神奈川県藤沢市は、片瀬宮畑遺跡から、約2900年前の縄文時代晩期の高潮もしくは、津波と考えられる堆積(たいせき)物が確認されたと発表した。暴風雨による高潮か地震に伴う津波の痕跡とみられる。縄文晩期の状況を知る貴重な資料で、今後の災害研究にも役立つ発見という。
発掘調査は宅地造成に伴い、2021年4月12日~5月10日に実施された。地層から堆積物の黒い層が見つかり、放射性炭素年代測定を行ったところ、約2900年前の縄文晩期と分かった。高潮や津波とみられる痕跡の発見は県内初という。
縄文晩期は市中心域の大半が海だったとみられ、今回の発掘現場は湾に面した一角と推定されている。【因幡健悦】