感染後60日以内に再感染の可能性も…感染力強い変異ウイルス「基本的感染予防が一番」

大阪府における新型コロナウイルスのオミクロン株「BA.2」疑いの検出割合は、3月28日~4月3日で49.7%でしたが、4月4日~4月10日では70.7%となっていて、「BA.2」への置き換わりが進んでいると言えそうです。 また4月11日には「BA.1」や「BA.2」よりも感染力が高いとされる『XE』系統が国内で初めて確認されました。オミクロン株の「BA.1」と現在、置き換わりが進む「BA.2」の遺伝子が組み合わさったウイルスとされています。 高齢者施設などでコロナ患者の治療を続けてきた訪問診療チームKISA2隊の小林正宜医師に話を聞きました。新たな変異ウイルスはすでに感染した人にとっても脅威となるのでしょうか? (KISA2隊 小林正宜医師) 「世界で発生した新しい株や組み換え体は、早めに日本に入ってくるものだと思います。BA.1に感染したからといって“数か月は感染せずに大丈夫だ”という認識はやめておいた方がいいのではないかと思います」 4月9日に行われたKISA2隊の医師らによるオンラインセミナーでは、「BA.1」に感染した人が60日以内に「BA.2」に再感染する可能性が示されました。また「BA.2」の感染拡大力は「BA.1」の約1.3倍で、『XE』は「BA.2」より12.6%も感染スピードが速いとされています。 (KISA2隊 小林正宜医師) 「ある程度の免疫力はつくと認識していますけれども、そのあと早期にBA.2に感染する可能性も指摘されていますので、引き続き感染予防に努めることが大事だと思います」 感染力が強いとされるXE系統の出現で“第7波”が現実味を帯びる中で気になる話もあります。塩野義製薬が実用化を目指す新型コロナウイルスの飲み薬について、動物実験で胎児の骨格に異常が確認されていたことがわかったのです。塩野義製薬は「妊婦への使用は推奨されないと考えている」としています。 まだ出口が見えないコロナ禍。小林医師は“今まで通り感染対策を続けてほしい”と話します。 (KISA2隊 小林正宜医師) 「新しいウイルスが入ってきて、いたちごっこみたいな状況になっているんですけれども、当初から変わっていないのが基本的な感染予防対策。それが一番、感染予防の芯にあると思っていますので、そこは変わらずに続けていくのがいいと思います」