浜松市中区佐鳴台で8日夜、無職浦山毅さん(79)と妻の秀子さん(76)、孫の山田健人さん(26)の3人が殺害された事件で、静岡県警は9日、別の孫で、夫婦と同居する無職山田悠太郎容疑者(22)を毅さんに対する殺人容疑で逮捕した。静かな住宅街で起こった惨劇に、付近の住民や知人から驚きや悲しみの声が上がった。
現場近くに住む男性(44)は8日夜、付近の家のチャイムを鳴らし、「警察を呼んでください」と叫ぶ人が走り回る姿を目撃したという。「付近には血のついたナイフやハンマーが落ちていた。
凄惨
(せいさん)な光景だった」と声を震わせた。毅さんと2日前に会ったという80歳代の女性は「元気そうだった。トラブルも聞いておらず、ショックだ」と表情を曇らせた。
9日午後に現場を訪れた秀子さんの姉(79)は、規制線の前でしゃがみ込み、手を合わせた。報道陣に「一生懸命働いて頑張ってきたのに、本当に悔やまれる」と肩を落とした。
健人さんの友人という男性(27)は「優しい人で、釣りとビールが大好き。よく飲みにいった。まだ信じられない」と話した。
浦山さん夫婦と山田容疑者らは6人暮らしで、8日は健人さんら孫2人が訪れていたという。県警は、親族間のトラブルがあったとみて、集まった経緯など詳細を調べている。