取手の殺人・死体遺棄 逮捕の元経営者 店に放火し保険金詐取か

茨城県取手市の路上で2021年6月に男性の遺体が見つかった殺人事件で、殺人や男性の勤め先のマージャン店への放火などの疑いで逮捕された千葉県流山市のアルバイト店員、大坪宗一郎容疑者(31)=死体遺棄罪で起訴=が、店舗の火災により保険金を受け取っていた疑いがあることが、捜査関係者への取材で判明した。容疑者は同店の元経営者で、茨城県警は両事件の因果関係などについて調べている。【長屋美乃里、宮崎隆】
県警は、千葉県我孫子市天王台2のマージャン店従業員、北田和彦さん(当時59歳)に対する殺人と死体遺棄容疑で大坪容疑者を逮捕。さらに、遺体を遺棄したとされる約1時間半後の21年6月9日早朝に、同市天王台1の同店に放火して全焼させたとして、非現住建造物等放火容疑でも逮捕していた。
捜査関係者によると、大坪容疑者は知人からマージャン店の経営を任されていた。火災後に支払われた保険金数百万円の一部は、大坪容疑者が受け取っていたとみて調べている。
県警は、大坪容疑者と北田さんの間に何らかのトラブルがあったとみて詳しい経緯を調べている。保険金の受け取りについても、詐欺容疑での立件も視野に、事件の背景についての捜査を進めている。