1月に6歳で亡くなった岡山市の西田真愛ちゃんが昨年9月に鍋の中に長時間立たされるなどした虐待事件で、岡山県警が強要容疑で母親と交際相手の男を逮捕してから16日で1週間。室内のカメラが捉えていた虐待の数々は、捜査幹部が「想像を絶する」と語るほど過酷で執拗な内容だった。市は近く有識者会合を開き児相の対応を検証。専門家は「虐待が相次ぐ中、短期間でリスク判断する力が必要になっている」と指摘する。
「かくれんぼをしていた娘が布団にくるまって倒れている」。昨年9月25日、真愛ちゃんは母親の彩容疑者(34)の119番で搬送され脳死状態に。1月に低酸素脳症で死亡した。捜査関係者によると搬送前に体を布団で巻かれた状態で、窒息した可能性がある。
室内に監視用とみられるカメラが複数あり、昨年9月の映像には最長で6時間近く鍋の中に立たせられ、泣きじゃくる真愛ちゃんの姿があった。
虐待は昨年9月以前にもあり、日常的だった疑いがある。
市こども総合相談所(児相)は2019年4月、交際相手の暴力が疑われるとの連絡を受け、真愛ちゃんの額にあざがあるのを確認。だが、船橋容疑者の暴行と特定できず保護を見送っていた。