千葉「隠れ停電」も600戸 25日午後1時現在で10市町146戸停電

台風15号に伴う千葉県内の停電について、東京電力は25日午後1時現在、富津市や君津市、鋸南(きょなん)町など10市町の計146戸が停電していると発表した。電柱の高圧線が復旧していないためという。また、高圧線が復旧しても電柱から住宅への引き込み線などの損傷で起こり、全容が把握しにくい「隠れ停電」も同日午前0時現在で約600戸に上ることを取材に明らかにした。
東京電力パワーグリッドのホームページで停電戸数を示す欄は24日夜の時点で、数字がない「ゼロ」の状態だった。東電によると、大多数が復旧した場合に「ゼロ」とするシステムのため、実際は停電が解消していない家が残っている。倒木や道路陥没、土砂崩れなどでたどり着くのが難しい現場があり、停電解消は28日以降にずれ込む見込み。
電柱には高圧線と低圧線があり、低圧線や住宅への引き込み線の損傷によって電気が届かない「隠れ停電」も起きている。高圧線による停電よりも現状把握が難しいという。東電は住民からの問い合わせや、家庭に設置され通信機能を持つ電力量計「スマートメーター」で状況を把握しているが、スマートメーターは全戸になく、全容は分かっていない。
発表する停電戸数に隠れ停電を算入していない理由を東電は「短時間で解消を見込んでいるため」と説明している。【安藤いく子】