資産家女性「全裸殺害」の怪…1.5億円の生命保険に加入、現金70万円そのまま

1億5000万円の生命保険がかけられた資産家女性は、全裸のまま浴槽に顔を突っ込み、右手首には結束バンドが巻かれ、体の一部が腐敗した状態で水死していた。
大阪府高槻市八幡町の住宅で昨年7月、この家に1人で住む都市銀行グループの事務員、高井直子さん(54)が何者かに殺害され、遺体で見つかった。
4連休明けの昨年7月26日、高井さんが出勤せず連絡がつかなかったため、心配した上司が別居の親族に連絡。上司と叔母が鍵がかかっていない掃き出し窓から室内に入り浴室で高井さんの遺体を発見した。死亡時期から3日ほど経っていた。
■室内荒らされず、突然死を装ったか
「右手だけでなく、左手首にも縛られた痕が残っとって、死亡時には両手首を拘束されとったようや。目立った外傷はなかったが、体の一部にうっ血があった。室内には争ったり、荒らされたような形跡はなく、テーブルの上には携帯電話や現金2万円が入った財布、70万円入りの封筒、キャッシュカード、印鑑、通帳がそのまま残されとった。廊下や浴室の電気もつけっぱなしで、テレビやエアコンもついたままやった。突然死を装ったのかも知れんな」(捜査事情通)
多額の資産を持つ高井さんは2社の生命保険に加入。計1億5000万円の生命保険がかけられ、受取人は昨年、養子縁組をした東京都内の20代の男性になっていた。府警は昨年秋、男性宅を家宅捜索し、任意で事情を聴いている。
保険金の受取人になっていた男性によると、高井さんとは、高井さんの職場の同僚を通じて知り合い、養子になったのは、高井さんからの打診だったという。関西テレビの取材に答えている。
殺害された高井さんは大学卒業後、府内の地方銀行に就職し、現在の会社に転職。一人娘で、80代の母親は7年ほど前、老人介護施設に入所。以来、高井さんは敷地面積80坪超の大きな戸建て住宅で1人暮らしをしていた。
■自宅に出入りする人の気配なし
子供の頃から高井さんをよく知る近隣住民がこう言う。
「直ちゃんが生まれて間もないころ、両親が離婚し、お母さんとの2人暮らしが始まった。家はもともと、お母さんとこの家系が所有しとった。直ちゃんとは長いお付き合いやけど、養子の話なんか一回も聞いたことない。えー、ウソーって、ホンマ、びっくり。どこの誰かも知らんし、普通は親戚の子とかを養子にするのにね。若い時分は結婚の話もあったけど、『お母さんに反対された』って言うとった。お母さんにしてみたら、一人娘やから、出ていかれるんが嫌だったのかも知れんね」
母親が老人ホームに入ってからは、ほとんど人の出入りはなかったようだ。
「子供のころからしっかりしていて勝ち気で警戒心が強い子やから、よう知らん人を家に上げることなんてあり得へん。男っ気もないし、他人が家に出入りするのも見たことがない。ホンマ、何があったのか……」(前出の近隣住民)
なぜ外傷もなく、結束バンドを巻かれたまま全裸で死んでいたのか。養子になった男性は、事件との関与を否定している。