マスクを着けずに議会で発言する権利の確認などを求めて前大分県臼杵市議の若林純一氏(62)が起こした訴訟について、同市と市議会は20日、若林氏が行った訴えの取り下げに同意する書類を大分地裁に提出した。これにより訴訟は終結した。
若林氏は4月の市議選で落選しており、今月、「市議でなくなり、マスクなしでの発言を求める意味がなくなった」として、訴訟の取り下げ書を地裁に出していた。
中野五郎市長は「司法に判断をゆだねるべき合理的な理由がなく、多くの市民が望んでいない訴訟であると認識している」とのコメントを発表した。