3歳孫を暴行、死亡させた疑い 46歳祖母を逮捕 大阪・寝屋川

大阪府寝屋川市の住宅で2021年7月、3歳だった孫の男児に暴行して死亡させたとして、大阪府警は1日、祖母で介護士の寺本由美容疑者(46)を傷害致死と暴行の疑いで逮捕した。男児は脳に強い衝撃を受けて死亡したとされ、全身には多数のあざも確認された。府警は日常的な虐待の有無や動機を捜査する方針。
逮捕容疑は7月30~31日、自宅で預かっていた孫の豊岡琉聖翔(りせと)ちゃん(当時3歳)の頭や胸などを何らかの方法で殴打して死亡させたとしている。30日には、寝屋川市内の飲食店で琉聖翔ちゃんの頭を1回殴った疑いも持たれている。寺本容疑者は「琉聖翔が食事の前に水をがぶがぶ飲んだので注意したが、頭を殴ったかどうか覚えていません」と容疑を否認しているという。
府警捜査1課などによると、琉聖翔ちゃんは東大阪市内の住宅で両親らと暮らしていた。両親は7月27日から、仕事の都合で琉聖翔ちゃんを寺本容疑者に託し、育児を任せていた。寺本容疑者は琉聖翔ちゃんの父親の母親にあたる。
琉聖翔ちゃんは31日午後に体調が急変。家族の一人が「高熱が出ていてけいれんし、呼吸もないように思う」と119番して救急搬送を要請したが、琉聖翔ちゃんは死亡が確認された。
府警が遺体を詳しく調べた結果、琉聖翔ちゃんの頭や顔、胸など全身の6カ所に皮下出血の痕が残されていた。頭に強い衝撃を受けたことに伴う脳ヘルニアで死亡した疑いも判明。死亡当時は寺本容疑者が琉聖翔ちゃんの面倒を見ていたことなどを踏まえ、府警は逮捕に踏み切った。
近くに住む女性は「(寺本容疑者は)会えば仕事の話を気さくにしてくれる人だった。昨年夏に救急車が来て騒ぎになっていたが、幼い子が虐待で亡くなったのであれば本当にかわいそうだ」と話した。【安元久美子、郡悠介】