東京都渋谷区の都立広尾病院に軽自動車で運び込まれ、置き去りにされた男性が死亡した事件で、男性が酒瓶で殴られていた疑いがあることが21日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁捜査1課は同日、男性の死因は頭部への強い衝撃による脳ヘルニアと発表。死亡したのは北区滝野川の職業不詳田中寿和さん(50)で、全身に多数の傷があったといい、暴行容疑で逮捕した飲食店店員の村田圭司容疑者(32)との関連を調べている。
捜査関係者によると、田中さんには棒のようなもので殴られた痕があったほか、暴行を受けたとみられる飲食店からは血の付いた酒瓶が見つかった。
[時事通信社]