長男に暴行、ペルー人父に有罪 津地裁「度を越したしつけ」

三重県鈴鹿市の自宅で、児童相談所が一時保護した長男(8)を保護の解除後に暴行、けがをさせたとして、傷害罪に問われたペルー国籍の父親ベネガス・ペレス・ジュリオ・ヤイル被告(27)に津地裁は15日、「しつけと称して度を越した暴力を振るった」として、懲役2年、保護観察付き執行猶予3年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。
柴田誠裁判官は判決理由で「虐待を繰り返し、常習性が認められる」と指摘。保護解除後、暴行がエスカレートしており「明らかに常軌を逸している」と非難した。
一方、被告が反省していることなどを踏まえ、執行猶予を付けた。