「長年苦しんできた原告を否定する判決だ」。B型肝炎訴訟で、損害賠償請求権が消滅したとして患者側の訴えを認めなかった11日の札幌地裁判決を受け、原告らは落胆の声を上げた。
原告の1人で北海道日高地方の70代男性は、2012年の提訴から10年争っており、「一日も早く精神的苦痛から解放してほしい」と厳しい表情。「国が救済の道を開き、問題が早急に解決されることを願う」と訴えた。
北海道弁護団代表の佐藤哲之弁護士は「除斥期間の起算点を適切に解釈し、被害救済を受けられる人の範囲を少しでも増やすために知恵を絞るのが裁判所の役目」とした上で、今回の判決は「不満で納得できない」と話した。
原告側弁護団によると、今回の原告と同様、症状の悪化や再々発で苦しむ慢性肝炎の患者らが全国で訴訟を起こしている。
[時事通信社]