宮城県大崎市鳴子温泉の国道47号沿いに立つ巨大こけしの頭部が7日、落下しているのが見つかった。頭上に積もった雪の重みで首が折れたためとみられる。けが人はなかった。鳴子特産のこけしをPRする「広告塔」として親しまれてきた。関係者は人的被害がなかったことに一安心しつつ、今後どう修理するか頭を痛めている。
巨大こけしは、「岩下こけし資料館」の入り口に設置されている2体のうちの1体。1983年の開館に合わせて作られた。グラスファイバー製で、頭部までの高さは約6メートル。直径約2メートルの頭部は空洞で、2人で押して動かせるほどの重さという。
資料館の遊佐妙子代表によると、出勤してきた7日午前10時半頃、資料館脇の地面に転がっているこけしの頭部を見つけた。
仙台管区気象台によると、鳴子温泉地域では6日に9センチの積雪があり、7日朝も秒速2~3メートルの風でふぶいていた。こけしの頭上の雪は下ろせないため、6日時点で、これまで降った雪が50センチほど積もっていたという。
遊佐代表は「交通量の多い国道側に倒れていたらと思うとぞっとする。これまで親しんでもらっていたので残念。直せるようなら直したい」と話す。今後修復するかどうかは業者と相談して決めるという。