家畜が突然いなくなるケースが、ここに来て群馬県内で再び相次いでいる。昨年12月以降、県中部の養豚場3か所で子豚計22頭が消えた。県警は盗難に遭った可能性があるとみて調べている。
JA前橋市や県中部家畜保健衛生所によると、前橋市北部で昨年12月下旬、養豚場2か所で子豚7頭と3頭がそれぞれ消えた。1月下旬には伊勢崎市でも子豚12頭が突然いなくなった。いずれも防犯カメラは設置されていなかった。豚が自力で豚舎のドアを開けることはできないという。
7頭が被害に遭った前橋市の養豚場では、豚舎に侵入者を感知するセンサーライトを設置したが、センサーが届かない場所の豚がいなくなっていた。経営者の男性(60歳代)は「まさか自分の豚舎で盗まれるとは思わなかった。何者かが外部から入り、CSF(豚熱=
豚
(とん)コレラ)を持ち込まれるのも困る」と憤った。
県内では2年ほど前に家畜が相次いでいなくなった。その後、収まっていたが、再発した格好だ。県は「防犯カメラに加え、豚舎と外の防護柵に二重に鍵をかけると効果的だ」(畜産課)と盗難防止策の強化を呼びかけている。