森田健作氏、石原慎太郎さんに千葉県知事選出馬の背中押された「『森田、出ろ』と…」…悼む声が相次ぐ

芥川賞作家で元東京都知事の石原慎太郎さん(享年89)の死去から一夜明けた2日、悼む声が相次いだ。日本維新の会で共同代表を務めた橋下徹氏(52)や前千葉県知事の森田健作氏(72)が石原さんへの思いを語った。
東京・大田区の自宅には東京都の小池百合子知事(69)や安倍晋三元首相(67)、福田康夫元首相(85)らが弔問に訪れた。いずれも報道陣の質問には応じず、うつむきがちに車に乗り込んだ。供花も岸田文雄首相(64)や麻生太郎自民党副総裁(81)らから次々と届いた。
橋下氏は、石原さんが晩年、最も期待した政治家といわれる。橋下氏は民放テレビ番組で「ご体調のことは聞いていましたので、この時期なのか、と思いました。いろいろと本当にランダムに家に電話をかけてくださって…。本当に残念です」と言葉を絞り出した。
自民党が政権奪還する直前の2012年11月、橋下氏は石原さんらが設立した太陽の党と合流し、日本維新の会を結党。共同代表に就任した。14年に野党再編や憲法観の違いなどから分党。「飲みながら大激論になったこともあった」と違う道を歩むことになった当時を回想した。
最後に会ったのは昨年12月13日。石原さんの自宅で面会した。「たわいのない話から、国のこと、皇室のこと、うちの子供のこと…。車椅子に乗っていましたが、石原節は健在でした」。玄関まで見送ると「友よ、ありがとう」と言葉をかけられ、握手をして別れたという。
また、国会議員時代から石原さんと親交のあった森田健作氏は東日本大震災が発生した際の対応など危機管理の手腕をたたえ「石原さんだから首都圏はまとまった。優しさを持ち、強いリーダーシップがあった」と振り返った。
森田氏は05、09年と千葉県知事選に挑戦。「石原さんから『森田、出ろ』と背中を押してもらった。知事はもともと目立たない存在だったが、石原さんが知事になって注目されるようになった。もっともっとご意見番として頑張ってほしかった。本当に残念です」と悼んだ。