岸田文雄首相は2日の参院予算委で、ロシアがウクライナ侵攻の拠点とするベラルーシについて、ルカシェンコ大統領を含む個人や団体への制裁と輸出管理措置を週内にも実行すると表明した。ウクライナ侵攻にベラルーシが明白に関与していると重ねて強調。日本の領土内に米国の核兵器を配備し共同運用する「核共有」政策に関し「政府として議論することは考えていない」と明言した。
ウクライナ侵攻を巡り、首相は力による一方的な現状変更の試みだとして「明白な国際法違反であり、断じて許容できず厳しく非難する」と語った。その上で「わが国としてこのことを示すため断固として行動する」と述べた。