ウクライナ大使、横浜市長らに「戦後の復興支援」要望

ロシアによるウクライナへの侵攻をめぐり、ウクライナの都市オデッサと友好関係にある横浜市の山中竹春市長と市議会の清水富雄議長は16日、東京・西麻布にある駐日ウクライナ大使館を訪問。コルスンスキー大使と面会し、横浜市が取り組む募金活動などの支援内容を伝えた。コルスンスキー大使は戦闘の早期終結を見据え、「戦後」の復興支援を要望した。
山中市長は「ロシアによる武力行使は国際秩序を著しく乱すものであり、許すことができない」と述べ、清水議長は「侵攻翌日に市議会が横浜の思いを伝える声明を出した。ウクライナの一日も早い安心安全を望んでいる」と述べた。
コルスンスキー大使は「ウクライナは勝利する」と力を込め、「オデッサを横浜のような美しく住み心地のよいまちに復活させてほしい」と訴えた。
訪問を終えた山中市長は横浜市役所で記者団の取材に応じ、「人道支援として義援金2千万円をウクライナの赤十字社に今週中にも送金する」と明らかにした。また清水議長も「議会としても義援金の準備を進めている」と述べた。