千葉県船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」と、広島県呉市のゆるキャラ「呉氏(くれし)」がデザインされた「ふなっしー×呉氏コラボ・セーラーショルダーバッグ」が製作された。昨年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた呉市を支援しようというもので、ふなっしーの呼びかけで実現した。どうしてなのかって? 「だって仲間だろ」とふなっしーは語る。
ふるさと納税の返礼品に
呉市のバッグ製造業「制服のフジ」が生産している「セーラーショルダーバッグ」。中央にはふなっしーと呉氏が仲良く肩を並べたデザインが刺繍(ししゅう)されている。「くれし」に引っかけた9月4日に、同市のふるさと納税の返礼品として追加された。
このコラボ実現の裏には、ふなっしーと呉氏の昨年7月以来の“友情”があった。
同月14~16日、東京都新宿区の明治神宮外苑で、ふなっしーが全国のゆるキャラたちを集めた「ご当地キャラFES~梨祭り2018~」を主催した。ここにに呉氏も出演することになっていたが、直前にあった西日本豪雨の影響でキャンセルとなった。
この事態に、ふなっしーは「少しでも呉市の力になりたい」とイベントの収益を同市に寄付することを宣言。同年8月に同市を訪れ、「くれし」にちなんだ904万円を寄付した。このときは市内の小学校などを訪問し、「一緒に頑張ろうなっしー」などと被災者らを勇気づけたりもした。
「僕たちは仲間だろ~」
ふなっしーは、その後も呉市への支援を続けた。今年5月には同市で開催された「呉ご当地キャラ祭」に出演。ステージでパフォーマンスを披露し、「困ったことがあったから駆けつけた。僕たちは仲間だろ~」と話していた。
今回のコラボもふなっしー側から提案があり、実現したという。
呉市秘書広報課の担当者は「ふなっしー側の関係者には呉市出身のスタッフもいることから、復興支援などでいろいろとお世話になっており、本当に感謝しています」と話す。
ふなっしーは取材に対し、「地方のキャラクター同士が手を結び、新しい形の支援ができるのではないかと思って提案したなっしー」とコメント。今年はふなっしーの地元・千葉が台風15号の影響を受けているが「ふなっしーも心を痛めておりますなっしー。毎年くる災害に対応できるように、誰もが支援できる仕組みを、みんなで考えなくてはいけない時代だと思うなっしー」と話した。
コラボバッグについての問い合わせは呉市収納課(0823・25・3226)。