ロシアの侵攻を受けたウクライナの避難民20人が5日、日本の政府専用機の予備機で羽田空港に到着した。首相特使としてポーランドを訪れた林外相の帰国に合わせて来日した。政府は官民で連携し、避難民を積極的に支援していく方針だ。
松野官房長官は記者会見で、20人の内訳について、6~66歳の男性5人、女性15人と説明した。自力で渡航手段を確保することが困難な来日希望者で、日本に身寄りのない人も含まれているという。
20人は新型コロナウイルスの検査で、全員が陰性と確認された。政府が用意したホテルや親類宅などで3日間待機し、8日の検査で陰性なら、国内で自由に行動できる。
政府は避難民のニーズに合わせて、就労や日本語教育の支援を行う予定だ。企業や自治体からの支援の申し出は679件(4日時点)に上り、政府は避難民の要望とのマッチングを進める。避難民は90日間の短期ビザ(査証)で入国しており、希望者は就労可能な在留資格「特定活動」に切り替えられる。
政府は3日までに計404人の避難民を受け入れている。松野氏は「人道的な観点から幅広く、柔軟に受け入れていく」と述べた。