選択的夫婦別姓調査に改めて疑問 野田氏、法相は反論

野田聖子男女共同参画担当相は29日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度に関する政府の世論調査を巡り、法務省が「通称使用の法制度」を回答の選択肢に入れたことについて「国民にとって非常に分かりづらい」と述べ、改めて疑問を呈した。
一方、古川禎久法相は同日の記者会見で「設問自体には全く問題ないと考えている」と反論。政府内で見解が分かれる形になっている。
世論調査は法務省が設問を作成し、25日に内閣府が結果を公表した。夫婦同姓の制度を維持した上で「旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」との回答が42.2%に上った。