外出していた義母を待ち伏せ、帰宅直後に殺害か…上半身に刺し傷が集中

茨城県笠間市平町の民家の庭先で住人の小谷朋子さん(57)が殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕された児玉大地容疑者(25)(千葉県柏市)が、外出先から帰宅する小谷さんを待ち伏せしていたとみられることが捜査関係者への取材でわかった。小谷さんの首や胸に、少なくとも十数か所の刺し傷があったことも新たに判明。笠間署は、児玉容疑者が強い殺意を持って小谷さんを襲ったとみている。
発表によると、児玉容疑者は17日正午頃、小谷さん宅の庭先で、小谷さんの首などを刃物で切りつけて殺害した疑い。容疑を認めているという。
児玉容疑者は小谷さんの長女(25)の夫。捜査関係者によると、長女は事件前、児玉容疑者を残し、実家の小谷さん宅に滞在していた。小谷さんは17日の午前中、長女や孫と車で外出していたといい、帰宅した直後に襲われたとみられる。
小谷さんの刺し傷は、首や胸など上半身に集中していた。笠間署によると、死因は首を切りつけられたことによる失血死の可能性がある。
笠間署は19日、児玉容疑者を水戸地検に送検した。