野岩鉄道、行き先表示器や方向幕盗まれる 「秘境走る路線」で人気

栃木県日光市と福島県の会津地方南部をつなぐ「野岩鉄道」(日光市)は3日、車両内に設置されていた行き先表示器などが盗まれたと発表した。同社からの被害届を受け、福島県警南会津署が窃盗事件として調べている。
野岩鉄道によると、始発発車前の1日午前5時半ごろ、福島県南会津町の会津高原尾瀬口駅で、運行の準備をしていた職員が車両に取り付けられていた行き先表示器や方向幕などがなくなっていることに気づいた。夜間は電車の扉は施錠されていたという。
野岩鉄道は栃木、福島両県間の山間部30・7キロを走る。周辺に民家や商店などがない駅も多く、鉄道愛好家から「秘境を走る路線」として人気がある。1月には愛好家をターゲットにしたテレビドラマにも取り上げられた。
同社の担当者は「行き先表示器などは安全運行やお客様の案内に欠かせないもので、被害にあったことは悲しい」と話している。【鴨田玲奈】