聞いたところ『ヤバいお客さんがいて、その人から鬼LINEがきてて困ってるんですよ~』と打ち明けてきたんです。
発信元は和久井容疑者だった。「それで『え、どんな~?』と軽い流れで見せてもらうと、そのトーク画面には、5行くらいの長文メッセージが一方的に5個も6個も送られていて思わず『え、ヤバくない、そいつ』と驚いてしまいました。Aちゃんも『これキモくないですか~?』とそのときは苦笑いしてたくらいですけど、一昨年の初めくらいかな? 彼女と電話してたら、『実はお客さんにストーカーされて困っていて…』と深刻に相談してきたんです。その相手が、どうやら以前、鬼LINEをしていた男性らしくて『マンションの下で待ち伏せしていることがあるから、怖くてご飯も買いに行けない』と嘆いていました」
A子さんからの相談は、以降も続いたという。「AちゃんとはLINEのやり取りは続けていて、『警察に何度も相談しているのに(和久井容疑者が)警告を無視して本当に困っている』とか『ストーカーが配達員のフリして玄関の前まで来たりした』とか『一日中マンションの下にいて殺人予告とかもしてくる』と相談してきました。
もちろんキャバ嬢の子って、自分のことを大げさに話す子も多いし『本当なのかな?』と半信半疑で聞いていました。その後、2022年の5月ごろに『もうストーカー捕まったんで大丈夫です~』と言い出して、それ以来はこの話題を話すこともなくなったので安心していたら、こんな事件が起きてしまって。最後に電話したときも『おかげで超元気になりました!』とうれしそうに話していたのに、どうしてこんなことになってしまったのか…という気持ちでいっぱいです」
「Aちゃんは本当にいい子なんですよ」
女性によればA子さんは新潟県出身だったという。「Aちゃんは18歳のころに地元の新潟県上越市を出て、名古屋のキャバクラで3ヶ月働いてから上京して、銀座のキャバクラで働き始めたみたいです。私と出会った当時からAちゃんには銀座のキャバクラ時代の同僚だったという彼氏がいました。その人とは何年か前に結婚したけど、つい最近は『旦那と離婚するかも~』とも話していましたね。
それと、AちゃんはSNSではけっこう強気な発言をしてましたけど、中身はふつうの20代の女の子というか、本当にいい子なんですよ。私と話しているときも『うんうん』と向き合いながら話を聞いてくれるし」
銀座のキャバクラで一時はナンバー1を張り、その後、上野でガールズバーを経営するようになると「キャストの子には弱音は吐けないので」とこぼしていたという。「だからか、かわりによく私に相談してきました。それこそ和久井さんの件で悩んでいたからか、Aちゃんは当時からよくデパス(抗不安剤)や睡眠剤を過剰摂取してましたね。LINEのやり取りも『ストーカーの客と戦ってたらこっちまでメンタル死んでました』とか、Instagramの友達限定のストーリーでも『デパス1シート(10錠)飲んじゃった~』と言ってましたし、その状態で電話をかけてきたことも何度もありました」
そんな若手女性経営者を恐怖のどん底に陥れ、そのうえ命まで奪ってしまった51歳バツイチ男について、前職の運送業で同僚だった60代の男性は「和久井は趣味に生きる人で浮ついた話は聞いたこともなかった」と振り返った。「あいつは根っからのHONDA党でね、お互い前職を辞めたあとも、たまにウチに寄ってバイクや車の話をペラペラとうれしそうに話していたな。
当時はまだ運送業の景気もよかったから、前職で貯めたお金でHONDAのスポーツカー『NSX』とレーサー仕様のレアバイク『NR』も買ったんじゃないのかな? どちらも中古で買ったらしく、当時はそんなにプレミア価格は付いてなかったよ。『NSXは300万円くらいで買いました』とか言ってたし。俺も昔はバイクとか車は好きだったから、趣味を共有したかったんだろうね。ウチに来るたびに『エアロパーツ組んだんですよ』とか『フルカバーのヘルメット買ったんですよ』とか『Sタイヤに買えて、今度富士スピードウェイに行くんですよ~』なんて自慢しにきてさ。たしかヘルメットは十数万円したとかで『ぜひ被ってみてくださいよ』とか言うもんだから『お前のニオイしかしねえのに被りたくねえよ』と冗談交じりに返したら、あっちも笑ってたよ」
元同僚は「空気の読めないところはあったよね」
この男性にとって、趣味に生きがいを見出す「同僚」はまぶしくもあった。「そうして自慢されるたびに『こんなのに金かけてバカだな~』と茶化してたけど、俺としてはやっぱり趣味に生きられる人って、うらやましかったんだよね。逆にあいつからは女性の話なんて一度も聞いたことないし、前職のころに結婚してることは知ってたけど、浮いた話も一切ゼロって感じ。だから話の流れで、ある日に『実は最近離婚しまして…』と聞いたときは『ご苦労さん。車とバイクに夢中になりすぎたんじゃないの?』と言ってやったら、本人も気にする素振りもなく『ハハハ』と笑ってたよ」
そんなバイクと車のオタクに「異変」が起こったのは約3年前のことだった。「配達途中にウチに寄ったあいつに『最近乗ってんの?』と聞いたら『乗ってるには乗ってますけど、そろそろ売るかもしれないです』と言い出したんだよ。理由を聞いたら『もう年だし、近所を周るのもラクな車にしたいんですよね』とか『維持費も高いし、それだったら乗ってくれる人に乗ってもらったほうがいいかなって』とか言うもんだから、ちょっと感心したね。だって車好きでも、乗らずにコレクションにする人も多いわけでしょ? そんななかで、乗ってもらえる人に車を譲ろうとしてると知ったときは『こいつは本当に車が好きなんだな』って思ったよね」
このとき和久井容疑者がA子さんにハマって貢いでいることは、同僚には一切感じさせることはなかったという。「趣味に生きる人ってみんなそうだと思うけど、和久井はとにかく、一方的に自分の好きなモノについて話すというか、悪く言えば空気の読めないところはあったよね。こっちの反応が薄くても、『この前、HONDAの青山一丁目のショールームで電動自動車を試乗してきたんですよ』とか『今度F1の上映会があるんですよね』みたいなことを永遠に話し続ける。
当時は給料をすべて趣味に注ぎ込んでいて、もうそれしか見えていない感じだった。だからキャバクラの女性に対しても、そうして前のめりになっていったんじゃないのかな。ましてや女性のために大好きな車やバイクまで売ったそうだし、それで騙されたというのなら相当思うところもあったんじゃないの」いずれにせよ、25歳で命を奪われたA子さんの運命は悲しすぎる。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。メールアドレス:[email protected](Twitter)@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

