「屋根を見せてください」と勧誘、工事費詐取容疑 22歳社長ら逮捕

屋根瓦の工事費をだまし取ったとして愛知県警生活経済課などは14日、群馬県高崎市の住宅リフォーム会社「信誠ハウジング」社長、平林凌容疑者(22)=同市飯塚町=ら男性4人を詐欺容疑で逮捕した。平林容疑者らは愛知のほか、長野や群馬でも修理を請け負い、これまでに約1億3600万円を売り上げていたとみられる。
他に逮捕されたのはいずれも同社で働いていた、長野県上田市中央、無職、小林哲大(21)▽群馬県高崎市上大類町、会社員、込山湧也(22)▽同市大橋町、パート従業員、和田亮人(22)――の3容疑者。小林、込山の両容疑者は勧誘、和田容疑者は施工担当だった。契約は平林容疑者が結んでいたとみられる。
容疑は4人は共謀して、2020年8月28日ごろ愛知県安城市の女性(82)方を訪れ、屋根瓦工事が必要として工事を契約させたが、施工せずに工事費140万円をだまし取ったとされる。
同課によると、4容疑者は「屋根を見せてください」などと訪問し、屋根の写真を見せながら「瓦を全部めくってやり直さないといけない」などと言い、勧誘していたという。いずれも瓦修理に関する資格は持っていなかった。
同社に関しては、21年12月14日までに国民生活センターに「高額請求された」「施工がずさん」などの相談が22件寄せられていた。
一方、リフォームに関する相談は後を絶たない。愛知県消費生活総合センターによると、外壁塗装や床下のシロアリ駆除などの工事でも、高額請求などの相談が寄せられているという。同センターは「急に訪問してきて『見積もりは無料』などと言って契約しようとする業者には注意。工事が必要な場合は数社から見積もりを取るなどして決めてほしい」と呼びかけている。【森田采花】