カズワン陸揚げは6月1日 乗客家族に船体公開へ 知床観光船事故

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は29日、作業船に積まれているカズワンの船体を6月1日に網走港(北海道網走市)へ陸揚げする予定を明らかにした。1日午後には、乗客の家族らに船体を公開する。国土交通省の木村次郎政務官は29日夕、船体公開について複数の家族から参加の連絡が来ていることを明らかにした。
また、1管などは29日、北海道警や自衛隊などと協力して事故現場周辺海域などで大規模な捜索を始めた。1管によると、引き揚げた船内を28日に捜索したが行方不明者は見つからなかったことなどに伴うもの。31日までの3日間、船舶延べ約70隻、航空機延べ約20機の体制で実施する。
29日は船舶11隻と航空機5機が出動した。北方領土・国後島周辺の海域も捜索したが、29日夕までに行方不明者発見などの報告はないという。
事故では、乗員乗客計26人のうち、14人の死亡が確認され、12人は行方不明のままとなっている。
1管は、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)にも立ち会いを求めて船体の現場検証を28日に行うなど、業務上過失致死容疑で捜査している。
【高橋由衣、加藤佑輔】