新型コロナ「BA・2」型拡散で〝第7波〟か 37都道府県で前週を上回る新規感染者数 「乃木坂46」のメンバー12人感染も確認

このまま感染「第7波」が来てしまうのか。新型コロナウイルスの直近7日間の新規感染者数が、37都道府県で前週を上回った。20代など若者を中心にリバウンドの兆候が出ている。感染力が強く免疫を回避する性質があるとされるオミクロン株の派生型「BA・2」の割合が週内に6割に達し、主流化するというのが不気味だ。

厚生労働省にコロナ対策を助言する専門家組織の分析では、29日までの直近1週間の全国の新規感染者数は前週比1・04倍で、約1カ月半ぶりに増加に転じた。北海道や東京、大阪、福岡、沖縄など各都道府県で前週よりも増加した。専門家組織の脇田隆字座長は「流行初期にみられる飲食店での20代の感染割合が増えている。しばらくは平時への移行期間との認識が必要だ」と指摘した。
東京は30日の新規感染者が9520人と1週間前から約3000人増加。20代が最多で、10代未満や10代を含めると5014人と過半数を占める。65歳以上の高齢者は418人と少ない。
アイドルグループ「乃木坂46」のメンバー12人の感染を運営会社が31日発表した。メンバーの山崎怜奈(24)と林瑠奈(18)が28日、体調不良でPCR検査を受けたところ感染が判明。29、30日にメンバー全員が検査をし、和田まあや(23)ら10人の感染が確認されたという。
国立感染症研究所は現状のBA・2の割合が6割程度とし、5月上旬にはほぼ完全に置き換わると分析した。
BA・2について、ウイルスの細胞への侵入を防ぐ中和抗体を保有する人の割合は28%だったと横浜市立大のチームが30日、発表した。従来株で87%、デルタ株では74%で中和抗体が確認されたといい、後藤温教授(疫学)は「オミクロン株には免疫から逃避する性質があると言われており、今回の結果はそうした性質を反映したものと考えられる」と話す。ワクチンの3回目接種で抗体が補強されるといい、接種率の加速が課題となる。