茨城県ひたちなか市内で街路灯を壊したとして、ひたちなか署は13日、住居不定で県立高2年の男子生徒(17)を器物損壊の疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
発表によると、男子生徒は1月9日午前2時半頃、同市石川町で街路灯2基(約19万2000円相当)を足で蹴るなどして壊した疑い。市内では計82基が壊されており、同署は他にも関与した者がいるとみて調べている。
街路灯は夜間に歩行者の足元を照らすため、市が市道脇の歩道に設置している。高さは60センチと90センチの2種類。支柱に直方体や円筒形の点灯装置が据え付けられている。市は昨年12月21日から1月末にかけ、同市石川町と青葉町で支柱や点灯装置が破壊されたり、点灯装置が外されたりした82基を確認しており、被害額は約1700万円に上るという。
市によると、夜間に散歩する市民も多い。市には「物騒で怖い」といった声が寄せられていたという。