2018年にパチンコ店内で催涙スプレーを噴射し、客や店員ら計12人を負傷させたとして、大阪府警西成署は3日、別の事件で服役中の松本明秀受刑者(49)を傷害の疑いで逮捕したと発表した。松本容疑者が刑務所内から同署に容疑を認める手紙を送り、関与が浮上したという。
逮捕容疑は18年8月17日夜、大阪市西成区玉出中2のパチンコ店「パチンコ&スロット123玉出店」で催涙スプレーを噴射。店員や客計12人に軽傷を負わせたとされる。容疑を認めている。
同署によると、松本容疑者は当時、店内でけんかとなった男性客にスプレーを噴射し、居合わせた客らを巻き込んだという。この男性客の行方は分かっていない。
松本容疑者が21年6月、服役中の刑務所から同署に「パチンコ店でスプレーをまいた犯人は私です」などと書いた手紙を郵送。同署が裏付け捜査を進めていた。【清水晃平】