新潟県村上市の米菓製造大手「三幸製菓」荒川工場で6人が死亡した火災で、消防が2020年9月にこの工場に立ち入り検査した際、火災が起きた建物について避難誘導灯の作動不良など6項目で不備を指摘していたことがわかった。その後、同社は改修計画書を提出したが、誘導灯については触れられていなかった。消防は今年の立ち入り検査で、実際に改善されているか確認する予定だったという。
今回の火災では、複数の従業員が取材に対し、「停電で建物内が真っ暗になった」「人につかまらないと歩けない状態だった」と話した。県警や消防は避難誘導灯が正常に作動していたかどうか調べる。村上市消防本部によると、20年の立ち入り検査で不備があったのは、誘導灯のほか、消火器や消火設備、自動火災報知機など。荒川工場では19年11月に米菓の製造機械から火が出るなど、過去に8件の火災が起きていたことがわかっている。