群馬県みどり市笠懸町鹿の住宅で3月30日、住人の男性が死亡した火事で、県警は2日、遺体の状況から男性が殺害された疑いが強まったとして殺人と放火の疑いで、県警桐生署に109人体制の捜査本部を設置した。
死亡したのは無職、船戸秋雄さん(73)。県警によると、火事は3月30日午後7時45分ごろ119番通報があり、船戸さんは出火後、消防隊員に1階の居間部分で発見された。搬送先の病院で死亡が確認され、死因は外傷性ショック。顔や頭、首などに多数のあざがあり、肋骨(ろっこつ)や肩甲骨などが折れており、気道のすすは少量だったという。県警は、鈍器のようなもので殴られた可能性もあるとみて調べているが、トラブルなどの相談は無かった。
船戸さん方は、木造2階建て約108平方メートルで、全焼した。船戸さんは一人暮らしで、同日の午前中には畑にいたことを県警が確認している。
現場はJR両毛線岩宿駅から南西方向に約1・7キロ、家屋や畑が並ぶ住宅地。【川地隆史】