山口県警が2021年に受理した10万件あまりの110番のうち、県警の業務と関係ない通報が3割近くを占めていたことが分かった。うち、いたずら電話は1万3000件を超え、過去10年で最多。県警は緊急通報に限った正しい利用を呼びかけている。(谷口善祐)
県警の110番受理件数は、16~19年に11万件前後で推移していたが、新型コロナウイルス感染拡大で、人の動きが減ったことなどから20年は10万1132件に減少した。21年も新型コロナの影響が続き、10万2937件でほぼ横ばいだった。
21年の110番のうち、警察の業務と関係のない無効通報の件数は前年より2410件多い2万8532件。内訳は、いたずら電話が1万3877件と過去10年で最多だった。次に誤接続が4635件、無応答が4204件だった。
誤接続にはスマートフォンの操作を誤った例もあった。機種によっては電源ボタンを5回押すとブザーが鳴り、カウントダウンの後、110番される機能があり、止められずに通報してしまう例がある。親のスマホを子どもが触っていて通報してしまうケースもあるという。
無効通報には「タクシーを呼んでくれないか」「店の電話番号を調べてくれ」といった不適切なものも含まれる。県警地域運用課の藤原英明次長は「緊急の対応を必要としている県民に素早く対応するためにも、正しく110番を利用してほしい」と話している。
緊急性がない用件の場合は、最寄りの警察署や交番への連絡、警察相談ダイヤル(#9110)の利用を呼びかけている。