新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い、発熱外来に予約が殺到しています。そのため、発熱などの症状を訴えていても受診できないケースが相次いでいます。 1月27日、大阪府では新たに9711人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また8人の死亡者が確認されました。感染の急拡大で街中のPCR検査場では長蛇の列ができていますが医療機関も同様です。 大阪市中央区にある「小畠クリニック」。発熱などの症状を訴える人や濃厚接触者からの電話が鳴りやみません。受診予約も満杯の状態です。 電話を切っても… (電話応対をする小畠昭重院長 1月26日) 「PCR検査は今日はいっぱいです」 検査できる数に限りがあるため1日に40人近く予約を断ることも。より多く対応できるよう検査キットの確保に努めていますが十分な量とはいきません。次にいつ入荷するのかも見通しが立たない状態です。 (小畠クリニック 小畠昭重院長) 「抗原検査キット、何とか確保して7箱。1箱で10人分」 日々対応にあたる院長は『陽性となる人の割合』について、これまでと明らかな変化を感じているといいます。 (小畠クリニック 小畠昭重院長) 「桁違いですね今回は。抗原検査の陽性率は100%に近い。熱があって検査すると。PCRの陽性率はきのう(1月25日)は5割を超えましたね」 こうした中、今週、政府は新たな方針を示しました。 (後藤茂之厚生労働大臣 1月24日) 「検査を行わなくても臨床症状を持って診断をすることも可能である旨をお示しします」 自治体の判断で感染者の家族などの濃厚接触者に症状が出た場合に、検査を受けなくても医師が『コロナ感染』を診断できるというものです。院長はこうした動きを評価する一方で、市販の検査キットなどを使った自主検査が増えていることには懸念をにじませます。 (小畠クリニック 小畠昭重院長 1月26日) 「鼻の突っ込み方も弱いし、自分で検査をやって陰性だから大丈夫だと熱があるのに会社に行ったりするのはやめてほしい」 症状がある時は外出を自粛して状況に応じて医療機関を受診する。収束に向けた適切な選択が求められています。