自民、皇族数確保の優先主張=衆院議長、結論時期示さず―皇位継承策

与野党の代表者は18日、衆院議長公邸で、安定的な皇位継承の在り方に関する検討結果について政府から報告を受けた。自民党の茂木敏充幹事長は、報告に従い皇族数確保の議論を優先するよう主張。細田博之衆院議長は結論を得る時期や次回会合の日程は示さず、まずは各党・会派ごとの意見集約を求めた。
会合には、衆参両院議長とすべての政党・会派の代表者ら、松野博一官房長官が出席した。
茂木氏は、報告の「皇位継承の問題と切り離して、皇族数の確保が喫緊の課題」との記述を引用し「同じ認識だ」と強調。立憲民主党の野田佳彦元首相は「安定継承への回答が先延ばしされている」とただしたが、政府側は答えなかったという。
自民党は今後、麻生太郎副総裁を座長とする検討組織で協議する。ただ、安倍晋三元首相ら保守派には、皇位継承の議論が女性・女系天皇の是非に発展することへの警戒感が根強い。会合後、茂木氏は記者団に、秋篠宮家の長男悠仁さまを念頭に「継承の安定性はある程度担保できている」と指摘した。
これに対し、立民の検討委員会(野田委員長)は女性・女系天皇を含めて議論する方針。共産党の小池晃書記局長は記者会見で「男性に限定する合理的理由はない。女性・女系天皇も認められるべきだ」と訴え、日本維新の会の馬場伸幸共同代表も会見で、個人的な見解だと断りつつ「いろんな制度を検討すべきだ」と述べた。
[時事通信社]