阿武町職員にネット中傷、節度ある対応求める町長…元々の原因には「返す言葉もない」

山口県阿武町が新型コロナウイルス対策関連の給付金4630万円を誤入金し、全額が出金された事件を巡り、インターネット上で職員が

誹謗
(ひぼう)中傷されているとして、町が節度ある対応を求めている。事実無根の書き込みなどが確認されており、一部の職員が心身の疲弊を訴えているという。
「重要なお願いが一つあります」。給付金の9割を法的に回収できるめどが立った24日の記者会見で、花田憲彦町長は心ない書き込みなどの情報が拡散していると指摘。「『元の原因を作ったのは自分たちだろう』と言われれば、返す言葉はありません」とした上で、「節度ある対応をお願いします」と語った。
町によると、誤入金の発端が職員のミスと認めているが、ネット上の書き込みなどで職員らが心を病むような状況になり、職員の家族にも二次被害が及んでいるという。
一方、苦情や批判の電話が町役場に1日数百本も寄せられている。職員が対応に追われ、つながりにくい状況が続いている。一時は「なぜ町役場に電話がかからないのか」と、別組織の町社会福祉協議会に電話をかけてきたケースもあったという。