19年前の強盗殺人、被告に無期懲役判決 東京地裁

東京都足立区で平成14年、面識のない男性会社員=当時(23)=を殺害し金品を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われた無職、川瀬直樹被告(50)の裁判員裁判の判決公判が2日、東京地裁で開かれ、佐伯恒治裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
被告は事件から16年後の30年12月、警視庁浅草署に出頭。遺留品に残されていた不鮮明な指紋を最新技術で鮮明化し、被告の指紋と一致した。
判決理由で佐伯裁判長は「犯行は人を人とも思わない極めて無慈悲なものだ」と指摘。弁護側は、被告には犯行時、統合失調症の影響があり、自首も成立しているとして刑の減軽を主張していたが、「精神障害が犯行に直接影響したとはまったく認められない。自首は成立するが16年もの期間が経過しており、経緯をみても精神障害による妄想などが(自首の)きっかけで、減軽が相当とはいえない」と退けた。
判決によると14年12月21日ごろ、男性が住むアパートの一室に侵入。男性を包丁で切りつけたりフライパンで殴ったりするなどして殺害した後、現金約1万円や商品券十数枚などを奪った。