大学生がアプリ運営者装いID入手、680万円不正送金…資産は1・4億円に

愛知県警などの合同捜査本部は28日、ブラジル国籍で三重県四日市市八王子町、私立大3年の男(21)を不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。
発表によると、男は昨年5月26、27日、他の者と共謀し、不正に入手したIDとパスワード(PW)を使って、沖縄県に住む、50歳代男性のインターネットバンキングの口座にアクセスし、他人名義の暗号資産交換業者の口座に計680万円を送金した疑い。容疑を認めている。
男らは、男性が利用していたスマートフォンのメモアプリの運営者を装ったショートメッセージを送って偽サイトに誘導する「フィッシング」の手口でIDとPWを入手。アプリ内に保存されていたネットバンキングのID、PWを使って不正アクセスしたとみられる。暗号資産交換業者の口座は、SNSで知り合った人物から1万5000円で購入。口座に移した現金は、ビットコインに替えるなどして、出所をわからないようにする「マネーロンダリング」を行っていた。
男が使用するウォレットアプリからは暗号資産や米ドル計1億4000万円分が見つかった。調べに「20~30件の不正送金を行った」と供述しており、合同捜査本部が、裏付け捜査を進めている。