追加接種「高年齢層で特に効果」か…60~70代、3回目の後に「中和抗体」急増との研究結果

新型コロナウイルスワクチンの接種でできる「中和抗体」の量は、3回目接種後に60~70歳代で急増するとの研究結果を、国際医療福祉大が発表した。高年齢ほど2回目の接種から時間がたつと中和抗体の量が少なくなる傾向があるが、追加接種で回復するとみられる。
中和抗体はウイルスに結合して感染力を失わせ、発症や重症化を防ぐ。藤田烈准教授(感染症疫学)らのチームは、同大の関連病院に勤務し2回接種から7~9か月たった21~77歳の医療従事者ら187人について、米ファイザー製ワクチンの3回目接種前と接種の2~3週間後で、中和抗体の量の変化を比較した。
その結果、中和抗体の量は3回目接種後、平均で34倍に増えた。年代別では、接種前に60~70歳代の中和抗体は20歳代より低かったが、60歳代は同50倍、70歳代は同91倍に増え、20歳代の量に近づいていた。藤田准教授は「追加接種は高年齢層で特に効果があるとみてよい」と指摘している。