地球から135億光年離れた銀河の候補を観測したと、東京大や早稲田大などの研究チームが7日発表した。これまでの最遠方記録より1億光年遠く、初期宇宙の成り立ちなどの解明につながる可能性があるという。論文が科学誌アストロフィジカル・ジャーナルに掲載される。
宇宙は138億年前に誕生し、数億年後に初期の銀河ができたとされる。1光年は光が1年間に進む距離で、遠いほど古い銀河を観測していることになる。
チームは70万個以上の天体について、ハワイにあるすばる望遠鏡などの1200時間以上の観測データを解析。宇宙誕生から3億年後の明るく光る銀河の候補を見つけ出した。活発に星が形成されているか、活動的なブラックホールを持つ可能性があるという。
今後、高性能なジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で詳細な観測を行う。
播金
(はりかね)優一・東大助教(天文学)は「今後の観測で、この銀河の特徴を明らかにしたい」と話した。
単独の星の観測では、千葉大などの国際チームによる地球から129億光年離れた星が最遠方記録となっている。
大阪公立大の大西利和教授(電波天文学)の話「宇宙の初期に、どのように銀河が形成されて進化してきたのかを理解する上で重要な発見だ」