13日に投開票された石川県知事選の当選証書授与式が16日、県庁であり、初当選した馳浩氏(60)に当選証書が授与された。馳氏は「県民からの負託に応えられるよう身を律して、県民のために公平、公正に尽くしたい」と抱負を述べた。任期は27日から4年間。
28年ぶりに県政トップが交代する知事選で、馳氏は前金沢市長の山野之義氏(59)、元参院議員の山田修路氏(67)との保守系3分裂の大混戦を制した。
授与式で県選管の坂井美紀夫委員長は「県民の期待は大きく、責任も非常に重い。県政発展のために活躍を祈念する」と述べた。
式後、馳氏は報道陣の取材に「当選した実感が改めて湧いてきた。県民の生活と命が懸かっていることを肝に銘じて取り組みたい」と語った。【阿部弘賢】