能登地震、関連死30人認定へ 犠牲者大幅増の可能性も

石川県は14日、能登半島地震の「災害関連死」に関する市町との合同審査を実施し、3市町の30人を認定することを決めた。各市町が近く正式に認定する。今回の地震で関連死認定は初めてとなる。県内各市町には100人以上の認定申請があり、今後の審査次第では地震の犠牲者が大幅に増える可能性がある。
県はこれまでに関連死を15人と公表しているが、法令上は関連死の「疑い」で正式には審査を経て市町が認定する。県は「疑い」15人の一部は認定の決まった30人に含まれるとした。含まれる人数は明らかにしていない。
審査は医師や弁護士ら5人の委員で担い、非公開。この日は35人について審査し、珠洲市14人、輪島市9人、能登町7人をそれぞれ関連死と認めることを決めた。珠洲市の5人に関し審査を続ける。
能登半島地震の犠牲者数は14日時点で、倒壊した家屋の下敷きになるなどの直接死が230人に上っている。行方不明者は輪島市の3人。
地震による負傷者は14日時点で、重傷と軽傷を合わせて1200人。3873人が避難生活を続けている。

プレサンス元社長の無罪確定事件で「逮捕は待った方がいい」検事の1人が進言…しかし主任検事が逮捕判断 検事らの陳述書

地検特捜部の検事が「逮捕は待つべき」と進言していたことがわかりました。 プレサンスコーポレーションの元社長・山岸忍さん(61)は、学校法人の土地取引をめぐる横領事件で、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが無罪が確定しました。 山岸さんは国に損害賠償を求めて裁判を起こしていますが、5月14日に山岸さんの代理人が会見を開き、国側が裁判所に提出した特捜部の検事らの陳述書について明らかにしました。 陳述書によりますと、検事の1人は、逮捕されていた学校法人の元理事が「山岸さんが事件に関与した」という供述について“撤回”を申し出たことを受けて、主任検事に「山岸さんの逮捕は待った方がいい」と進言したということです。しかし、主任検事は「撤回前の供述のほうが信用できる」として逮捕に踏み切ったということです。 今年6月、大阪地裁ではこの主任検事らの証人尋問が行われる予定です。

「警察に通報してほしい」…大声張り上げる「つばさの党」への苦情、183件

4月の衆院東京15区補欠選挙で、政治団体「つばさの党」が他陣営の選挙活動を妨害したとされる事件で、東京都選挙管理委員会は14日、つばさの党に関する苦情や問い合わせが補選期間中に少なくとも183件あったと明らかにした。
都選管によると、つばさの党陣営が、他陣営の演説場所で大声を張り上げる様子を見聞きした有権者らから、「公職選挙法に違反するのではないか」「警察に通報してほしい」といった声が寄せられた。公選法には選挙妨害への選管の対応を定めた規定がないため、公選法に抵触する可能性が高いと判断した事案は、警視庁に情報提供したという。
また都選管は今回の問題を受け、公選法で選挙妨害が禁止されていることを周知するちらしを作成した。公式SNSに掲載したほか、7月の都知事選の立候補予定者説明会などで配布するという。

火災マンションから高齢女性の遺体 搬送の男性死亡 男性が火をつけたか

14日午後、大阪府のマンションで火事があり、高齢女性の遺体が見つかったほか、男性1人が死亡しました。この男性が火をつけたとみられています。
火事があったのは、大阪府寝屋川市にあるマンションの一室です。
警察によりますと、午後1時半ごろ、管理会社から「異臭がする」と警察に通報がありました。
警察官が駆け付けると、部屋の中に人影がありましたが、玄関に鍵がかかり、入れない状態で、その後、爆発音とともに黒い煙があがったということです。
火はおよそ30分後に消し止められましたが、部屋から、腐敗が進んだ高齢の女性の遺体が見つかったほか、40代の男性が意識不明の状態で病院に運ばれ、その後、死亡しました。
自治会の副会長
「自治会とか祭りのときに手伝いをしてくれた。仲のいい親子と聞いた」
この部屋には高齢の母親と息子が住んでいたということで、警察は遺体は母親とみて身元の確認を進めるとともに、死亡した男性が火をつけた可能性もあるとみて調べています。