経済産業省は22日夜、会見で「(揚水発電の)揚水量不足による停電の可能性、今晩そのような事態に陥ることは回避できる見通し」と発表した。この日は東日本エリアでは電力需給が非常に厳しい状況となっていたが、節電の効果などもあり、回避できるめどが立った。なお、同省では引き続きの節電を呼びかけている。
節電の効果が出て停電を回避したことで、ネット上では一安心する声が広がった。「やったぜ。引き続き節電しましょ」「みんなでがんばった」「冬の停電は石油ストーブや湯たんぽで我慢できるけど真夏のエアコンなしはムリ」「電車動いてるし、通り道も明るかったからとりあえず良かった」「引き続き無駄な電力は使わずに、気をつけていこう」などの声がツイッター上でつぶやかれている。
東京電力はこの日、電力の需給状況がきわめて厳しく、午後8時以降に200万~300万軒規模の停電が発生するおそれがあると説明していた。東電によると午後8時以降に揚水式水力発電の運転が停止した場合、「約500万kW(200万~300万軒規模)の停電が発生するおそれがあります。そのため、さらに毎時200万kW程度の節電が必要であり、もう一段の更なるご協力をお願いいたします」と呼びかけていたが、効果が出た形となった。
16日に発生した福島県沖を震源とする地震の影響で東日本における一部の発電所の継続的な停止に加えて、さらなる電源の計画外停止や、この日の悪天候による太陽光出力の低下、寒波による暖房需要の増加などにより、東日本エリアでは電力需給が非常に厳しい状況となっていた。