新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を加速させるため、自衛隊による大規模接種が7日、大阪市内の会場で始まった。7月末まで開設される予定。1日当たりの接種回数は最大960回でスタートするが、岸田文雄首相はこの日午前の衆院予算委員会で、14日をめどに2500回程度まで拡大する方針を明らかにした。
会場は大阪市中央区久太郎町2の民間ビル「堺筋八木ビル」。約160人のスタッフが対応に当たり、米モデルナ社製を接種する。3回目用の接種券を持ち、2回目接種から6カ月以上が経過した18歳以上が対象となる。
会場には高齢者を中心に希望する人たちが続々と訪れ、若者の姿も見られた。兵庫県芦屋市の大学3年生、猪熊晃成さん(22)はぜんそくの持病があり、地元自治体よりも早く接種できる自衛隊接種を予約した。昨夏の2回目接種後は39度の高熱が出て副反応への不安もあるが、「重症化のリスクを抱えているので早めに接種できて良かった。あとは副反応が出なければうれしいです」と話した。
自衛隊は2回目接種まで、大阪府立国際会議場(大阪市北区)で1日最大約5000回の接種をしていたが、イベントなどの予約が入っており会場を変更し、接種枠を縮小した。
接種希望者は防衛省のホームページや無料通信アプリ「LINE(ライン)」、専用ダイヤル(0120・296・567)での予約が必要。13日までの接種枠はすでに埋まっている。14日以降の接種枠について、7日午後6時から予約を受け付ける。【鶴見泰寿、隈元悠太】