大崎事件「強力な証拠得られた」 第4次再審請求の審理終結 鹿児島

1979年に鹿児島県大崎町で男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などで服役した原口アヤ子さん(94)の第4次再審請求の進行協議が28日、鹿児島地裁であった。同日までに検察・弁護側の双方が最終意見書を提出し、審理は終結。今後、地裁が再審開始について判断を示す。
男性の死因について、確定判決は首を絞められたことによる窒息死と認定したが、弁護側は側溝に転落した自転車事故に伴う事故死だったと主張。新証拠として示した救命救急医の医学鑑定などを基に、この日の協議で約1時間半の最終意見陳述をした。
非公開の協議後に記者会見した弁護側によると、3月中の決定などを求める上申書を地裁に提出したが、裁判長は「約束できない」と述べたという。
森雅美弁護団長は会見で「強力な証拠が第4次再審では得られた。アヤ子さんが元気なうちに無罪を勝ち取りたい」と早期決定を求めた。一方、鹿児島地検は「新証拠に明白性がない。再審請求には理由がなく、速やかに棄却されるべきである」とした。【宗岡敬介】