防衛省は2日、ロシア機と推定されるヘリコプター1機が同日午前10時23分ごろ、北海道・根室半島の南東沖で日本領空を侵犯したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応。領空に接近しているとの通告や侵入したことに対する警告をしたが、いずれも応答はなかった。外務省が外交ルートを通じロシアに厳重抗議し、再発防止を強く求めた。
ウクライナに軍事侵攻したロシアが極東地域でも、経済制裁をしている日本に挑発行為をした可能性がある。防衛省は「ロシアは日本周辺で活動が活発化している。警戒監視、情報収集に万全を期す」と説明。詳しい飛行状況を分析している。