「医師や看護師いる」と虚偽の託児室パンフ、乳児死亡させた元施設長の有罪確定

宇都宮市の認可外保育施設「託児室といず」(閉鎖)で2014年、宿泊保育中の山口

愛美利
(えみり)ちゃん(当時9か月)が熱中症で死亡した事件を巡り、虚偽の説明で保育料をだまし取ったとして詐欺罪に問われた元施設長の木村久美子被告(65)について、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は4日付の決定で被告側の上告を棄却した。懲役6月とした1審・宇都宮地裁と2審・東京高裁の判決が確定する。
1、2審判決によると、木村被告は、愛美利ちゃんの両親に、嘱託医や看護師がいるなどの虚偽の内容を記載した施設のパンフレットを渡すなどして、14年1~7月に計約80万円をだまし取った。
木村被告は、愛美利ちゃんを死亡させたなどとして保護責任者遺棄致死と暴行の罪で、懲役10年の実刑が16年に確定している。
愛美利ちゃんの父親(56)は「言葉の話せない赤ちゃんを利用して親をだました悪質な犯罪。娘が亡くなった大本にはこの詐欺事件がある。有罪が確定する意義は大きい」と話した。