韓国反対で見送りの方向を一転、佐渡金山をユネスコに推薦へ…世界文化遺産

岸田首相は28日、文化庁の文化審議会が世界文化遺産の国内推薦候補に選んだ「

佐渡島
(さど)の金山」(新潟県)について、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)へ推薦する方向で最終調整に入った。韓国が反対していることから、登録は困難とみて見送る方向だったが、自民党内や地元から推薦を求める声があがっていた。
複数の政府関係者が明らかにした。首相は28日に林外相や末松文部科学相らと協議した上で、同日中に推薦決定を表明する見通しだ。政府は速やかに推薦を閣議了解し、2023年のユネスコ世界遺産委員会での登録を目指して、提出期限の2月1日までに推薦書をユネスコに提出する。
佐渡島の金山を巡っては、韓国側が「強制労働があった」として選定の撤回を求めている。日本政府は韓国の主張を否定しているが、韓国は3月に大統領選を控えており、日本が推薦決定した場合、政治問題化する恐れがあるとして外務省などは推薦に消極的だった。
これに対し、自民党の安倍元首相が「論戦を避ける形で登録を申請(推薦)しないのは間違っている」と述べるなど、保守派議員らが反発を強めていた。