眞子さん問題が解決してもなお続く秋篠宮家へのネガティブキャンペーン

【皇室のトリビア】#54
秋篠宮家が批判の矢面に立たされている。「小室批判」がまさか秋篠宮さまにまで飛び火するとは思われなかったのに、いまや秋篠宮さまが皇室を危機におとしめているかのような書かれ方である。眞子さんと小室さんが結婚して渡米したのだから問題は解決したのに、なぜ秋篠宮家が批判されるのだろうか。
2017年9月に眞子さんと小室さんが婚約内定会見をしてから、結婚して渡米する21年までの秋篠宮さまの会見は5回行われているが、それらの会見記録や眞子さんが公開した文書などから推理してみたい。
眞子さんが婚約発表をした年の11月、秋篠宮さまは誕生日の会見で小室さんの印象を問われ、こう答えている。
「非常に真面目な人だというのが第一印象でした。(略)また、娘のこと、娘の立場もよく理解してくれていると思います」「本人たちが幸せだと思う家庭であれば、それでいいなと思います」
同じく紀子さまも「丁寧で穏やかな印象を受けました」と絶賛していて、娘の結婚を素直に祝う喜びが伝わってくる。
ところがその翌月、小室さんの母親と元婚約者の金銭問題を週刊誌が報じてから事態は変わった。なにしろ「皇室」というブランドは永遠に色あせないし、皇室に関わる人のゴタゴタとなれば週刊誌が飛びつくのは当然で、各社があの手この手で小室家の「借金トラブル」を報じた。さらにこれらの記事を転載したネットニュースに何百万という人がアクセスしたものだから、まさしく狂乱状態だった。こうした事情から、翌年2月、宮内庁は眞子さんの結婚行事を20年まで延期すると発表する。
この年、秋篠宮さまは誕生日会見で、眞子さんの様子と結婚の見通しを問われてこう語っている。
殿下「やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」
妃殿下「(殿下を振り向かれて)私は後でお話ししても。今でよろしいでしょうか(殿下に確かめられる)」
殿下「最近はそれほど、娘と話す機会がないので、よく分かりませんけれども、公の依頼されている仕事、(略)一所懸命行っていると思います」
これは宮内庁のホームページから引用したものだが、気になる点が2カ所ある。まず納采の儀(結納に相当する)は、多くの人が「納得し喜んでくれる状況」にならないとできないという発言だ。何をもって喜んでくれる状況と判断するのだろう。現実的に考えたら週刊誌などマスコミの報道なのだから、もう少し深慮すべきだった。
■「おかしい」と思わせた言動は何だったのか
婚約内定3年後の20年11月の会見で秋篠宮さまは、「結婚することを認める」と述べた後、「あくまで私の主観になりますけれども、感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」と語っている。親として結婚を認めたが、皇嗣としては認めてませんよとちゃぶ台返しをしたようなものだ。このとき秋篠宮さまは何を基準に判じたのだろうか。
さらに、娘の結婚相手が批判にさらされ、婚約そのものが延期されたうえ、結婚も暗礁に乗り上げかねない状況なのに「娘と話す機会がないので、よく分かりません」とはどういうことだろうか。
かつて秋篠宮さまと眞子さんは、性格もよく似て仲むつまじい親娘と言われたのに、ピンチに立たされている愛娘になぜ手を差し伸べられなかったのか。この時点で、なんだか秋篠宮家はおかしいぞ、と思い始めた人は少なくなかった。(つづく)