ロシアの揚陸艦4隻、津軽海峡を通過…極東部隊をウクライナに輸送か

防衛省統合幕僚監部は16日、ロシアの揚陸艦4隻が津軽海峡を通過したと発表した。4隻は同日、青森県の尻屋崎沖から津軽海峡を通って、日本海に航行したのが確認された。
揚陸艦は大量の兵力を輸送できる。日本政府はカムチャツカ半島などの極東に展開する部隊をウラジオストクに運び、シベリア鉄道や空路などでウクライナ方面に移動させる可能性があるとみている。
ロシアのウクライナ侵攻は計画より遅れているとされる。防衛省幹部は「極東の部隊まで投入するのであれば、ロシアの苦戦は明らかだ」と分析している。
ロシア軍は10~11日にも駆逐艦など10隻が津軽海峡を航行するなど、日本周辺の活動を活発化させている。